自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

フキ2

2010年04月30日 | アファンの森
足の踏み場もないほど咲いているフキを少し頂戴して帰りました。あとで天ぷらにしたらなかなかいけました。そういう目でみているとフキはなんだか花のように見えなくなってしまいがちですが、ちゃんとした虫媒花で、ハエがきていました。少し想像をたくましくして見ると、これはエーデルワイスに似ています。ちっとも似ていないって?いえ、似ているのです。

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フキ

2010年04月29日 | アファンの森
4月の17,18日の週末はアファンの森に行きました。まだ雪が残っているということだったので最初の予定をずらしてこの日程にしていたのですが、16日は東京で記録的な「遅い雪」がふり、こりゃあ黒姫は大雪に違いないと覚悟していたのですが、意外にも雪はほとんどありませんでした。わからないものです。
 最初に私たちを歓迎してくれたのは無数のフキノトウでした。明るい林に足の踏み場もないほど咲いていました。まわりの林にはまだ緑がありません。空気はひんやりしていました。

 フキノトウ 2010.4.17 アファンの森
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ニガイチゴ

2010年04月28日 | 植物 plants
里山を楽しんで大学にもどったら、駐車場にニガイチゴが咲いていました。モモジイチゴはよく見るのに、ニガイチゴは案外みるチャンスが少なくなったような印象があります。モミジイチゴの花にくらべると花の白が不透明で、幅も狭くやや貧弱な感じですが、魅力あるキイチゴです。赤い実がなったらまた撮影しようと思います。


ニガイチゴ 2010.4.11 相模原市
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新しい本

2010年04月27日 | 研究など research
筑摩書房の「ちくまプリマー新書」というシリーズで「野生動物への2つの視点」という本が出版されました。研究室の南さんといっしょに書きました。2つの視点とはシカをみる南さんの視点と私の視点で、前者はシカ一頭一頭を識別して追跡する密着取材型、後者はシカを生態系のメンバーとして生き物のつながりとバランスを重視するものです。自然を偏見のない目でしっかり観察しよう、生き物は一生懸命生きている、そのことへの共感をもとうということを書きました。高校生くらいが読んでわかるものにしました。
税込み840円、ま、ラーメン一杯というところです。

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菜の花

2010年04月26日 | 町田里山
「朧月夜」という歌があります。題名は知らなくても「なのはなばたけに入り日うすれ」といえば「ああ、あれか」と知っている人が多いはずです。私はこのうたが妙に好きなのですが、それは、全体に光が溢れる感じがよく出ているからです。菜の花の黄色、山の端の霞、まだ明るい空に浮かぶ白い月、なんだかパステルカラーで、光が乱反射するような感じです。んで、鼻歌で歌うことがありますが、「文部省唱歌」ですから、へそ曲がりの団塊世代としては人前で「好きだ」とは言えないのです。ところが、です。ほかでもないあの小田和正がある作品の中で小学生と一緒にこの歌を歌ったのです。小田といえば、まあ凝り性というか、妥協を許さないというか、したがって凡庸を嫌う、そういう人です。オフコースの頃はきんきんしていました。彼も歳をとったということなのでしょう、音楽にすなおになったのだと思いました。子供と接する小田の姿はとても感じのいいものでした。
 ところで「朧月夜」にしても「故郷」(うさぎおいし)にしても、歌っているのは里山です。私はこういう歌の歌詞を「解読」して近代日本の精神を考え、現代との対比を考え、たくさんの勉強ができました。
 写真は町田の里山で、菜の花畑の後ろの林の下生えがきれいに刈られているのがわかるはずです。里山の自然は人の管理で成り立っています。

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マルバスミレ

2010年04月25日 | 町田里山
マルバスミレはアカネスミレにくらべれば平地にもあり、町中でもみます。でも、白い花や、園なのとおり丸い葉はたっぷりと大きく、立派なかんじがします。タチツボのように株立ちになることなく、せいぜい2,3本の花で咲くのも上品な印象を与えます。

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アカネスミレ

2010年04月24日 | 植物 plants
大学の近くの畑にいったらアカネスミレがありました。葉が丸っこくて産毛があり、花も花弁が丸くて、全体に愛らしい印象があります。タチツボスミレに比べると花の色の赤みをおびた濃い紫も印象的です。よくみると左右の花びら(側弁)に白い毛が密生しています。

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ショカツサイ

2010年04月23日 | 植物 plants
写真のアップがどうしても少しおくれますが、これは4月10日の自宅近くでみたショカツサイです。仙台にすんでいたとき、学会か何かで東京に来てはじめてみました。お茶の水の駅でみたと思います。きれいな花でびっくりしました。菜の花の色違いというのは大胆すぎますが、花びらは4枚で葉もいかにもアブラナ科です。黄色か紫でまるで印象が違うものです。雑草としては歓迎されているもののひとつでしょう。


ショカツサイ 2010.4.10 小平市
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ヤマルリソウ?

2010年04月22日 | 植物 plants
4月3日に青梅にいったときみつけたのですが、たぶんヤマルリソウと思います。ちょっと自信がない。これはまだ花が咲く前で、ぜんまいのように巻いていますが、これが伸びて水色の花を咲かせるはずです。いずれにしてもこの巻いている花序の幾何学的なおもしろさはどうでしょう。こういう螺旋は、ヒツジの角とか、アンモナイトなどの巻き貝にもみられます。うーん、おもしろい。

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赤ん坊とじいさん

2010年04月21日 | 自然 nature
きのうスミレとサクラのこと、つまり生まれたばかりの草本と数十年生きてきた大木の対比を考えました。それとは違いますが、私の中ではちょっと共通すると感じていること、ういういしい娘と還暦をむかえたじいさんです。

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