去り逝く夏と、巡り来る秋と。
二つの季節が空で行き逢うさまを、昔の人は「ゆきあいの空」と名づけました。
＜夏と秋のゆきかふ空のかよひぢは かたへすずしき風や吹くらむ＞
（古今集・凡河内躬恒おおしこうちのみつね）
「行き合い」と書く場合も多いようですが、「行き逢い」の方に、より情緒を感じるので私はこちらを使っています。
夏の入道雲は天頂に向かってどんどん背丈を伸ばしていきます。
その夏も盛りを過ぎると、やがて北からのジェット気流が吹き込み始め、筋雲が姿を見せます。
他にも、ひつじ雲、鱗雲、さば雲なども見られるようになりますね。
その様子を一枚の写真に収めようと思うと、なかなか良い条件の空とはめぐり合えず、毎年四苦八苦するはめになるのです
秋の代表的な雲です。
ひつじ雲
雲の一つ一つの固まりが、ふわふわとしていて、やや大きめです。
さば雲
雲の列と青空の部分の並び具合が、サバのお腹の模様に似ています。
うろこ雲
お魚のうろこが光に当たってキラキラと輝くような感じの細かな雲です。
もっともこの雲は「イワシ雲」であるという人も居ます。
でも、どちらも雲の名前で言えば巻積運なので、神経質に区別しなくてもいいのかもしれませんね。
ちなみに『雲の名前の手帳』（高橋健司著・ブティック社）にも「いわしぐも・あわぐも・うろこぐも」と同じ雲の呼び名として書かれています。
＜ 水の精 姿を変えて秋の空 ＞
最後にもう一枚見てください。
私がとても好きな雲模様です。
9月20日は「空の日」です。
あなたも、秋の空、見上げてみませんか？
二つの季節が空で行き逢うさまを、昔の人は「ゆきあいの空」と名づけました。
＜夏と秋のゆきかふ空のかよひぢは かたへすずしき風や吹くらむ＞
（古今集・凡河内躬恒おおしこうちのみつね）
「行き合い」と書く場合も多いようですが、「行き逢い」の方に、より情緒を感じるので私はこちらを使っています。
夏の入道雲は天頂に向かってどんどん背丈を伸ばしていきます。
その夏も盛りを過ぎると、やがて北からのジェット気流が吹き込み始め、筋雲が姿を見せます。
他にも、ひつじ雲、鱗雲、さば雲なども見られるようになりますね。
その様子を一枚の写真に収めようと思うと、なかなか良い条件の空とはめぐり合えず、毎年四苦八苦するはめになるのです
秋の代表的な雲です。
ひつじ雲
雲の一つ一つの固まりが、ふわふわとしていて、やや大きめです。
さば雲
雲の列と青空の部分の並び具合が、サバのお腹の模様に似ています。
うろこ雲
お魚のうろこが光に当たってキラキラと輝くような感じの細かな雲です。
もっともこの雲は「イワシ雲」であるという人も居ます。
でも、どちらも雲の名前で言えば巻積運なので、神経質に区別しなくてもいいのかもしれませんね。
ちなみに『雲の名前の手帳』（高橋健司著・ブティック社）にも「いわしぐも・あわぐも・うろこぐも」と同じ雲の呼び名として書かれています。
＜ 水の精 姿を変えて秋の空 ＞
最後にもう一枚見てください。
私がとても好きな雲模様です。
9月20日は「空の日」です。
あなたも、秋の空、見上げてみませんか？
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驚きました！ 実は私はもうずっと長い間、先生の大ファンだったのですもの。
光琳社から『空の名前』を出版された時からです。
あのご本で、身近な自然の素晴らしさ、面白さを教えていただきました。
その後も次々と出版されたご本は、全部持っております。
中でも光琳社版の『空の名前』と『空色通信』が一番好きです。
虹のことなどでお手紙を差し上げた時には、ご親切なお返事を頂き、あまりのうれしさに今も大切に保管しております。
そんな先生に、ブログを見ていただけたなど、夢のような気持ちがいたします。
本当にありがとうございました。
管理事務所と仰っておられるのは、壁紙にしたいとお申し出のあったhazamaさんと同じ所にいらっしゃる方ですか？
拝見に伺いますね。
↑だそうです（笑）
