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そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

ゲンノショウコ(神輿草)

2011年10月14日 | 9~11月の草木
これは「ゲンノショウコ」という植物です。

昔はこれの葉を乾燥させたものが、下痢止めの民間薬として使われていました。
お腹が弱かった私も、ずいぶん飲まされたものです。

関西ではこのように紅い花が咲き、関東以北では白い花が多いそうです。



これの実とタネの様子が楽しいです。


上の写真の右上にちょっと見えているのが、若い実(出来かけ)です。

それがだんだん伸びて熟してくると、こんな様子になります。


真ん中についている楕円形のものがタネの入れ物で、この中に同じような形の黒いタネが入っています。

タネの入れ物には割れ目が付いてます。


すっかり熟すと、この割れ目と、上に伸びているながい部分がはじけて、タネを遠くに飛ばします。

そして、飛んでいった後はこんな形になります。

はじける瞬間を見たいものですが、まだ見たことがありません。

このはじけた殻の形が、お祭りのときのお神輿に似ているので、ゲンノショウコはミコシグサとも呼ばれるんだそうです。



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