自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

エノコログサ 年末のごあいさつに代えて

2011年12月31日 | 植物 plants
大晦日です。一年間、このささやかなブログに訪問してくださいましてありがとうございました。なんだか変わりばえしないことばかりで申し訳ないのですが、そこは大目にご容赦ください。
 一年の最後に何にしようかと思いましたが、これにしました。いつも通勤する道の脇にある空き地のエノコログサです。ネコジャラシともいいます。どこにでもありふれた、誰もふりかえりもしない雑草です。でもどうでしょう、この美しさ。
 私も歳をとって、いろいろ振り返ったりすることが多くなりましたが、少年時代からずっと自然を観察してきて気づいたことというか、到達点は、平凡なものの中にこそ美しさがあるということです。このエノコログサにしても、逆からみればどうということもありません。光の射し方によってまるで違って見えます。逆にいえば、どこにでも美しさがあるのに、気づく人は意外に少ないということです。

よい年をお迎えください。

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タヌキくん

2011年12月30日 | アファンの森
9月下旬のアファンです。

ヤマボウシの赤い実がまっさかりだったので、地面において自動撮影カメラを構えておきました。そうしたらタヌキくんが訪れてくれました。



ヤマボウシを食べにきたタヌキ

ヤマボウシといえば、7月に花が咲き、9月には実っていたのでした。

ヤマボウシ 2011.7.8


ヤマボウシ 2010.9.12
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見上げるコナラ

2011年12月29日 | アファンの森
9月下旬のアファンです。

アファンは「森」とはいいますが、その名前からイメージされる原生林ではなく、雑木林です。ですからさほど大きな木があるわけではありません。その中でこれはなかなか立派なコナラの木です。いや、「なかなか」などといっても私より年上であることはまちがいなく、この木の年輪のどこかで私が生まれたはずです。木を見上げるとき、私たちは子供がおじいさんに接するときのような気持ちになるものです。


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食べられたクルミ

2011年12月28日 | アファンの森
9月下旬のアファンです。

こうして調べると、今年落ちた果肉のついたクルミのほかに、リスやネズミが食べたあとのクルミもみつかります。ネズミが食べたのはクルミの横に穴があいています。クルミの硬さはたいしたものですから、こういう穴をあけるなんてどれだけ丈夫な歯をもっているのだろうと思います。



これに対してリスはクルミの中央にある線の部分を咬んでまっぷたつにわります。




持ち帰ってわかりやすいように撮影してみました。

 

スギの木の下に枝や葉を集めておいてあったのですが、その下にたくさんのネズミに食べられたクルミがありました。どうやらネズミがこの枝のかたまりの中で食べるようです。すごい数がありました。
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クルミ

2011年12月27日 | アファンの森
9月下旬のアファンです。

アファンの森にはオニグルミの木がたくさんあります。大きくみると水が集まる地形だからです。クルミは湿った土地を好みます。アファンでは生き物のつながりを示すような調査をしたいと思っているので、そのひとつとしてクルミに着目しました。クルミはリスとネズミが利用することが知られています。かなりのことも調べられているので、新しい発見はなかなかたいへんそうですが、必ずしも新発見でなくても、自分の眼で確認するという意味でも基本的なことを調べることから始めようと思いました。
 そもそもクルミはどのくらい作られるのだろうか。それを知るためにクルミの木の下で数を調べることにしたのですが、実際にみるとクルミというのは1本で生えていることはあまりなく、かなり探したのですが、完全な1本の木はありませんでした。しかたがないので近くにもう1本はありましたが、そこで調査をすることにしました。
 専門学校の学生さんが実習のあいまなら時間がとれるということだったので、人海戦術で調べることにしました。そのために木の下に格子をとってそのひとつひとつを調べて全体がわかるようにしました。一人が1平方メートルをしらべ、その中にクルミがあったらその中での位置を座標としてx軸、y軸で表現し、ひとつが終われば先に進んでつぎの1平米というふうに調べる訳です。牛歩の歩みといいますが、これは蝸牛の歩みというべきです。


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クリ約

2011年12月26日 | うた
これは「自然日誌」ですから少しはばかる思いを持ちながらときどき脱線しています。私は歌が大好きです。なんでも好きですが、歳をとって「やっぱりアジアがいいかな」なんて思います。なんで今日のブログに歌のことを書くかといえば「クリ約」を見たからです。なんだそれ?という人に説明すると、小田和正の「クリスマスの約束」をファンはそう呼ぶのです。
 今年も昨夜ありました。私はこれを第1回からずっと見て来ました。去年のはとてもよかったことをどこかに書きました。2009年のは豪勢すぎて、なんというかごちそうの食べ過ぎ感と、視聴率意識感にがっかりしていたので、こじんまりした2010年のものを好感をもったのです。んで、昨夜のは?
 逆戻りでした。熱唱の連続で、ひとつひとつはよかったと言えるけど、全体としては「これでもか」だと思います。私が期待する小田和正は、よいものを妥協なしに徹底するがんこさにあり、そのよいものとは洞察力のある感動というようなものです。それを昨夜のクリ約にはあまり感じなかった。
 救いは山本潤子の「卒業写真」でした。後半の大合唱がギラギラのビフテキだとすれば、よいダシのお吸い物で食べる豆腐と白いご飯のようなあっさり感(たとえがジジ臭い?確かに)があり、もともと声のいい人ですが、ツヤやかですばらしい声でした。
 合唱のハーモニーや小田独特のフレーズの重ね方など、楽しめる部分がたくさんあったこと、盛り上がりに感動を覚えたことは事実なのですが、胸の奥にじんわりと感動が残るというものではなく、このプロジェクトが射程を若者へ向けたのかなと、少し寂しさを感じました。
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コブシ

2011年12月26日 | アファンの森
9月下旬のアファンです。

森を歩いているとときどきこの実が落ちています。コブシの果実です。。全体はくすんだ緑色に汚れたような黒が混じっていてぱっとしませんが、その中からニョキッと朱色の実が見えます。でもこれは仮種皮とよばれ、果実ではなく種子です。全体になんだかちょっと気味の悪さがあります。野外ではありますが、白い紙にのせて撮影してみました。


黒姫のコブシは6月10日に花のようすを紹介しました。半年の変化は大きかったです。

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カンボク

2011年12月25日 | アファンの森
9月下旬のアファンです。

花は少なかったものの、果実はいくつかありました。これはカンボクという低木で、鮮やかな赤です。ガマズミなどと同じ仲間で、ガマズミもまた鮮やかな赤色です。この実はそのままついていて、鳥が持ち去るのは冬になってからです。


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サラシナショウマ

2011年12月24日 | アファンの森
9月下旬のアファンです。
これはサラシナショウマといって、人の背丈を超えるほど大きく、純白なのでとても目立ちます。アファンの森の中にもたくさんあって、ヒョウモンチョウなどがよく蜜を吸いに来ています。


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シラヒゲソウ

2011年12月23日 | アファンの森
9月も下旬となると花はかなり限られます。泊まったペンションの鉢に見慣れない花がありました。シラヒゲソウです。ウメバチソウに近いに違いありません。花びらの先がびろびろに切れ込んでいるので、白髪にみたてたのでしょう。葉はウメバチソウによくにていました。散歩したら外にも咲いていました。

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