そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

変わらぬものはない

2006年06月03日 | ポエム&好きな言葉
変化は、ときに悲しみをもたらすこともありますが、変化があればこそ救われる場合もたくさんあります。

これは昨日の夕日です。
やがて陽は沈み夜の帳が降りるから、人は一日の疲れを癒す時間を与えられます。
ずっと太陽が輝きっぱなしだと、とても疲れることでしょう。

< 落日にひとひの労苦ねぎらわれ >


青々として葉ずれの音を楽しませてくれた竹も、今は落ち葉の季節。
風に乗ってクルクルと回りながら散り落ちて、伸び盛りの草々の上に降り積もります。

土に還って、次の命を育てる役目があるのでしょう。

< 音もなく風に舞い散る竹落ち葉 >


そういえば、小鳥たちのさえずりも少し静かになりました。
ヒナを育てるのに忙しいのでしょうか。

さっきまでハトの体に付いていた羽根が・・・

ヘビイチゴの茂みにひっかかっていました。

< 落ちている羽根に名残の命見る >



カウンセラーの伊藤友宣さんは言います。(『子供の暮らし』ぱいぽ出版)

「いまの自分は、いまの状況に応じた、とりあえずの自分なのだ。
ほかのいろいろな可能性はかくれて見えないだけなのだ。
聴く耳を持つ。見る目を持つ。感ずる心を持つ。そして柔軟に試行錯誤の行動の幅を限りなく広げていけるかどうかが問題である」と。

そしてまた、歌手のさだまさしは言います。(コンサートにて)
「自分で自分の可能性を見限ってしまったら、もうおしまいだと思うのです」

自分の周りに、あるいは自分の中にある、変化の可能性を信じて、諦めないことが大切なようです。

諏訪中央病院の名誉院長、鎌田實さんもおっしゃってましたよね。
「がんばらなくていいけれど、決して諦めてはいけない」と!
鎌田實オフィシャルサイト




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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
何かを思い出すような夕日ですね。 (くまじろう)
2006-06-03 19:36:39
落ち葉も、沈んだ太陽が作る夜も役割があるんですもの。

見て聞いて感じ、更に考え、可能性を広げられるのが人間ですもんね。
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胸に沁みます (ブドリ)
2006-06-03 22:31:07
どの写真も胸に沁みます。止まったかのような写真の中に確実に流れている時があるのですよね。

意識するしない、感じる感じない、見る見ない、聞く聞かない、考える考えない、わずかな差ですがこの差は大きいんですよね。

無関心無感動な世の中とよく言われますが、ホントに感じる世界を大切に育てていかないといけませんね。

これも

「がんばらなくていいけれど、決して諦めてはいけない」

そういうものですね。
返信する
Unknown (Unknown)
2006-06-03 23:16:13
諏訪中央病院の名誉院長、「鎌田實氏」は東京で放送されているラジオ、TBSラジオの「永六輔その新世界」(毎週土曜日午前中)によく出演していましたが、いい意味で面白い人ですよね。



私はこんな人の会話を聞くのが大好きですよ。



それにしても、一番上の写真は「夕日と携帯電話のアンテナ」が印象的ですね。

昔も今も時代は変わっても夕日は変わらないんですね~(。-_-。)しみじみ・・・
返信する
上のコメント (クロスケ)
2006-06-03 23:16:55
上のコメントはクロスケで~~~す(^_^;)
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不思議な茶色 (きのこ山書房)
2006-06-04 06:12:16
1枚目の写真、アンテナと植物のシルエットも素敵ですが、

夕空の金色がかった茶色が不思議ですね。

夕日の色との取り合わせも良いんでしょうか。

こんな色は見た事無いような気がします。



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この人工物が、いいですね。 (龍人)
2006-06-04 08:46:01
こういう撮り方を見てみたかったです。

太陽って色々な表情があって本当に面白いと思いますね。

そう言えば、やっとキュウリグサの写真を今日アップしました。

なのでここにトラックバックさせていただきました。
返信する
まだ可能生はあるのかな(^^) (アザミの歌)
2006-06-04 09:12:28
この齢なので、自分はこんなものだと思っているけど、まだ可能性はあるのかなあ~。(笑)



でも、病気に関しては意識して頑張らないけど、最後まで身体はいたわる努力はするつもりです。(^^)



それにしても、俳句がどれも素敵です。♪



お花の件ですが、イキシアも候補に挙げて置いてくださいね。

葉がないのでチョッと迷います。
返信する
☆コメントありがとうございます☆ (森のどんぐり屋より)
2006-06-04 12:24:15
くまじろうさんへ

いつも温かいコメントをありがとうございます。

人間の可能性って、ほとんど無限ですものね(^^♪



ブドリさんへ

「ほんとうに大事なものは、目には見えないんだよ」

どこかの国の王子さまが言ってましたね。

意識しないと見えないもの、考えないと見つけられないもの、たくさんありそうです。

子供さんたちの中の可能性を、どうか引き出してあげてくださいね。



クロスケさんへ

鎌田さん、NHKラジオの不定期特集「いのちの対話」も好きでいつも聞いています。

クロスケさんも好感をお持ちなのですね!



夕日は、私はここからしか撮れないのですが、悪くないロケーションですよね?



きのこ山書房さんへ

この日は、何故かこんな色の夕暮れでした。

まだ黄砂が残っているのか、雲の関係か解りませんが、不思議な世界でした。



龍人さんへ

TBありがとうございました。早速拝見しました。

さすがに、やわらかな感じがとてもよかったです!



夕日は、この場所のものしか写せませんので、何年もこの風景です。それでも飽きないのは、夕日や夕焼けがいつも色を変えてくれるからでしょうね?



アザミの歌さんへ

生きている限り可能性はあるのだと、鎌田さんは仰っていますよ~



植物人間になっても、周囲の会話などはちゃんと聞こえているそうですよ。



俳句もお読みくださってありがとうございます。

いつも恥ずかしいのですが、作る努力をしないとアタマが、ますます退化しそうで・・・



お花の名前も感謝です。

葉は茂みの中にちょっぴりで、ほとんど見られませんでした。

とりあえず実物を見ていますので、襲えていただいた種類を検索して、見比べて見ます。

ありがとうございました。
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Unknown (ma*Bear)
2006-06-04 20:44:54
この写真に一目惚れしました。

絶妙な色合いと、構図に感心しきりです。



そしてさだまさしさんの言葉と鎌田寛先生の言葉に

胸を打たれました。

私は今から3年前に、鎌田先生の本を読みました。

「がんばらない」=「あきらめる」のではないのだということを教えてもらいました。また、頑張らないで生き抜くことの難しさを実感しました。

最後になりましたが、、

森のドングリ屋さんの「句」はいつも素敵ですね。
返信する
ma*Bearさんへ (森のどんぐり屋より)
2006-06-05 10:05:27
どうもありがとうございます。

私は、おおかたは限られた場所でしか撮影が出来ませんので(体調の関係)皆さんのような珍しい、あるいはきれいな景色などは望めません。

自分で納得はしているのですが、やはり多少はコンプレックスにはなっています。

ですから、こうしてお褒めいただけると、とても嬉しいのです。

俳句も、自己流でお恥ずかしいです。



鎌田さん。 ご自身も大変なご苦労をされた方だけに、きれい事ではない言葉がいいですよね!

日本人は、真面目のがんばることに価値を見出しがちのようですから、「がんばらないようにがんばらなくちゃ!」なんて、変なこと言ってる友人がいます(笑)

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