谷津田はいずれ耕起されてイネが植えられますが、それまでのしばしのあいだ野草が生えます。また減反によって放置されるようになった田んぼは湿った場所を好む野草のよい生育地になり、放置の時間によって違う群落になって、それによってさらに多様な群落が出現します。
そういう田んぼにキツネノボタンがありました。この仲間は鮮やかな黄色い花を咲かせます。まだ花びらがあるときからめしべの子房が発達して緑色の果実ができます。それが金平糖みたいです。
ところでこの黄色の花びらはてらてらとした艶があります。ヨーロッパ人はこれを見てバターの艶を連想するらしく、buttercupといいます。そういえば蝶もbutterflyで、キチョウのことだと思いますが、あれをみて「バターのような飛ぶもの」と連想するのですかね。乳製品が日常に深く入り込んでいることを想わせます。
大学生になって生物学の講義を聴けるようになったのがうれしかった頃、植物分類学の先生がこの仲間をRanunculusといい、最初のRanunはRanaつまりカエルのことで、カエルのいるような湿地に生えるからだとおっしゃったことを覚えています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/81/f4497e1613a6f7413fabe1fb2af9ea57.jpg)
キツネノボタン 2008.4.27 町田市小野路
そういう田んぼにキツネノボタンがありました。この仲間は鮮やかな黄色い花を咲かせます。まだ花びらがあるときからめしべの子房が発達して緑色の果実ができます。それが金平糖みたいです。
ところでこの黄色の花びらはてらてらとした艶があります。ヨーロッパ人はこれを見てバターの艶を連想するらしく、buttercupといいます。そういえば蝶もbutterflyで、キチョウのことだと思いますが、あれをみて「バターのような飛ぶもの」と連想するのですかね。乳製品が日常に深く入り込んでいることを想わせます。
大学生になって生物学の講義を聴けるようになったのがうれしかった頃、植物分類学の先生がこの仲間をRanunculusといい、最初のRanunはRanaつまりカエルのことで、カエルのいるような湿地に生えるからだとおっしゃったことを覚えています。
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キツネノボタン 2008.4.27 町田市小野路