電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

NHK-FMで「名演奏ライブラリ~オーケストラ界の巨匠ジョージ・セル」を聴く

2014年01月06日 06時03分28秒 | -オーケストラ
新年最初の日曜日、NHK-FMの「名演奏ライブラリー」を聴きました。聴く方はパソコンの「らじるらじる」で、USB-オーディオプロセッサを経由し古いミニコンポに接続した、簡便な PC-Audio です。



今回は、「オーケストラ界の巨匠ジョージ・セル」と題して、シューマンとブラームスの交響曲を中心にしたプログラムです。

1. ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
2. シューマン 交響曲第1番「春」
3. モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
   エリカ・モリーニ(Vn)、フランス国立放送管弦楽団
4. ブラームス 交響曲第2番
5. ビゼー 「アルルの女」組曲第1番より「アダージェット」

この中では、三曲目の、エリカ・モリーニとのヴァイオリン協奏曲を、モノラル録音のようではありますが、注目しておりました。どうやら、フランス国立放送管弦楽団が初めて参加した1959年のザルツブルグ音楽祭のライブ録音らしいです。当方は、ステレオによるスタジオ正規録音を中心に好んで聴いておりますが、ロンドン響、ベルリンフィル、ウィーンフィル、アムステルダム・コンセルトヘボウ管などとの共演は聴いたことがあっても、フランス国立放送管との組み合わせは初めてで、たいへん興味深く聴きました。

それにしても、ワーグナーといい、シューマン、ブラームスといい、ビゼーもまた、ほんとに良い演奏だなあ! 良質の音楽を聴いた、という満足感が残ります。今回は、プロコフィエフやコダーイ、ヒンデミットといった曲目の演奏は紹介されませんでしたが、精緻で清潔な音楽の一面がよく紹介されていたと思いました。

実は、新しい方のミニコンポでMDにタイマー録音もしておりましたので、ただいまこれを再生・確認しながら書いております。

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