モミジイチゴも咲いていました。下向きで、花がまばらにつくこの花の雰囲気はなかなか写真で表現できないのですが、これはわりあいうまく取れたように思います。こうして半逆光でみると、花びらがやや透明感があります。同属のニガイチゴの白は不透明な感じがあります。
モミジイチゴ
今日の午後から仙台に行き、そのあと４日まで金華山に行くので、その間お休みにします。
モミジイチゴ
今日の午後から仙台に行き、そのあと４日まで金華山に行くので、その間お休みにします。
この花は印象的なので知っていました。名前も記憶にのこっています。でも山でみたことはありません。これは森林科学園に植えたと思われる状態で咲いていました。チューリップなどに遠からぬものと思いますが、花の外側は模様もありません。内側には点々模様があります。考えてみればチューリップは人が見るように改良されたのですが、野草にとって肝心なのは訪問花昆虫です。お客様は花の内側を見るわけですから、そちらを飾るのは当然のことです。
山の斜面にヤマルリソウがありました。端正で上品な花で、葉も独特のどことなく西洋風の雰囲気があります。植物体はスカスカした感じがします。
ヤマルリソウ
ヤマルリソウ
これも東京ではなかなか見なくなりました。森林科学園にはありますが、この日はとなりのお寺の庭のようなところにありました。アズマイチゲなどと同じ仲間ですが、少しあとに咲きます。
ニリンソウ
ニリンソウ
蝶には春型、夏型があるのは知られていますが、植物ではあまりないと思います。センボンヤリは春にこういう花を咲かせ、一度終わってから秋にまったく違う花を咲かせます。その意味については不勉強でよく知りません。
センボンヤリ 春型
センボンヤリ 春型
その道はゆっくり登っていきましたが、やがて下りに変わりました。そのあたりでジュウニヒトエがありました
。久しぶりに見たような気がします。淡い紫色で同じシソ科のタツナミソウとはかなり印象が違います。たくさん重なっていることからの名前ですが、上品な印象もあるように思います。
「あった、あった」
とよろこんだら、おばさんは
「ほらね」
という顔でした。それでだいたい時間になったので駅に引き返しました。
「どーも」
と言って別れましたが、都会ではない会話にほっこりした気持ちになりました。
ジュウニヒトエ
。久しぶりに見たような気がします。淡い紫色で同じシソ科のタツナミソウとはかなり印象が違います。たくさん重なっていることからの名前ですが、上品な印象もあるように思います。
「あった、あった」
とよろこんだら、おばさんは
「ほらね」
という顔でした。それでだいたい時間になったので駅に引き返しました。
「どーも」
と言って別れましたが、都会ではない会話にほっこりした気持ちになりました。
ジュウニヒトエ
上野原は八王子からすぐですが、少し標高が高いので、季節が微妙に違うようです。東京では終わったものが咲いていたりします。ただ、早春の花ばかりでもなく、キツネノボタンも咲いていました。
キツネノボタン
キツネノボタン
クサイチゴの写真をとったあと、いっしょに（といっても私にはそのつもりはなかったのですが、なんとなくそういう流れになってしまいました）その細道を歩くと、タツナミソウもありました。この花の紫色は花ごとに微妙に違うと思います。
タツナミソウ
タツナミソウ
