柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

効果

2009-08-28 08:12:46 | Weblog
インフルエンザ、またぞろ大臣が慌ててます。ということは厚生官僚が慌てているということです。悉皆、総ざらえ、万全主義。想定されうる危険を回避する為にという大義の元、鶏(雀かもしれないですが)を割くに牛刀を持ち出す体質。いい加減にしてくれ。でも古館のような奴がいるから、役人(官僚)とすればその口をもふさごうとするしかありません。昨日古館が例の口調で(今にも溜息をつこうかという低いトーンで、情けないことだという感情をありありと表情に出しながら)言ってました、バタバタと大臣が対応要請する報道の後に、一体あの大掛かりな水際作戦の後、厚労省は何をやってたんだ?って。何ーに言ってるの?ちゃんとやってましたよ。いつものインフルエンザと違わないから慌てないでと。構えを段々小さくして、普通に診なさいと医療機関に通知して、それで大事無く過ぎてます。人が死んでるじゃないかって?毎年毎年何万人も死んでるんです。30歳代の若い人の死亡例が仰々しく新聞記事になってますが、この人もいわゆるハイリスク群、心臓病糖尿病等で治療していた人です。いつも言うように、元気な人がバタバタ倒れ死んでいくのではないのです。沖縄でインフルエンザ脳症が出ている?これも毎年出ることですから。沖縄での大流行は予防できたのではないのか。もっとちゃんと対応できたのではないのか?医療関係者の端くれとして言い訳するわけでも厚労省を擁護するつもりもないですが、流行を食い止めるなんてのは水際作戦止めた時点で、発熱外来を止めた時点であきらめてるのです。もうそういうレベルではなくなったと判断していたのです。重症化しないようにハイリスクの人たちは留意下さいと何度もアナウンスして、そうでない人たちは罹ったらうちでじっとしていてくださいと対応してきたのです。何をやってたんだ?という謗りは無茶苦茶です。台風や水害が来た後にどうしてくれる?行政は国は何やってた?と言うのと同じです。あれだけ何度も痛い目にあってきた天災に対してまた今年も・・・と、防ぎようがないのが実情でしょう。何とかできると思ってること自体が妄想に近い空言なんです。いいですわねこの立場の「言いたいこと言い」はお気楽で。怒って見せればいいんですから。この男の独善さは時には痛快でもあるのですが、こういう場面では正義の味方ぶる俗物から一歩も出られません。事実を事実として捉えろ、知識不足や経験不足で考察できぬのなら余計に事実をそのまま伝えろ、です。何もやってないじゃないです。効果が無いように見えているだけです。これが普通なんです。
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