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そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

沖縄のイチョウの木

2019年11月08日 | どんぐり屋のつぶやき
大阪の各地では、イチョウがすっかり色づいて,ぎんなんも少しずつ落ちてくるようになりました。
友の住む沖縄県那覇市では、気候のせいで木々の「紅葉」も「黄葉」も見られないのだそうです。
なので、毎年色々な押し葉を作ったり、今年は拾ってすぐの落ち葉をハガキに貼り付けて送ったりして、いろんな色を楽しんでもらっています。

そういえば、まだ小学生の頃、文通していたその友と手紙の中でイチョウの話が出て、ぎんなんってどんなもの? と聞かれました。
写真を送ってもピントこないだろうからと思って、ぎんなんを拾って送ったのです。

友は喜んで、近くの公園にも生えると毎年見られると言って、ぎんなんを埋めたらしいのです。
私は長いことそんな事は知らなかったので、あるとき「あなたからもらったイチョウが、こんなに大きく育っているよ!」と写真を送ってこられて、仰天しました

沖縄にもイチョウはあるようですが、大阪のようにどこでも見られるモノではないらしく、周辺の名所(?)になっているみたいです。

友達は喜んでいるけれど、一年中緑色の葉っぱを付けているイチョウって、どうなんでしょうねえ?

こんなにきれいな黄色になるんだよ~と落ち葉は送っていますけれど・・・


そういえば、そのぎんなんが沖縄へ旅だっていった頃の沖縄は、まだアメリカ領でした。
手紙は、航空便の封筒にアメリカの切手を貼って、送っていましたよ。
運んでくれる飛行機も、もちろんプロペラ機だったでしょう
小学生の頃からの文通ですから、かれこれ65年にもなる長いお付き合いです。
沖縄が日本に復帰したときには、二人とも大喜びしたものでした。

戦争の時は大変だったでしょう。
お兄さんは、農道をお友だちと歩いていたときに、アメリカ軍の飛行機から機銃掃射されて、お友だちが目の前で倒れて無くなられたということでした。
そんな中、苦しい生活を乗り越えて、生き抜いてくれたことがとても嬉しくて、時々思い出話をしたりしています。




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