自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

母乳から放射物質

2011年04月30日 | その他 others
私はこのブログに「ただちに人体に影響がない」といった日本政府と保安院の発言を批判した。そのころ、甘く根拠のない楽観論で定めて立ち退き範囲はだんだん広がって、その頃「アメリカの基準はおおげさだ」という意味の発言をしていた範囲にまで拡大した。
 さきほどのニュースでは母乳から放射性物質が検出されたという。それでもまだ「害はないから安心してもらっていい」という意味の発言をしている。どうして安心ができるだろうか。あのとき問題がないといわれたから警戒しなかったから体内にとりこまれたのは動かないところであろう。これが赤ん坊の体内に入り、将来、害がないとどうしていえるだろうか。害があったとき、「あのときの摂取との因果関係はわからない」とでもいいのがれるのだろうか。なぜあとで「警戒しすぎだった」といってもよいから可能な限りの安全策をとらないのか。
 今回母乳から検出という事実がわかったことについて、「ただちに影響がないとした判断はまちがっていた。今後はもっと慎重に警戒を強める」というべきではないか。
 東大の先生が原発対策の委員を辞めたらしいが、そういう責任感のある人はもともとあまり委員にされないのだ。「国策」をとるとき、役人はいいかげんな「大丈夫論」をいう御用学者を委員にする。役人は自分たちが責任をとらなくていいように責任は委員会に「振る」が、しかし自分たちが任命する以上、危険な発言をする学者は避ける。まず自分たちに危険がない人選をし、危険があったとしても、「私たちでなく委員会が出した結論ですから」と逃げられるようにしておく。野生動物でも同じような事情があり、私にとってはわりあい大きな問題だが、でも人間の健康という切実な問題にくらべれば、はるかに深刻さはうすい。今回のことはひどいと思う。
 平和ボケの時代が半世紀続くと、役人はここまでずる賢くなるのかと悲観的になる。
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ホタルカズラ

2011年04月30日 | 植物 plants
うーん、これは私が好きな花の中でもかなり上位に位置しそうなものです。仙台で学生時代を過ごしましたが、大学の垣根ではじめて見ました。図鑑の調べ方もわからず、最初からずーっとめくってやっとみつけました。水色の花の色が一部ピンクを帯びていて微妙さがあります。花の形もすなおな5つの星のような形で、植物体に対して大きく魅力的に思えました。どこでもたくさんあるというわけではありません。麻布大学の近くの里山などでもみかけます。小平の薬草園では半分栽培のような形ですが、少しまとまって咲いていました。


ホタルカズラ 2011.4.23 小平市
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シュンラン

2011年04月29日 | 植物 plants
ランは貴重な植物というイメージですが、このシュンランは比較的どこにでもあるなじみのあるランです。その名も春蘭と春をつげるにふさわしく、いわゆる蘭のもつ派手さがない控えめな花です。


シュンラン 2011.4.23 小平市
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コナラの実生

2011年04月28日 | 植物 plants
雑木林の下にコナラの実生がありました。「ナラの木」のこともあって、今年は少し違う気持ちでコナラやクヌギをながめています。こんな小さなのが長い長い時間をかけて大木になるのですね。不思議な感じです。

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ニリンソウ

2011年04月27日 | 植物 plants
4月23日に小平にある薬草園にいってきました。新緑がとてもいい季節になりました。薬草にはそれほど興味があるわけではなく、雑木林をみにいきました。林の中に人が入れなくしてあるので、下生えの植物が豊富なのです。カタクリはすでに終わっていましたが、いくつか花が咲いていました。
 ニリンソウがあちこちにありました。いつもは近づいてとるのですが、群れ咲いているのもいいものだと思いました。


ニリンソウ 2011.4.23 薬草園
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スミレ

2011年04月26日 | 植物 plants
どういうわけか、今年はタチツボスミレがわりあいに少なく、逆にスミレがわりあい目につきます。スミレの仲間はいろいろありますが、これは種の名前が「スミレ」といって「なんとかスミレ」ではありません。学名は「満州のスミレ」という意味です。タチツボスミレが話の縁や林内に多いのに対して直射日光のあたる芝生などに生えます。花の色が濃い紫色です。


スミレ 2011.4.16 小平霊園
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コナラとクヌギ

2011年04月25日 | 植物 plants
小平霊園に大きなコナラの木があります。新緑が芽吹き始めました。写真の左の黄緑色がコナラ、右奥のほうはクヌギです。葉の色が違います。


コナラとクヌギ 2011.4.16 小平霊園
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コナラの花

2011年04月24日 | 植物 plants
目を光らせて探していた春でしたが、今やいたるところに見られるようになりました。これはコナラの花。


コナラの花 2011.4.18 小平市
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樹皮

2011年04月23日 | 植物 plants
デジカメにいろいろな機能があって、モノクロというモードもありました。樹皮などはそのほうがいいと感じることがあります。


クヌギ
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ヨゴレネコノメ

2011年04月22日 | 植物 plants
嵐山の沢にポッと明るく見えるものがあり、よく見るとヨゴレネコノメでした。同じ時期にハナネコノメがあるのですが、この日はみかけませんでした。ネコノメソウは花の下の葉が色づいていて、全体として花のような感じです。スミレを春の陽性の花とすると、エコノメソウはなんとなく陰性です。暗い湿ったところに生えるからでしょう。なのでふつうには人気のある花とはいえず、私もあまり関心をもたないほうですが、それにしても「汚れ」というのは「ネーミングとしてかわいそうでないの?」と思います。よくみれば味わいのある花です。


ヨゴレネコノメ 2011.4.9 相模原市
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