そういう絵は、見る人の心にも訴えかけていくんじゃないかしら？
空を見ると色々思い出しますからねえ・・・・
一つ勉強できました(笑)
９月入ってから感情まじりで空を見上げて、その気持ちをキャンバスに叩き込む事が以前より多くなってきましたんで、、毎日が非常に濃いい時間を感じてます。来年とか秋空見てると色々とまた思い出しそうです＾＾(笑)
この言葉がね「ゆきあい」っていうのが決まりみたいなので、知っておいていただきたかっただけなんです。
細かいこと言ってすみません
こちらこそ、これに懲りられずによろしくお願いします
本文にも
「ゆきあい」って書いてあるのに…
おっちょこちょいな私です。
ごめんなさい
これからも宜しくおつき合い下さいませ
そうねえ、暑くも寒くもないような日に、草の上に寝転んで「お～い 雲よ」って呼びかけていたいですね
ありがとうございます。
3年がかりくらいでやっと撮れた一枚です。
穏やかな秋であってほしいですねえ。
いつもありがとう！
すみません・・・「ゆきあい」とお読み下さいませ。こだわってゴメンネ。
時には荒々しい様相も見せる空ですが、このところは穏やかですね。
農家のみなさんも、少しはほっとされているでしょうか？
いつも素敵なブログをありがとうございます。
雲 から季節を感じたり
雲 から癒しを頂いたり
空 は色々な表情を見せてくれるんですね。
電波塔の写った夕景 好きです。
雲の拡がりが、穏やかに暮れていく一日を感じさせてくれます。
ありがとうございました
「今夏の思い出」と
「これからの秋への期待」が、
頭の中を駆けめぐります！
最後の写真、本当に綺麗～～
山にでも行って、大の字に寝転んで雲を眺めていたいです。
飽きないでしょうね＾＾
愛犬はご主人様の気持ちには敏感ですよね！
きっと最高の癒しを呉れると思いますよ
よき家族（！！）が居るマナティさんはお幸せだと思います。うらやましいです～
接してくれるのが切なくって。
でも本当に有難いです。こうやってブログを通じて知り合った方にまで、素敵なオリジナル詩を頂いて私は幸せです。
それも空に伝えます。
でも、気持ち伝わってうれしいです。
私の母が亡くなった日は、満月でした。
とてもきれいで、天体が大好きだった母が旅立つには、ふさわしい日だと思いました。
「親よりは先に死なない」
その最高の責任を果たされましたね。
お膝に空ちゃんの頭を乗せて、そっと撫でながら、お母さまの思い出を話してあげてください。
きっと、幸せがたくさんよみがえってくると思いますよ
勤務中なので参りました。
とってもいい詩ですね。
コピーして保存します。
有り難うございます。
雲は 魂のゆりかご
あなたの魂を乗せて
優しく揺すってくれる
じっと見ていると
あなたの微笑みがよみがえる
いつも 穏やかにに微笑んでいたあなた
優しい声が聞こえるような気がします
私がちょっと寂しい時に
名前を呼んでもいいですか？
微笑み返してくれますか？
私の名前を呼んでくれますか？
あの日の黄昏の色を
私は生きている限り忘れないでしょう
幼い日に
あなたと手をつないで見上げた空と
同じ色だったような気がします
あなたと私の思い出を乗せて
今日も夕焼け雲が流れていきます
とてもいい色してます
忘れられません。
ゴールドピンクの黄昏に多分母は乗っていけたのではと思いました。
秋の空って大好きです。
私も最後の動きのある空が好きです。
そういえば曇って割と生き物に例えられるんですね。
面白かったでしょう？
私も行きたいのですが、あいにく家族が興味ないもので、連れてってもらえないのです
行き逢いの空は数年がかりで写してますけど、タイミングが難しくて。
今年のが一番マシかも知れないです・・
させていただきました。
ありがとうございます！
どんぐり屋さんのお好きな空を、「眠れる雲の美女」と見ました。ふんわりとした雲に身を預けてる美女の横顔に見えませんか？
最初の写真の入道雲は男の人が
口をアングリ開けてお昼寝中。
こういう風に見えるのは今日観た
「だまし絵」展の影響かな？