そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

母への思い

2016年05月08日 | ポエム&好きな言葉
今日はブログはお休みの日ですが、母の日なので書きたくなりました。
辛い記憶ですが、吐き出せば少し心が軽くなりそうな気がするのです。
読んでいただけますか?



おかあさん 

悲しい言葉

幼いわたしは いつも思っていた

わたしの 本当のお母さんは 

きっとどこかにいるんだ・・・と


悲しいとき

何かが怖いとき

抱きしめてもらいたいのだけれど

じっと独りで我慢していた

そんな時にそばへ行っても

決して抱きしめてはもらえないこと

きっと

過去に何かがあって

知っていたのだと思う


ある出来事に心が傷ついて

ひとこと「ごめんね」と謝ってくれたら

ほっと気持ちがゆるむだろうにと訴えても

そのひとことが 母の口から出ることは無かった


お腹がすいて もっと食べたいときも

母が決めたものを

決められた分量しか食べさせてもらえなかった

やせこけて

学校の身体検査のときに

「栄養」という項目はいつも「可」だった

恥ずかしくて

「優」がほしいとどんなに思ったことか

大人になってからも 

骨が細くて 痩せたままの体が

どんなに恥ずかしかったことか


大きな家に住み

お嬢さんと呼ばれていたわたしの

それが 誰も知らない悲しい現実


理由は今もわからない


私だけの悲しい記憶と思い込んでいるけれど

何処にもあることなのですか?


おかあさん

もう一度あなたに会えたら

今ならわたしは聞いてみる勇気があります

でも

今も悲しく思っている私に

「そうだったの・・・ごめんね」という母の言葉は

きっと聞けないのでしょうね


だから 大嫌いな「母の日」なんです

わたし 間違っているのでしょうか・・・

コメント (6)
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