箕面市の給食~おいしい給食をいっぱい食べましょう!

箕面市の給食は
①卵、牛乳、小麦等を調理に使わない「低アレルゲン献立給食」です
②市内産の野菜を優先的に使っています

1月17日(月)の給食

2022年01月17日 | 今日の給食(共通版)2015.8月から

米飯
蒸しいも
具だくさんみそ汁
ゆかりふりかけ
みかん
★生揚げの甘辛煮(★は中学生の追加1品)
牛乳

〈小学生〉

〈中学生〉

27年前の1月17日、「阪神・淡路大震災(はんしん・あわじだいしんさい)」が発生し、阪神地域や淡路島(あわじしま)が大きなひ害を受けました。
全国からボランティアがかけつけ、みそしるなどあたたかいしる物を配ってひ災した人々の心と体を温めました。

今日のこん立は、防災時にも役立つ「防災の日こん立」です。
体が温まり、1品でも栄養がとれる「具だくさんみそ汁(しる)」、食器がなくても食べられ、あまみがありホッと落ち着く「蒸しいも」、皮をむくだけで手軽にビタミンCがとれる「みかん」の組み合わせです。

27年前の1月17日の給食の様子を、当時小学校に勤めていた栄養士に聞きました。


〈当時箕面市の小学校に勤めていた栄養士の話〉
あの日、本来のメニューは「米飯、ぶりと大根の煮物(にもの)、みそ汁(しる)、焼きのり」だったのですが、ぶりと油あげは神戸の業者さんから納品される予定だったので、届きませんでした。
あの横だおしになった高速道路と、宙にういたバスの写真を、みなさんは見たことがあるでしょうか?
そこを通って届けてくれるはずだったのです。
あらかじめ届いていたみそと、地元の業者さんががんばって配送してくれた野菜、あるだけの物を入れてみそしるにしました。
幸い水とガスは止まっていなかったのと、米は手に入ったので、調理員さんと協力して初めて給食室のかまでご飯をたきました。
たき上がったご飯は少しかたかったのですが、それでもこの日、欠食にせず給食を出せたことは今でもほこらしく思います。
今考えるとガスもれの心配もあったのですが・・・。
「とにかく学校に安心を求めて必死で来てくれた子どもと先生に、温かいものを出さないと・・・!」と、それしか考えていませんでした。
当時はメールもスマホもなく、電話もファックスも停電で使えず、教育委員会や近くの学校とも連らくが取れず、自分たちで考えて判断するしかなかったのです。
何日も何日も、ずっとテレビで映し出される神戸の火災を、職員室のみんなが絶望的な思いで見ていました。
箕面市内でもひ災されたかたがおられて、亡くなったかたもおられました。
あの時初めて、体育館がひ難所になる経験をしました。


あれから27年、箕面市ではずっとこの「防災とボランンティアの日」である1月17日に、防災時に役立つこん立を出しています。
災害のこわさと、人と人とが支え合う温かさを、忘れないために・・・。


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