そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

夜の名残りの空に

2020年10月15日 | 9~11月の空
とても早くに目が覚めたので、東の空が見渡せるベランダに出てみました。

もう地平線近くにお日さまが出番を待っている色が見えますね。

旧暦九月二十九日の細い月が、まるでお船のような形で浮かんでいました。

この船に乗って、どこか遠くへ行きたい。

小さな森か林の中、細い流れがあって、野菊が咲いていて、そろそろドングリが落ちているような所。
あ、それって前に住んでいた所じゃない!

きれいな透き通った水滴や、虹色に輝くクモの網もあって、柿や桜の大きな木があって、
根元にはかわいらしいきのこが生えている。
そんな所だった。

帰りたい!! 私の心が悲鳴を上げる。

あそこにも、こんな夜明けの空があった。同じ色をしていた。
帰りたい!! 帰りたい!! 帰りたい!!

あの月の船に乗ったら、帰れるでしょうか・・・

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