評価 (3点/5点満点)
この本では、年収1億円の人の生活が包み隠さず綴られています。
年収300万円の人はまず自分の能力を上げなければいけません。そして、サラリーマンとして優秀な年収1000万円の人がさらに年収をアップさせるには、投資家や経営者の考えや行動を日々取り入れなくてはなりません。
また、お金を稼げない人は何事もネガティブに捉える反面、年収1億円の人はプラス思考です。
正直私は「人生は甘い」と思っています。私は大学受験のときも、公認会計士試験のときも、起業しようとしたときも、「人生そんなに甘くない」と言われ続けてきました。けれど私の基準からすれば、みんな私よりよほど遊んでいました。テレビやスマホ、合コンなどいろんな遊びにめちゃくちゃ時間を使っていて、それでも生活できている人が大勢いる。そっちのほうがよっぽど甘いし、それに比べて自分は朝から晩までずっと勉強しているのだから、できて当然だと思っていました。(おわりにより)
年収1億円を超える人というのは、1万人に1人しかいないそうです。しかし、この1万人のうち、年収1億円を本気で目指している人がどれだけいるでしょうか?
本書を読めば、年収1億円の人の思考・行動・習慣・生活を知ることができます。その時点で、1万人の中の上位数パーセントに入っています。ビジネスの世界や起業は実はそれほどライバルが少なく、本気で行動すれば案外勝ちやすい勝負なのです。
年収1000万円を成功者とイメージするのは、少しハードルが低いのかもしれません。
【my pick-up】
◎1万時間の法則では、1万時間インプットではなくアウトプットの時間で計算する
インプットとは「読む」「聞く」。インプットなら毎日定時まで働くだけで3年で1万時間をクリアできます。アウトプットというのは「話す」「書く」「行動する」です。聞くだけ、読むだけではいずれ忘れるので時間の無駄になってしまいます。
◎年収1億円の人にとって仕事は、集中するものではなく没頭するもの
やりたくないことをやっている人は、それをやりたくてやっている没頭型の人には勝てません。
◎プライベートの関係をもちこむと、たった3日で仲良くなる
仕事だけの間柄だと、人間関係を深めるのに3か月はかかります。私は仕事でチームを作ったときは、できるだけ合宿や旅行、食事や遊びなどを企画するようにしています。「この人の商品なら価値があるだろう」と信じてもらうことができれば、説明の手間が省けるのです。
◎月に50万円以上稼いでいるなら家政婦を雇え
家政婦を雇うというのは非常にオススメのやりかたです。1時間4000~5000円で雇えます。週に1度来ていただいてすべてやってもらっています。あるとき勢いで申し込んでみたところ、今では家政婦さんなしの生活は考えられなくなりました。
◎ファンを作るためにできる限り自分をさらけ出す
年収1000万円の人は社内にファンがいます。仕事ぶりを評価されて「あいつは頑張ってるな」「君のこういうところは見習わないとな」「先輩みたいになりたい」などと思われるだけでよいのです。すでに社内にファンがいる年収1000万円の人は社外にファンを作る取り組みをするとよいでしょう。YouTubeやブログで自分のスキルを発信したり、飲み会に参加していろいろな人と交流したり、なんでもよいので社外に目を向けるようにしましょう。