そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

移りゆく季節

2007年09月03日 | 9~11月の草木
行き合いの空

夏の雲は、垂直方向に発達する入道雲。
秋の雲は、水平に伸びる巻雲やうろこ雲。

それらが出会って挨拶を交わしているのが<行き合いの空>
暑さの中に、一番に感じる“秋”かもしれません。


花の色が濃くなって

草むらの中に咲くツユクサも、季節が進むと、花の色が濃くなってきます。

朝つゆが冷たくなってくる頃の現象のように思うのですが、なぜなのでしょう?



残された翅

草の上に落ちていたクマゼミの翅。

ここにも露がビッシリ付いて、朝日に光っていました。


体の柔らかい所はアリやゴミムシなどに提供して、硬い部分はこれから何度も風雨にさらされながら、土に還っていきます。



秋生まれのチョウ

雨上がり、花壇の下の茂みの中に何かがいます。
しゃがんで見ると、チョウでした!

雨の中で羽化したようで、触角や脚や羽に水滴が付いています。

体の向こうに見える茶色いものは、いままで身にまとっていた蛹時代のぬけ殻です。

もう少し早くここに来ていたら、羽化の様子が見られたのに・・・

チョウは翅は水をはじくので、びしょ濡れになって死んでしまうようなことはありません。
ときたま、雨の止んだあとに、このような羽化したての姿を見つけることがあります。



あたりを見回すと、なんともう一頭、羽化していて、草にしがみついていました。

もう少し待っていると翅を開くでしょう。

やがて開いた翅を見てびっくり。
雄と雌ではありませんか!!

こんなこともあるのですね。
(向かって左が雌です)

擦り切れていない、まっさらのきれいな翅です。


こうして、静かに季節は行き交っています。
涼しい風が吹き渡る日も、遠くないのでしょうね。


< 新涼や 生まれる命 逝く命 >




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コメント (15)
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