電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

筆記具のトラブルを記事にするけれど、喜んでいるわけではない

2020年09月18日 06時17分41秒 | 手帳文具書斎
先日、「全く問題が生じていない万年筆の近況」を記事にしましたが、ときどき見られる大小のトラブルを記事にすることがありますが、決してトラブルを喜んでいるわけではありません。高価な万年筆だからトラブルが少ないということもないし、安価な製品が全く見どころなしというわけでもない。そういう特徴を持った製品だから、理解して使うのがよいのだろう、という趣旨です。



例えば叔父の遺品となったモンブランのマイスターシュテュック149は、しばらくインク供給をしていなかったので、過日、プラチナ古典BBインクを補給したのですが、尾栓ねじ部からインクがもれたらしく、手を汚してしまいました。このあたり、叔父が長く愛用した古い製品だからとは思いますが、高級万年筆だから必ずしも耐久性や信頼性が高いとはいえないようです。むしろ、値段を高くして高級感を出し、「見栄を張る」販売政策を取ったと考えることもできそうです。



廉価万年筆のパイロット「カクノ」白軸は、大容量コンバータ CON-70 が使えるのはありがたい。また、インクが乾燥して濃縮されるためか、書いた文字の色がずいぶん濃く感じますし、インクが残り少なくなる頃には文字にテカリが出てきます。

プラチナのプレッピーは、いかにもチープなサインペン型の万年筆ではありますが、これが意外に便利です。先日、100周年記念プレッピー(0.5mm)に黒インクのカートリッジを差し込んで使ってみたら、これが予想より良かった。カーキブラックを入れたプレッピーは、このほど待望のインク補給を行いましたし、これならカシスブラックでも使えるのではないかと算段しております。
コメント