そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

森の中の小さな宇宙

2010年04月16日 | 3~5月の草木
杉苔は、あまり光の当たらない湿った所を好んで生きています。

今の時期は、茶色の「胞子嚢(ほうしのう)」がいっぱい出ているので、全体が茶色く見えてしまいます。若いものは緑色です。

こんな感じで生えています。
茶色く見えてる部分がそれです。


どれくらいの大きさかというと・・・クスノキの落ち葉と背競べをしてもらいました。

この一つ一つの胞子嚢のなかに、たくさんの胞子が詰め込まれてるのですから、増えるわけですねえ。


こんなにちっちゃな植物ですが
マクロで写した写真を見ていると、あなたも、まるで森の中を散歩したような気分になれると思いますよ!


ようこそ森へ!



露がいっぱいで、重そうですね。



水玉の表面に仲間たちが映りこんでるだけのですが・・・中に宇宙が感じられません?




離れて生えているのに、仲良しなのかな?
こんな所にもアブラムシの仲間がいましたよ
アブラムシには、さぞかし大きな水玉に見えているのでしょうね。


まだ胞子嚢を出していないひとかたまりの苔の上に、こんなものが。

クスノキの小さな落ち葉が、スプーンのような形をしています。
その上に乗っているのは、何のタネでしょうか?

誰かがここで、おままごとをしたのでしょうか?



湿度の高い日が多いので、こんな可愛いキノコも出てきてました

左の奥の方に仲間がいますが、離れているので遊びに行けないですね。

左の隅っこにちょっと見えているのが、スギゴケの葉っぱです。
胞子嚢を出していないときは、こんなのがびっしりと生えています。
雨の日は、葉裏に小さな水玉をいっぱい貯めているんですよ。



森のお散歩、いかがでしたでしょうか。
雨の日も、案外楽しかったでしょう?





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コメント (11)
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