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そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

大きなタネ・小さなタネ

2011年12月16日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
<大きなマメの実>

これはモダマのタネです。
何度かお見せしてますので、思い出してくださる方もいらっしゃるでしょう?


モダマは、アフリカからアジアまでの熱帯と亜熱帯のマングローブ林や海岸近くの常緑樹林で見られるつる性のマメ科植物で、日本では屋久島から琉球にかけて分布しています。

マメ科の植物なので、当然ですがこのマメは莢の中に入っています。
こんなすごい莢です。

これがけっこう長くて、1メートル位にもなるそうです。
マメも莢も、とても硬くて、ちょっとやそっとではびくともしません。

よく熟すとマメの内部に空洞が出来て、水に浮かぶのだそうです。
そして、海流に乗ってはるばると旅をして、時々は千葉県辺りの海岸にたどり着くことがあるようです。

そして、藻(海草)と一緒に流れ着くこの実を「藻の実」のようだというのでモダマという名前がついたとか・・・

どんな花が咲くのかなあと思い、検索してみましたが、いたって地味な房状のものでした。
「モダマの花」で検索すると写真がヒットします。



<小さなマメの実>


これは、私の住んでいるところにも生えているヤブマメの実です。

名前のとおりに、藪の中で背丈の低い木にまつわりついています。

小さなマメに、これまた小さな模様がついているので、初めて見た時はビックリしました。

この豆を作られたカミサマは、だいぶん凝り性のようです!

花はいかにもマメ科らしいです。




<もっと小さい草の実>


これはウシハコベの若い実とタネです。

少し前に見つけたのですが、小春日和にさそわれたのか、たくさん花が咲き、実が出来ていました。

いかにも小さなタネでしょう?

これの花は

中心の花柱が5本あります。普通のハコベは3本なんです。
肉眼では見えにくいです。  

ああ、それから茎が赤っぽい色で太いですから、それで見わけられるかも知れません。




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