リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

90年代の作品(3)

2021年10月06日 12時34分14秒 | 音楽系
ファンファーレです。90年代のごく初めかひょっとしたら80年代の終わり頃の作品。そのころ某音楽制作会社の下請けをやっていまして、ゲーム音楽として依頼されて作曲したのがこの曲です。

Fanfare

当時のゲームは、ゲーム機にヤマハ製の三声FM音源がついていて、それで音楽を鳴らしていました。今のゲームの音楽はフルオーケストラみたいなのもありますが、当時のはピコピコと鳴っているという感じです。

作曲の制約としては三声以上は作ってはいけないのと音質はピコピコ音であるということです。制作会社からはだいたいどんなゲームかは知らされていましたが、ゲーム自体はどんなものかはわからないまま制作致しました。(笑)主人公がミクロネシアあたりの南の島やオーストラリアなどを巡って戦う?挑戦する?というような内容で、パラオの曲を作ってくれとかニューヨークの曲を作れというような指示がありなんか訳のわからまま作っていきました。

本曲はそのゲームのオープニング音楽です。実際にゲームで使われた音はピコピコですが、せっかく作ったのでそれではもったいない感じがしたので、音源を変えてブラスのファンファーレにしたのが本曲です。スターウォーズの音楽みたいなつもりで作りました。