もーさんのひとりごと

ここでは工作に関する話の他に趣味の家庭菜園の話、時事(爺イ)問題、交友禄など日々の雑感を気まぐれに更新していきます。

70の手習い

2010年06月01日 | パソコン
「もーさん、最近あまり出てこないけど忙しいの?」
 忙しいのかと訊ねられればそれほど忙しいわけではないが、じゃあヒマなのかと聞かれるとヒマでもない。

 あえて言えばヒマゆえに忙しい状態に陥っている。

「私の知人の商品のパッケージデザインをやってもらえないかしら?」
 ある日、人を介して不馴れな仕事が舞い込んで来た。

 私も多少はパソコンをいじって文章を書いたり、写真入りの書類を作ったりは出来るが、パッケージデザインまでとなると私の手に負える作業では無さそうだったが、仲介者は会ってから断ってもいいから・・・というので取りあえず渋谷の喫茶店で話だけは聞くことにした。

 クライアント(依頼主)に会ってみると、パッケージのデザインではなく、商品を入れる袋の台紙のデザインで難しい仕事ではなかった。

 また先方はデザインの発注の仕方もわからない個人の素人さんで、現在特許を申請している商品の台紙を作って欲しいと言う話だった。 

 そういうことなら、私もデザインに関しては素人でお互いに素人同志だから、叩き台を作って少しずつ話を煮詰めて行けば時間はかかるが何とか仕上げましょうと意気投合して引き受けることにした。
 幸い特許がおりるまでにまだ期間があるから、急ぐ必要もなく6月中に出来れば間に合いそうだ。

 デザインそのものは難しく無さそうだが、その制作作業は私にとっては難題だ。

 20年前まではプレゼンテーション(企画の提示)は手描きのラフスケッチでOKだったが、今はそれをパソコンで仕上げて提示をするのが当たり前になっていて、あいにく私にはそんな高度なパソコン技量はない!1_2

 しかし、1ヶ月以上もの時間があるのなら、ヒマなこの時期にもっとパソコンの勉強をしてみようと、40の手習いならぬ70の手習いで、これまで紐解いたこともない電話帳くらいの厚さの解説書と戦い始めた。

 先ず自分がやりたい作業はどのページに載っているのか判らないというより、その作業の用語がわからない。

 やっと探すページを見つけても、そこに書かれている内容が理解出来ない。
 こうかな?、ああかな?とパソコンをいじりながら手探りで手順を探す。

 昨日出来た作業が、明くる日になるともう忘れていてまた解説書を読む。
 昨日教えたばかりじゃあないか!と解説書から罵声が飛んで来るような気がする。

 そんなことで、連日解説書との戦いに明け暮れるも、同じ作業の繰り返しで、仕事は遅々として進まず、ヒマ故に忙しいという矛盾した毎日に明け暮れている。  
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やっとここまでこぎ着けた台紙のデザインだが、完成まであと一歩・・・とは言え特許に関わる商品の台紙なので、モザイク状態でしかお見せ出来ません。