そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

冬の季語から

2012年11月29日 | 9~11月の草木
まだまだ暖かい日がありますが、立冬はとうに過ぎていますので、暦の季節はすでにです。

散歩で出会った花などのうち、歳時記に冬の季語として載っているものを、幾つか集めてみました。

上の写真は冬紅葉今年の紅葉は、モミジもサクラも、何十年に一度という鮮やかさなのだそうです。

< 惜しみなく紅に染まりし冬もみじ >


これはビワの花です。

あまりにも地味な花なので、それと気づかない人も多いです。

ビワの実を手に取ると、実の付け根に茶色いモコモコしたところがありますね?
この写真を見ると、あ、この部分だ!と納得していただけると思います

< これがまあ ビワの花かと目をみはる >


これは柊の花

モクセイの仲間なので、とても良い香りです。
でも、ヒイラギはキンモクセイほど有名ではありませんね?
節分には、イワシの頭を刺してお玄関の入り口の飾るので、大切な存在なんですが・・・

< ひっそりとヒイラギ咲いて冬支度 >


冬スミレ」です。

斜め下に見えているツボミのようなもの、これはツボミではなく「閉鎖花へいさか)」と呼ばれるもので、仲にはタネがいっぱい入っています。

そのうちに熟してタネを飛ばします。
飛んでいった後の、空っぽになったタネの入れ物がたくさん見えているでしょう?

< 冬スミレ 橋のたもとの陽だまりに >


プラタナスの葉っぱも、おおかたは散って、残り少なくなりました。

実は、プラタナスも、日本名のスズカケも、歳時記には入っていません。
もしかすると入れているのもあるかもしれないですが、私の持っている『現代俳句歳時記』(角川春樹事務所)にはないのです。

でも、こうして初冬の青空に散り残る葉の色は、なかなかきれいですよねえ?

< 季語に無きプラタナスなれど青空にすっくと立ちて美しきかな >


とまあ、きりがないので今日はこの辺で。

最後までご覧下さって、ありがとうございました。
お疲れでしょう、まあ熱いコーヒーでもどうぞ




☆諸事情があって、コメント欄はしばらく閉鎖させていただきます。今までに頂いた皆さんからのコメントは、大切に保存させていただいています。
再開しました折には、またよろしくお願いいたします



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2 コメント

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こちらでは、 (小坊主)
2012-11-29 19:22:40
紅葉が不作で、綺麗なものを探すのに、私、苦労しております。
ヒイラギの花は、私も、昨日、嗅いできました。目立ちませんが、奥床しい香りですね。

<コーヒーの陰に隠れて紅茶飲む>
紅茶党は、どうも肩身が狭いです。
返信する
小坊主さんへ (森のどんぐり屋より)
2012-11-29 20:50:36
こちらでも、近くで見れば葉先がチリチリで、さっぱりですよ、、、中に数枚きれいなのがあるといったあんばいです。

コーヒーを好まれる方が多いので、コーヒーをお出ししましたが、私もほんとは紅茶党です
アールグレイが特に好き!
小坊主さん、握手です!!
返信する

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