今日は、日中は晴天に恵まれて小春日和の一日となった。リンゴの収穫をしようかと考えているところに娘夫婦が訪ねてきて、老父の見舞いに病院に行くが、子どもを連れて行ったものかどうかと相談された。孫はまだ六ヶ月。自前の免疫を持たず、母乳を通じた免疫もそろそろ切れかかる頃だろう。院内感染を防ぐためにおいていきなさい、とアドバイスした。で、その間に孫の子守りと昼寝。
ハンガリーの作曲家、ゾルターン・コダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」組曲等を聞く。演奏は、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団。1969年1月、クリーヴランド、セヴェランス・ホールでのアナログ録音である。
「ハーリ・ヤーノシュ」は、同名の代表的なオペラの音楽の中から組曲としたものだそうで、1927年12月15日に、メンゲルベルクの指揮するニューヨーク・フィルの定期演奏会で初演されたという。曲は、次のような構成になっている。
第1曲、序曲「お伽話が始まる」 (3'38")
第2曲、ウィーンの音楽時計 (2'14")
第3曲、歌 (5'23")
第4曲、合戦とナポレオンの敗北 (4'02")
第5曲、間奏曲 (4'45")
第6曲、皇帝と廷臣の入場 (3'04")
作曲年代からは想像できないほど、親しみやすい表情を持った音楽だ。特に、第2曲でのど自慢の鐘(チューブラー・ベルか?)とともに軽快な音楽が奏されるところや、第3曲で独奏ヴィオラと民族楽器のツィンバロンの音色、第5曲の生き生きとしたリズミカルな音楽など、魅力的なところが次々に出てくる。なお、この演奏でのツィンバロン(*)奏者はトニー・コヴェス・シュタイナーという人。音色からはハープのような楽器かと想像したが、バチで奏するチェンバロのようなものなのですね。
なお、長く楽しんできたLPは、CBS-SONY の 13AC-803 で、プロコフィエフの交響組曲「キージェ中尉」が併録されており、これもたいへんに魅力的な演奏。CDはソニークラシカルの SRCR-2557 で、通勤カーステレオ用に購入したが、「キージェ中尉」のほかにボロディンの歌劇「イーゴリ公」から「ダッタン人の踊り」とリムスキー・コルサコフの「スペイン奇想曲」、リャードフの「魔法にかけられた湖」が併録されていた。全般に録音も充分に鮮明で楽しめ、おすすめの一枚である。
(*): ツィンバロンという楽器はこんな姿
ハンガリーの作曲家、ゾルターン・コダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」組曲等を聞く。演奏は、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団。1969年1月、クリーヴランド、セヴェランス・ホールでのアナログ録音である。
「ハーリ・ヤーノシュ」は、同名の代表的なオペラの音楽の中から組曲としたものだそうで、1927年12月15日に、メンゲルベルクの指揮するニューヨーク・フィルの定期演奏会で初演されたという。曲は、次のような構成になっている。
第1曲、序曲「お伽話が始まる」 (3'38")
第2曲、ウィーンの音楽時計 (2'14")
第3曲、歌 (5'23")
第4曲、合戦とナポレオンの敗北 (4'02")
第5曲、間奏曲 (4'45")
第6曲、皇帝と廷臣の入場 (3'04")
作曲年代からは想像できないほど、親しみやすい表情を持った音楽だ。特に、第2曲でのど自慢の鐘(チューブラー・ベルか?)とともに軽快な音楽が奏されるところや、第3曲で独奏ヴィオラと民族楽器のツィンバロンの音色、第5曲の生き生きとしたリズミカルな音楽など、魅力的なところが次々に出てくる。なお、この演奏でのツィンバロン(*)奏者はトニー・コヴェス・シュタイナーという人。音色からはハープのような楽器かと想像したが、バチで奏するチェンバロのようなものなのですね。
なお、長く楽しんできたLPは、CBS-SONY の 13AC-803 で、プロコフィエフの交響組曲「キージェ中尉」が併録されており、これもたいへんに魅力的な演奏。CDはソニークラシカルの SRCR-2557 で、通勤カーステレオ用に購入したが、「キージェ中尉」のほかにボロディンの歌劇「イーゴリ公」から「ダッタン人の踊り」とリムスキー・コルサコフの「スペイン奇想曲」、リャードフの「魔法にかけられた湖」が併録されていた。全般に録音も充分に鮮明で楽しめ、おすすめの一枚である。
(*): ツィンバロンという楽器はこんな姿