柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

記念

2009-08-07 08:19:00 | Weblog
昨朝広島原爆記念日セレモニーTVで見てました。毎年の恒例です、この日ばかりは朝ドラが飛ばされます。原爆の鐘が打ち鳴らされる中の黙祷、これもいつもと同じ。昨日は途中の何発かが響かず、ゴチゴチっと鳴ってました、ゴーンと響かずに撞木が鐘に当たる音だけが聞こえる態。きっとマイクをそばに立てて集音しているんだと思うのですが、ワンワンとオシロスコープのあの波形が目に浮かぶような聞こえ方でしたから、丁度その谷の時間に鐘打ったんでしょう、干渉というんですか音同士が打ち消してしまったんでしょうね。で、市長の挨拶です。この人は名だたる左翼さんです、いつも大きく反体制風の話をする人ですが、今回はまた一段と具体的というか過激と表現すべきか、反核、核兵器廃絶に対してトーンが高かったです。それもこれもオバマさんの原爆投下への道義的責任発言やら核廃絶への指針やらにつれて起こっている反核の風に乗ってのこと、Yes,we can.のおまけ(リップサービス)までつけて。例年以上に歯切れよく多くを喋っていたという印象でした。そして子ども代表の言葉。毎年同じ様な賢そうなこまっしゃくれた男子女子が出てきます、そして毎回女子のほうが大きい。この年代(小学5,6年)は女の方が大きいですよね、そういう記憶でしょう?それはいいのですが、内容です。まだ戦争は終わっていません、と来ました、男児。ええ?こまっしゃくれたガキはどこにもいるので、ちょっと才気走るとこの年代の子達はわかったようなことを言うもんです(そういう記憶が私にもうっすらあります)が、それにしても、です。文章は大人が手を入れて読ませているに違いないことですからね。こういうことを読ませるなんてのは明らかにその筋の恣意でしょう。違和感に溢れました。鼻白むというか。こんなもんよ、で済ませればいいのでしょうが、先の市長の話がいつにも増して先鋭化してましたから、余計にその流れを感じたのでしょうか。その流れをグッととどめていつものセレモニーに戻してくれたのが麻生さんでした。毒にも薬にもならぬことを話して、一番短かったんじゃないですか、あっさり降りました。結構。非核三原則をここでは唱えておけばいいのでしょう。要らんことは言わぬことです、特に時期が時期ですから。同日に広島であの田母神さんが核武装しろと講演したそうです。左翼が反対運動して、右翼が街宣車横付けして、の騒ぎだったとか。夏。灼熱の夏が戻ってきました。考えますか、平和のこと、原爆のこと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする