自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

モンゴル 30

2022年08月31日 | モンゴル
ウンラン

クガイソウ


ハナイカリ
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モンゴル 29

2022年08月30日 | モンゴル
そのお花畑でみた花をいくつか紹介しましょう。名前は「当たらずとも遠からず」です。

Phlomis

シソ科の1種

シソ科の1種

アズマギク

アズマギク

ノコギリソウ

ウスユキソウ

メタカラコウ

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モンゴル 28

2022年08月29日 | モンゴル
私がフウロソウなどが咲き乱れる草はらでうっとりしたような気持ちで花の写真を撮ったりするのをバンディさんが撮影していたようで後で送ってくれました。そうであればもっと嬉しそうな表情をしていればいいものを、と思うような苦虫を潰したような顔をしていたようです。
「世界でこれほど・・・」というほど世界を知りませんが、それでもこんなにきれいな場所はそうはないだろうと思います。


同時に思うのは、こういう美しい草原が数千年、放牧に利用されながらも維持されてきたという奇跡のようなことです。しかし、この日の午前中まで調べてきた放牧をしている場所では強い放牧圧のためにこういう花は見られなくなっていました。その強い放牧圧が拡大して、このような禁牧区がなくなれば、こういう草原がなくならないとは言えません。そのことが心配になりました。


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モンゴル 27

2022年08月28日 | 標本
同じような写真を繰り返します。それだけ私にとって印象的でした。


これがその群落の中の様子で、海老茶色のワレモコウ、薄紫のフウロ、黄色のカワラマツバなどの配色の美しさにはうっとりするほどです。ここにマルハナバチがきてブンブンと羽音を立てているのを感じながらいるとまさに「至福の時」と思えます。

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モンゴル 26

2022年08月27日 | モンゴル
同じ場所の少し違うところの景色。ここでは薄紫色のフウロがたくさんありました。

背景の山にはカラマツ林と草はらがあります。日本だとスキー場などが刈り取られて草はら状になりますが、ここでは自然状態でそうです。というのはこの辺りは地面の下には氷があって、夏には溶けます。その水があれば、水を大量に必要とする樹木も生えることができます。しかし日当たりのよい南向きの斜面はこの氷(永久凍土)がずっと深いところにしかないので溶けても樹木の根には届きませんし、多分溶けない深さにあると思います。だから斜面の向きに応じて林と草原が交互に並びます。

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モンゴル 25

2022年08月26日 | モンゴル



林の間の明るい場所にはヤナギラン が多かったのですが、林の外には別の群落があり、ここで目立つのはワレモコウです。ナンブトラノオ、カワラマツバ、ウスユキソウなど植物をご存知の方は見当がつくと思います。左の方にマメ科の草本があり、これは日本にはないものですが、大半は日本の植物と共通です。
 そのように共通性もありますが、なんと言っても違うのは同じ群落がずーっと続いていることです。家畜が入っていないので、草がのびのびと伸びて、文字通り足の踏み場がなく、自分が歩くごとに数本の花を倒すので心が痛みました。

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モンゴル 24

2022年08月25日 | モンゴル
7月23日に4カ所の調査を全て完了し、午後は時間があったので、近くの森林ステップに行きました。というのはこのあたりはモンゴルの植生の推移帯で、北にはロシアの大河に連なる針葉樹林帯があり、南はステップになりますが、ここはきた斜面は森林でそれ以外はステップというところが多いのです。今回の調査でもダシンチーレンでは森林は断片的でしたが、ブルガンでは多くなりました。調査の目的と同時に、ブルガン県の景観や植物の写真を撮って博物館の展示に使いたいと思っていたので、そのために森林があるところに行ったのです。

その場所は放牧を抑制しているらしく、草原は芝生状ではなく大型の草本類がたくさんありました。特にヤナギラナンは見事で、広い範囲がずっとヤナギラン 群落でした。


ダフリアカラマツとヤナギラン群落

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モンゴル 23

2022年08月24日 | 標本
7月22日に順調に調査ができたので、満足していましたが、天気予報がはずれて23日も晴れました。そこで、欲を出してもう1箇所、ブルガンの東で調査をすることにしました。
 いつもの調査をしてお昼にはカップラーメンを食べて一息入れました。

休憩

これで「できればやりたいが、多分できないだろう」と思っていた4箇所が全てできました。データもとても納得のできるものでした。4箇所の結果は下の図の通りです。青が湿地で、多くの場所でウマとウシが多く、ヒツジで少ない傾向がありました。ウマよりはウシが多いことが多かったのですが、ダシンチーレンだけはウマの方が多い結果でした。またボロさんの近くでは牛馬とヒツジで違いがありませんでした。これに対して黄色の草地では牛馬は少なくヒツジがはるかに多くなりました。


4箇所での湿地(青)と丘の斜面(黄色)でのウマ、ウシ、ヒツジ(ヤギを含む)の糞密度(/25mx25m)

 野外調査、それも海外での調査はなかなか予定通りにはできないことが生じるものですが、今回はできすぎと思うほど順調でした。天気予報では雨となっていましたが、動けなかったのは1日だけでした。我ながらうまく行きました。

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モンゴル 22

2022年08月23日 | モンゴル
7月22日の午後になると青空が見えてきました。25 m四方の大きなプロットを5つ調べるので、結構大変です。ジャガさんとバンディさんは粘り強く調べてくれました。


糞のカウントをするジャガさんとバンディさん




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モンゴル 21

2022年08月22日 | モンゴル
7月21日は小雨で、調査には不向きだったのと、目に見えるでかなり頑張ったので、休養を兼ねてゆっくり過ごし、チョロンさんたちに会うことにしたのでした。ブルガンの街にはレストランもあるので、そこで昼食をとりました。下の写真のような感じで大体において日本人には肉が多すぎるくらいのボリュームです。それに肉には脂身が多くてちょっと閉口します。モンゴルでは脂身こそがご馳走のようです。

レストランでの昼食

調査は完璧にできれば4箇所、そのうち2箇所ができたので日程を考えればあと1箇所ができればいいなと思っていました。モゴドに作った博物館にブルガン地方の景観写真を掲示したいということもあったので、そちらにも時間をとりたいと思っていました。
 22日もモンゴルらしい青空ではなかったのですが、十分調査が出来そうだったので、南のオルホンという集落の近くで調査をすることにしました。


内容は同じで、ワタがいが群落調査をしました。私の調査は道具入らず、長さ2mの折り尺2本があればどこでもできます。これで日本の野山でも、モンゴルでもどれだけ調べたかしれません。

群落調査をする私

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