電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

試してみてわかったGoogleとBingの検索結果について

2010年02月03日 06時21分57秒 | コンピュータ
ウェブの利用のためには、検索エンジンは不可欠の存在です。当方、もっぱら Google を利用しておりますが、先年、鳴り物入りで登場した某社の検索エンジン Bing の実力はどうなのだろうと、当「電網郊外散歩道」の記事を例に、試してみることにしました。もちろん、Bing の利用はまったくの「初めて」です。結果の整理方法は、次のように比較することとしました。

■検索キーワード
Google: 検索結果~ 順位と表示されたページのタイトル
Bing: 検索結果~ 順位と表示されたページのタイトル

さて、結果はいかに。順位はかなり変動するもので、以下は、1月下旬における表示結果です。



まずは、おおむね順当なところから。

■電網郊外散歩道
Google: 第1位。第2位以下も、新しいページが登録されている。
Bing: 第1位。ただし、第2位以下は数年前の古いページが多い。「らびおがゆくVol.2」など。

■ボロディン 弦楽四重奏曲第2番
Google: 第6位。「愛妻に捧げる夜想曲~ボロディン『弦楽四重奏曲第2番』を聴く」。上位には通販サイトが来ている。ただし、「第2番」をつけないと第2位にくるのは不思議。
Bing: 第2位。「愛妻に捧げる夜想曲~ボロディン『弦楽四重奏曲第2番』を聴く」。Amazonの次。

■藤沢周平 山桜
Google: 第5位。「小室等さんの好きな藤沢周平作品『山桜』を読む」。
Bing: 第11位。「小室等さんの好きな藤沢周平作品『山桜』を読む」。

■ドヴォルザーク チェロ協奏曲 ライスター
Google: 第1位。「カール・ライスターの『一番印象深かった録音』」。
Bing: 第5位。「カール・ライスターの『一番印象深かった録音』」。

■ネコ枕
Google: 第17位。「ネコ枕。」
Bing: 第3位。「ネコ枕。」

このように、数年前の古い記事に関しては、順位は若干違いますが、同一のページが表示され、まずは順当なところです。むしろ、通販ページなどがうるさい点を考慮すると、検索結果がやや古い点に目をつぶれば、Bing のノイズの少なさは美点かもしれません。

ところが、比較的新しい記事、あるいはまぎらわしい記事ではどうかと、次のような比較をすると、事態は少々変わってきます。

■Dell Ubuntu ウィンドウ 最大化
Google: 第2位。「DellのUbuntuネットブックにおけるウィンドウの強制的最大化について」。解決方法が第1位に来ている。
Bing: 第1位。「DellのネットブックInspironMini10vでは、何がウィンドウを最大化するのか」。問題提起が第1位に来ている。後日もう一度試したら、解決方法が第1位に来るようになっていました。

■Windows Vista 消してしまい Ubuntu MP3 gstreamer
Google: 第1位。「Ubuntu Linux でコンセルトヘボウのMP3を聴く」。
Bing: 第2位。ただし、単一の記事ではなく、「コンピュータ - 電網郊外散歩道」カテゴリー全部を表示。

■藤沢周平 用心棒日月抄 凶刃
Google: 第4位。「藤沢周平『用心棒日月抄~凶刃』を読む」。
Bing: 第30位。「藤沢周平『用心棒日月抄』を読む」。

このように、検索結果が違っています。明らかに、Google のほうが的確です。Bing のほうは、定期的に巡回してインデックス登録しているというよりも、一度検索したサイトを後追いでインデックス登録しているような感じです。後発の宿命か、クローラー(ロボット・プログラム)の定期的な巡回が、最近のブログ記事の増加速度に追いついていないのでしょうか。このへんは、先発のメリットを生かすとともに、Google の Linux サーバ群の桁外れの能力の威力なのでしょう。

通販サイトが上位に来てしまうという欠点はありますが、「-在庫 -送料 -商取引」という禁止ワードを併記すれば、こうした通販サイトはかなり除外できる点を考慮すると、当方の検索エンジン利用は、やっぱり Google になるようです。
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