自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

バイオレット・デー

2011年05月31日 | 植物 plants
連休明けとはいえ、乙女高原はまだ春ですから、スミレがいろいろ咲いていました。



ヒナスミレ ピンクが上品


エイザンスミレ 葉がニンジンのように切れ込んでいる。これもピンクが上品。


サクラスミレ 花も葉も立派なスミレ。一株だけ見つけました。私にとっては5年くらいぶりでした。




今回一番たくさんみたのはミヤマスミレ。足の踏み場がないほど咲いているところもありました。

というわけで「今日はバイオレットデーだったね。」と話したことでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乙女高原

2011年05月30日 | 研究など research
山梨県の塩山(えんざん)に乙女高原というところがあります。以前から存在は知っていたのですが、去年、地元で自然保護活動をしておられる植原さんに講演を頼まれたことがあり、知り合いになりました。その後、ここに近いところの出身の学生が入室してきたので、ここをフィールドに卒論研究をしてもらうことにし、その下見に5月14日に訪問したのです。とてもよい天気に恵まれ、楽しい一日になりました。標高が1900mもあるので、まだ早春の風情でした。植原さんは小学校の先生で、ここの動植物のことは熟知しておられ、それらを教育にも使い、また市民をリードして「乙女高原ファンクラブ」を牽引してもおられます。私が招かれたのもその「クラブ」での講演会でした。同行した学生もいろいろ教えてもらっていました。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツクバネウツギ

2011年05月29日 | 植物 plants
白い花が多いなか、実に上品なオレンジ色をまぜた花を咲かせるのはツクバネウツギです。名前の由来は花をみただけではちょっとわかりませんが、「鋭い」人は気づくはず。この写真でも花の付け根にあるガクがきれいに開いていますが、これが果実の段階になるとちょうど羽根つき(つくばね)の羽のようになるからです。でもネーミングに引き面レルことなく、花そのものの美しさを味わいたいものです。この花の大きさはだいたいツリフネソウと同じですが、それは花粉を運ぶマルハナバチの胴体が収まる大きさと形だからです。


ツクバネウツギ 2011.5.5 狭山丘陵
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニガイチゴ

2011年05月28日 | 植物 plants
ここにも白い花。モモジイチゴは早春に咲きますが、ニガイチゴはすこし遅れて咲きます。夏になれば赤い実をつけます(モミジイチゴはオレンジ色)


ニガイチゴ 2011.5.5 狭山丘陵


ニガイチゴの果実 1994.7.4 金華山
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カマツカ

2011年05月27日 | 植物 plants
毎年同じことをいっていて気がひけますが、5月から6月にかけては白い花が咲きます。ガマズミ類もそうですし、このカマツカもそうで、ほかにもたくさんありあます。この季節に発生する宝か昆虫が「白い花好き」なのかもしれません。秋になれば赤い実をつけ、鳥に食べられます。食べてみるとリンゴのような香りがしますが、リンゴとは系統が近いので納得です。


カマツカ 2011.5.5 狭山丘陵


カマツカ 2007.11.9 金華山
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オトコヨウゾメ

2011年05月26日 | 植物 plants
今年の連休はわりあい天気が安定していました。5月5日には狭山丘陵の里山に行きました。雑木林の下にオトコヨウゾメの花が咲いていました。ガマズミの仲間で、何種類かありますが、これが一番小さく、花の数も少ないです。でもひとつひとつの花はやや大きく、よく見るとなかなかきれいだと思います。同じ仲間のコバノガマズミも咲いていましたが、こちらは花の数が多く、大にぎわいという感じです。ガマズミもありましたが、花にはもう少しという段階でした。


オトコヨウゾメ 2011.5.5 狭山丘陵


コバノガマズミ 2011.5.5 狭山丘陵
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジュウニヒトエ

2011年05月25日 | 植物 plants
多摩動物公園の一角でジュウニヒトエを見つけました。ちょっと久しぶりでした。花の色にはかなりの濃淡があり、ほとんど白いものから濃紫色までありました。




ジュウニヒトエ 2011.5.3 多摩動物公園
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオジシバリ

2011年05月24日 | 植物 plants
5月3日、連休に孫を連れて行ったのは動物園です。学生が実験をしたりしてお世話になっている多摩動物公園に行きました。ここはモノレールが走っているので、それも男の子が喜ぶ要素です(上野はパンダで込んでいそうだし)。この動物園はとても広く、とても一日では全部を見ることはできません。それで昆虫館とアジアの動物に限定で歩きました。昆虫館にはハキリアリが生態展示されており、アクリルの管の中を葉を運んでいたり、巣の中に葉を再材してキノコを作っていたりで、孫をそっちのけで観察していました。この動物園は動物もいいのですが、雑木林や芝生が広くて野草を見るにもいいのです。芝生にはオオジシバリが咲いていました。


オオジシバリ 2011.5.3 多摩動物公園
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホソムギ

2011年05月23日 | 植物 plants
どこにでもあって、しかもほとんどの人が名前を調べることもないのがイネ科植物です。どれも細長くて、花も緑色でめだちません。でも人類にとって最もたいせつな植物といってもよいのがイネ科。それを離れても、よく観ると実に美しくもあります。これはホソムギ(そういいながら名前はちょっと自信のないところがありますが)で、花(小花)が花軸に直接ついて、柄がないのが特徴的です。全体にすきのない機能美に満ちています。5月のはじめ、花が咲いているときに近づいてみると、おしべが黄色でなかなかきれいでした。


ホソムギ 2011.5.1 小平市
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キュウリグサ

2011年05月22日 | 植物 plants
墓地の石垣などにキュウリグサがあります。この花はとても小さく、目に留まらないほどですが、よく見るとなかなか可憐です。5枚の薄い水色の花弁の中央部に黄色の部分があり、形も色もきれいです。小さな花が花序の下から咲いてゆき、まだ咲かないつぼみを準備している花序の船体はぐるぐると螺旋を撒いています。
花が落ちた「がく」も端正な5弁です。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする