自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

クモ

2012年04月30日 | 動物 animals
春のお知らせがたくさんあるのですが、ワンポイント休みです。

いつものように研究室でパソコンにむかっていたら、目の前をスーッと降りてくるものがあります。見ると小さなクモでキーボドの上でピタリととまりました。急いでカメラをとりだして写しました。あとでしらべたらどうやらアダンソンハエトリグモという名前らしいです。クモの半分くらいは巣をもたないのだそうです。
「フッ」とふいたら消えました。

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乙女高原の動物について

2012年04月29日 | 乙女高原
乙女高原です。

動物の話題もいくつか。最大のものはアナグマをみたことです。林を歩いていたら、なんだかけっこう大きな動物が二匹こちらに向かって来ます。最初はなんだかわからなかったのですが、どんどんこちらに近づいてきました。まちがいなくアナグマでした。アナグマというのはえらく近視らしく、私に気づいたのは音か匂いだったように思います。突然Uターンして岩のあいだにもぐりこみました。あっけにとられていたので写真はとれませんでした。
 ノウサギの糞があり、場所によってはけっこうまとまってありました。



学生が「あれ?」といったのはヒミズの死体をみつけてのことでした。



そのすぐ脇にキツネの糞がありました。白いのでよく見たらシカの毛でした。死体をみつけて食べるのだと思います。こんなところにも生き物のつながりと、それが時間とともに変化していくことが反映されています。

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ミニうさぎ?

2012年04月28日 | 乙女高原
乙女高原です。

これはなんでしょう。冬芽であることはわかるはずです。見ようによっては丸い顔に大きな2つの耳がちょんと飛び出したウサギのように見えなくもありません。この耳の部分は葉です。ということは対生の植物です。顔の部分は実は花芽です。

 正解はオオカメノキまたの名をムシカリといいます。ガマズミの仲間で、初夏に純白の花を咲かせます。この仲間は冬芽が芽鱗に包まれていません。これを裸芽(らが)といいます。スイカズラ科ですから、対生であることも納得です。



下の写真は5月下旬に浅間山でみたムシカリの花です。アジサイの仲間です。

コメント (2)
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谷地坊主

2012年04月27日 | 乙女高原
乙女高原です。

乙女高原の草原は斜面に広がっていますが、その斜面が集まるところが平らになり、集まったところで水が湧いています。そこに大きめのスゲがあって「谷地坊主」になっていました。これはスゲの株が次の年にその上に株を作り、その次はその上にと、どんどんと上に上に発達するからです。植原先生はこれにサングラスでもかけて子供に楽しませようなかなんて話していました。ヤマアカガエルが産卵していました。

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2012年04月26日 | 乙女高原
乙女高原です。

まだ雪が残っている斜面があり、サクサクとザラメ状の雪の中を歩くのは気持ちよかったです。

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とんがり棒

2012年04月25日 | 乙女高原
乙女高原です。

こんな氷もありました。ゆっくり流れる沢にあったのは、円錐状のものでこれはどういうことでできたんでしょう。下のほうを流れる水が草を軸にして少しずつ上に凍りながら発達していったのかもしれません。先がちょんと尖っているのがおもしろかったです。それに気泡を含んでいて不透明なのもほかの氷と違いました。

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氷棒

2012年04月24日 | 乙女高原
乙女高原です。

そうした枝のひとつをとりだしてみたら、なんかアイスクリームみたいでした。

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氷1

2012年04月23日 | 乙女高原
4月の8日には乙女高原に行って来ました。山梨の塩山にあり、意外に近いです。はじめは「しおやま」だと思っていましたが「えんざん」と読みます。その日はポカポカ陽気でとても気持ちのよい一日ではあったのですが、1900mくらいもあるので、沢では氷が残っていました。草や枝などに流れてきた水が外気が低温なために凍って発達するらしく、おもしろい形をしていました。

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クワ

2012年04月22日 | 植物 plants
ハイキングにもどります。

ハイキングに行ったのは狭山丘陵の一部になります。このあたりを含めて関東地方の丘陵地には広く桑が植えられていました。それは明治政府が唯一の輸出品であった生糸を産み出すためでした。私は相模原市にある麻布大学に通っていますが、これはJR横浜線沿いにあります。横浜線は八王子から横浜に生糸を送るために作られたもので、いわば明治政府が外貨を獲得するために命がけで作ったものです。今はごく少なくなりましたが、それでもときどき桑畑が残っています。繰り返し刈り取られたためにこのようにゴツゴツした節くれ立った樹形になっています。桑の木はそのまま伸びれば5mくらいにもなる背の高い木ですから、これはあきらかに変形されています。葉をとるのが目的ですから枝がたくさん出るため、また取り入れがしやすいためにこういう形にしたのでしょう。思えば「桑」という感じは刈り取られて枝を再生させたこのような樹形を表現しているように思います。
 それにしてもこの樹形、理屈は別として、形としておもしろいと思いました。

コメント (4)
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樹洞について

2012年04月21日 | 植物 plants
「樹洞のもと」についてコメントをいただきました。ありがとうございました。

恥ずかしながら、「木の作りの根本」から全く知りませんでした。いつも熊の冬眠穴を見ながら、その成り立ち、どんな状態になるとウロが出来るのかを不思議に思っていました。木を見る楽しみが一つ増えました。有難うございました。

子供の頃、母の実家が農家で、夏休みに行くのが楽しみでした。木造の茅葺きの家でした。雨戸が板で、その板に節があって穴があいていて、そこから光の筋がもれてくるのでした。それをぼーっとながめているのが好きでした。明るいときに天井や壁をみると板に節があって、なんでこういうものがあるのだろうと思っていました。高校生くらいになってそれがわかりました。そういう「わかった」ということがときどきあります。疑問にも理解にもきりがなくて、それが自然好きの愉しみだという気がします。

樹洞といえば、ことしの3月に金華山に行って、ケヤキにいい樹洞を見つけました。



追伸的に添えます。たまたま「樹洞」で検索したら、こんな写真に出会いました。中国のサイトで、どうやらウマが樹洞に首をつっこんで抜けなくなったみたいです。この姿勢がかわいいと思ったのですが、でも写真をとるくらいなら、助けてやれよという感じです。無断拝借ごめんなさい。

コメント (1)
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