電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

私の好きな作曲家と作品(2)〜J.S.バッハ

2018年12月11日 06時04分17秒 | クラシック音楽
前回よりだいぶ〜2016年12月からですから2年ぶり〜間があきましたが、「私の好きな作曲家と作品」の第2回めは、J.S.バッハです。だいぶ間があいてしまった理由は、J.S.バッハを正面から取り上げることに気後れしたというか、ビビったから(^o^)/
小規模なレコードライブラリと貧弱な演奏会体験でバッハを語ろうとすることの無謀さに怖気づいたということでしょう。でも、それを言い出したら、おそらくこのブログの記事の大半が無謀な試みに満ちていることになるでしょうから、そこはむしろ素人の蛮勇で突き進むほうが良いのかな、と思い直しました。



バッハの音楽に触れた最初は何だったのだろう? おそらくは、小学校の映画教室あたりで観たディズニー映画「ファンタジア」での「トッカータとフーガ」ニ短調あたりではなかろうかと思います。その後、記憶が明確なのは、高校生の頃にジャック・ルーシェ・トリオの「プレイバッハ」、あるいはその後の「ブランデンブルグ協奏曲第5番」あたりを通じて、世俗音楽のほうに親しむようになった、という順序かなと思います。



昔のLPレコードで印象的なバッハの作品というと、カール・シューリヒトが指揮した「ブランデンブルグ協奏曲」でしょうか。コンサートホール・レコードクラブから、高校時代に第3番・第5番・第6番を収録した第1集が出たあとしばらく間があき、第1番・第2番・第4番からなる第2集が出て完結したのは、大学入学後のことでした。若い頃は、あまり積極的にバッハ作品のLPを収集することもなく、時折コルボ指揮の「マタイ受難曲」やガーディナー指揮の「管弦楽組曲」などを購入して聴いておりました。近年は、CDで古楽スタイルの演奏に親しむようになり、以前の重々しいバッハと比較するとガチャガチャした印象はあるけれど、躍動感や活力のある演奏がしだいに好ましいものと感じられるようになりました。



で、現在、私が好きなバッハ作品は:

  • マタイ受難曲
  • ブランデンブルグ協奏曲(全6曲)
  • 管弦楽組曲(全4曲)
  • 2つのヴァイオリンのための協奏曲
  • コーヒー・カンタータ

あたりでしょうか。全6曲とか全4曲とかでひとくくりにするところが、いささか反則ですが(^o^;)>poripori

今は、「マタイ受難曲」に一番先に手が伸びます。悲嘆と後悔にいろどられた痛切な祈りの感情に、個人をこえた普遍性を感じます。


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2 コメント

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Unknown (パスピエ)
2018-12-11 11:20:14
こんにちは
コメントは久しぶりですがブログは毎日読ませていただいています。
バッハというとやはり管弦楽組曲やブランデンブルク協奏曲から入りました

バッハは好きでよく聴いています。
鍵盤曲などは、例えば平均律などは全曲聴く必要はないので数曲だけを聴いています
今、好きな曲というとnarkejpさんに倣って5曲あげると
●カンタータ140番「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」
●フランス組曲
●ヴァイオリンとチェンバロの為のソナタ
●オーボエ協奏曲へ長調(ビンシャーマンによるチェンバロ協奏曲の編曲版)
●そして好きというには憚るところがありますがマタイ受難曲は外せませんね
それから番外として
ジョン・ルイスの平均律が大好きです
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パスピエ さん、 (narkejp)
2018-12-11 19:55:14
コメントありがとうございます。平均律クラヴィーア曲集は、リヒテルのLPが印象に残ります。あいにく若い頃は懐具合の問題で入手しそびれてしまいました。ブラームスの「美しきマゲローネのロマンス」とともに、探したい録音の一つです。
ジョン・ルイスのバッハも良かったですね〜。
>●そして好きというには憚るところがありますがマタイ受難曲は外せませんね
これは同感です。今、一番多く手が伸びるバッハの音楽かもしれません。
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