ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

【中編】カリフォルニアワインをバイザグラスで

2009-03-25 20:42:08 | ワイン&酒
前編 に引き続き

カリフォルニアワイン バイザグラスプロモーション のオススメポイントを紹介します。



ボトルで頼むと、せいぜい2人で1、2種類程度しか飲めませんが、
バイザグラスなら何種類も楽しめます(体力と予算次第で)(笑)。

また、ボトルでは高くて手が出なくても、バイザグラスなら高価な夢のワインにも、なんとか手が届きます


普段は「フレンチ派」で、カリフォルニアワインはあまり飲まないという人でも、グラスで飲めるのなら試してみようかな?という気にさせられませんか?

このところのカリフォルニアワインのスタイルはかなり変化してきていて、幅広いスタイルのものがあります。
よって、飲まず嫌いの人にとっても、今回は新しいカリフォルニアワインと出会えるいいチャンスですよ?



参加店を見ると、和食、フレンチ、イタリアン、中華tec...、幅広いジャンルの店が参加しています。

これだけ参加店が多いと、どこに行こうか・・・
うーん、嬉しい悩みです(笑)



カリフォルニアワインは、ラベルが明るくポップなものが多いので、それだけでワインを飲むのが楽しくなってきませんか?

例えば・・・



カベルネ・ソーヴィニヨンのワインをアメリカ人は「CAB(キャブ)」と呼びますが、それに引っ掛けたのが、このカベルネ・ソーヴィニヨン100%のワイン「Big Yellow Cab」(=アメリカのタクシー)。タクシーの取って部分がラベルになっています。(中川ワイン販売)




実に色々なタイプのラベルがあり、感心させられます。(富士インダストリーズ)




仏ローヌ品種を使ったワインがユニークな「ドンキー・アンド・ゴート」ワイナリー。
樹齢90年のシラーを使ったものもあり、品質も非常にいいと思いました。
(パンポテンシア)




赤の「PETS」の文字がポップでかわいいヴィノム・セラーズのプティ・シラー100%。
見た目にもブドウ品種にも、かなり惹かれますよね?(布袋ワインズ)




ちょっとミステリアスな雰囲気のラベルですが、白ブドウのヴィオニエ95%に黒ブドウのピノ・ノワール5%というブレンドもミステリアス。
これは意図的なブレンドではなく、突発的な出来事から生まれたものなのですが、このピノ・ノワールの「隠し味」がいい方向に働いていると、実際に飲んで感じました。
(デプトプランニング)


まだまだ続きます・・・・


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【前編】カリフォルニアワインをバイザグラスで

2009-03-25 09:40:13 | ワイン&酒



「カリフォルニア バイ ザ グラス プロモーション」 が、
今年も4~5月の2ヶ月間に渡って開催されます。

バイ ザ グラス とは、 by the glass、つまり 「グラスで」 という意味になり、要は「グラスワイン」のこと。

レストランでワインを飲もうとした場合、どうしても基本となるのはボトルワインです。

でも、1人ではワイン1本なんて飲めないし、2人だけどもう1人はあまり飲めないような時、グラスワインがあると助かります。

ただし、そのグラスワインが赤白1種類のみという店だったり、また、どうも飲みたい気分にならないものだったりというときはガックリなのですが・・・



こうしたグラスワインサービスを推奨しよう、ということで1995年から始まったのが「カリフォルニア バイ ザ グラス プロモーション」で、ワイン インスティテュート(カルフォルニアワイン協会)が主催しています。


どんなお店が参加しているのか? 各店の参加期間はいつなのか?
といった情報は、

ワイン インスティテュートのホームページ

に掲載されていますので、ぜひアクセスして確認してください。



なお、このプロモーションは、東京首都圏、関西圏、名古屋圏のみ限定で行われます。
地方の方は残念ですが、上記3圏に行く機会があれば、いえ、無理やり予定を作ってでも(笑)、お目当てのお店に出かけてください!




このプロモーションに伴い、カリフォルニアワインの試飲会が行われたのですが、試飲会場で気になったワインをいくつか紹介したいと思います。



名前はスペイン風だけど、カベルネ・フラン90%+カベルネ・ソーヴィニヨン10%のボルドーブレンドで、個性的でおいしいと思いました。こんなワインがバイザグラスで出てくると嬉しいですね。(輸入元:デプトプランニング)



消えかかったようなロゴがオシャレな「fog dog」(左)は、ジョセフ・フェルプスが手がけるソノマ・コーストのピノ・ノワール。「fog eater」(右)はアンダーソン・ヴァレーのピノ・ノワール。どちらも「fog(霧)」に引っ掛けた名前がユニーク。(輸入元:ジェロボーム)


この後も、ちょっと気になったカリフォルニアワインを紹介しますね


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする