拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

チーバ君の鼻先に野田醤油

2023-11-30 08:55:27 | 日記

あさイチで、朝ドラがらみでOSK歌劇団を紹介してた。ヒロインのモデルの出身がOSK歌劇団でよかったね。宝塚だったら、今、ニュースの最中だからあさイチで紹介できないどころか、ドラマだって「どうする?」(家康か?)ってことになってたかも。それにしても、OSK歌劇団のラインダンスの脚の高く上がること!附属学校の時間割を見たら、クラシックバレエ、ダンス、日舞、タップって踊り関係だけでもそんだけあって、その訓練の賜物ね。例の音楽横好きの友達(横野好夫君)が、一日に練習する楽器の種類が3種類を超えるともう音を上げてるんだけど、見習わせなきゃね。朝ドラでOSK歌劇団の人と一緒に脚を上げてた役者さんもすごい……と思ったら、ヒロインを始めみなさんバレエ経験者なのね。なるほどね。

徹子の部屋に春風亭一之輔が出たとき、実家が野田で、お父様が醤油会社で働いてた話をしたら、徹子さんが「野田醤油!」と言ったんで、あたし、ブラウン管(古語)のこっちで「違うわよ、キッコーマンよ」と思ったんだけど、もしかすると、「キッコーマン」は昔「野田醤油」だったかも、と思ってググったらその通り。決めつけちゃだめね。思ってるのと違う情報があったら検証しないと。

その「野田」って千葉県の左上の方ににゅーっと突き出てる処にある。ちょうどチーバ君の鼻先。何度か行ったことがあるんだけど、駅を降りると醤油の香りが漂っててまさに醤油の町。因みに、鼻の付け根が柏や松戸。

チーバ君の鼻に限らず、地図で見る県のカタチって、ときどき、端っこがにゅーっと出てたりする。

茨城県は右下ににょきっと伸びてる(サッカー選手がボールに足を伸ばしてるみたい)。その先っぽは銚子。千葉県との県境を流れてるのが利根川。

群馬県も右下ににょきっと伸びてる。ここには館林や太田がある。そのちょっと上の足利は栃木県。

神奈川県の場合は「にょきっと」ってよりも「ずどーん」と左上が出っ張ってて(とんがり帽子みたい)、ここに相模湖がある。東京都の高尾を出た中央本線が山梨県に入る前にここら辺の神奈川県を通るのよね。

因みに、約77万4千年前から12万9千年前までの間をチバニアン紀って呼ぶって聞いて、へー、そんな大昔から「ちば」って言ってたんだって一瞬思ったあたしバカよね、おバカさんよね。この頃、人類の祖先はもう現れたでしょうけど、「ここはチバ」なんて思ってもないでしょうね……いえ、決めつけちゃだめ、ってさっき言ったばかり。祖先さんがもし聞いてたら「未来人の思い上がりもはなはだしい」って怒るかもしれない。そう言えば、面白い漫画があった。祖先さん一家の子供が洞窟にいたずら書きをしてたら母親が「その絵を未来の人が見て、昔の人がこんな下手な絵を書いてたと思ったらどうするの?」って叱るの。その絵がね、あたしたちが歴史の授業で習うアルタミラやラスコーの洞窟の絵なの。


食物繊維の偏執狂

2023-11-29 17:20:15 | グルメ

通販で、良く切れる包丁の大小セットを紹介してて欲しいと思ったけど、1万5000円くらいするんであきらめた。セットじゃなくていいから1万円を切ってほしい、と思うのはこちらの都合。あちらの都合は、セットにすることによって小さいヤツの在庫を減らそうという魂胆でしょうから。そのセットなんだけど、きれいな化粧箱に入ってくるという。あら、あたしは箱なんかいらないわ。ゴミが増えるだけですもの。世の人々は箱が大好きのようで、通販のネットの書込みを見てると包装箱がひしゃげてたとか穴が開いてたとかで激怒してる人が結構いるけど、あたしは箱なんかどうだっていい。なくてもいいくらいだから。

その通販、電子レンジで肉や魚が焼けるって器械をしょっちゅう紹介してる。あたし、似たようなモノを20年前に同じくらいの値段(1万円くらい)で買って、当時は、失敗したと思って全然使わなかったんだけど、今回、ガス契約をしてない奥地の家で使えるかしら、と思って奥にあったヤツをひっぱりだして試してみたら案外使えたの。で、奥地の家に運んだんだけど、20年経って性能は進歩してるのかしら。うーんと進化してるんなら買い替えも視野に入れるけど。20年前は大昔。スマホなんてなかった。だから、調理器具も長足の進歩を遂げていても不思議はない。でも、買い替えて似たような代物だったら目も当てられない。

調理ネタが続いたんで、今日はこれで通しましょう。その他最近のあたしんちのご飯事情を一挙出し!

ヨーグルトとかを食べて善玉菌を腸に運ぶより、もとから腸にいる善玉菌を育てた方がいい、そのためには食物繊維をとるべし、って聞いて、最近はおおいに実行してます。ワカメは昔からラーメンや味噌汁に入れてたけど、最近は、切り昆布も買ってる。でも、切り昆布って汁物に入れただけではいまいち美味しくない。で、レシピを探してたら良さそうなのがあった。ニンニクを加えたゴマ油で炒めるの。

アーリオオーリオを作るときのパスタ麺を切り昆布に取り替えただけだけど、なかなかいける!いいレシピを見つけた!因みにこの写真に写ってるのは、鰯の缶詰の炊き込みご飯(けちってご飯4合に一缶なので、ほとんど色がないくらい薄まってる)、ワカメの味噌汁、そして大根の酢の物はスーパーの惣菜。ある日の昼食です。

あと、以前はうどんやラーメンをよくいただいてたんだけど、最近はお蕎麦が多い。お蕎麦の方が食物繊維が多いんだって。で、迷うのが、十割そばと、小麦が混じってる田舎そばのどっちにするか。もちろん蕎麦の割合が高いのは十割そばだけど、長野で生まれた田舎そばは籾の部分も入れて挽いてるんで、その分、身体によさそう。今日のお昼は田舎蕎麦にしました。

因みに、左側に写ってるのはめかぶ。お蕎麦の中の白いのはおろした大和芋。こうなると一種の偏執狂ね、食物繊維の。


逐語訳の勧め

2023-11-28 12:25:10 | 音楽

どーも!(Duomoはミラノ)拝島正子さんから毎度「音楽横好き」でご紹介いただいてる横野好夫です。今回、ちょっと書きたいことがあって、正子さんからスペースをお借りして書かせてもらいます。こないだ、正子さんが映画「ザスーラ」のことを書いてたでしょ?ボクも見たんだけどね、毎度のことながら字幕の意訳が気になって。例えば、ゲームが終わって「Thank you for playing」って表示が出たときの字幕が「お疲れ様」。「遊んでくれてありがとう」じゃいけないんだろうか。それから、宇宙に旅したことを姉弟が「never happened」って口裏を合わせたときの字幕が「架空」。直訳の「なかったこと」の方がいいと思うんだけど。まあ、ボクはね、映画やドラマは詳しくないから、その世界のしきたりみたいなことは知らないからこれ以上書かないけど、これが歌のお勉強のための訳だったら直訳、それも逐語訳に限る、と思ってる。だって、歌うとき、言葉を発するその瞬間にその言葉の意味を解って歌いたいから。例えば、ヴェルディの「リゴレット」の有名な「女心の歌」の冒頭の部分。有名な日本語訳は「風の中で」で始まる。たしかに、何節か歌ったトータルの意味は「風の中の羽のように女心は変わる」なんだけど、出だしの「ラ・ドンナ・エ・モビレ」は「女(心)は変わる」。ここに「風の中の」を当てちゃうと、まるで「ドンナ」が「風」みたいになっちゃう。もちろん、舞台で日本語で歌うんなら「かーぜーのなーかのー」は語呂がぴったり合ってて素晴らしい日本語訳だと思う。でも、ボクが言いたいのは、お勉強用の対訳のこと。その場合は、「ドンナ」は「オンナ」だと解っていたい(駄洒落じゃない)。だから、直訳(逐語訳)がいいと思ってて、以前、シュッツの歌を歌う会をやってたとき、資料の対訳もあえて逐語訳にしたのです。以上、青年の主張!でした!正子さんにお返しします。

このブログの主の拝島正子です。なるほどね。「横好き」だけあって、だいぶひねくれてるけど、言いたいことは分かった。因みに、あたしは「ドンナ」=「オンナ」って知ってたわよ。ジェンティルドンナに注目したのも、あら、「ジェンティル(レ)」(優しい)な「ドンナ」(女性)、「貴婦人」ってことね、たくましい名前が多いお馬さんの名前にしては優美な名前だこと!と思ったから。そしたら強くてね。名は体を表さわない。なにしろ、当時最強と言われていた一歳年上の男馬に体当たりして勝っちゃったんだから。名前と中身のギャップに一層萌えましたの。ただ競馬ファンの中には、「ドンナ」ってどんな意味?って言う人も多かったっていうけど(駄洒落じゃない、パート2)。

そう言えば、こないだ、横野好夫君とあたしは一心同体って書いたら、それって、1人の人間に2人の人格が入ってるってこと?って言った人がいた。いやあね。それじゃまるで女優の高橋ひとみさんじゃない。高橋ひとみさんには、もう1人「みゆき」って人格が入ってて、酔っ払うと出てくるんですって。で、やりたい放題をやるんですって。徹子の部屋でご本人が言ってた。そんな話を楽しそうにする高橋ひとみさんってなかなか気さくな人だと思った。


やらせ

2023-11-28 09:14:56 | 言葉

朝ドラのヒロインさん(ランちゃんのお嬢さん)、関東の人だけど、関西弁が上手いって関西の人から褒められてた。ホントならご同慶の至り。だけど、テレビ局がそういう投稿だけピックアップして紹介したのかも、って言ったらうがちすぎかしら。なにしろ、マスコミって、たまに(orときどきorしょっちゅう)ウソつきますからね。よく覚えてることがある。どっかの民放がなんとか審議会からウソついたと言ってお目玉を食らった。犬が出てくる番組で人間の胸のところに犬のエサを仕込んでたって聞いて、番組名は言わなかったけど、あたしすぐ分かった。偶然見てたんだけど、実験番組で、飼い主が犬の散歩中にわざと苦しがって倒れるの。そのときの犬の様子で犬が飼い主をどのくらい慕ってるか見ようって内容。何組か出てきたんだけど、飼い主が倒れたとたんに大喜びで走り回る犬なんかは本心(?)でしょうね。あんまり多くなかったんだけど、飼い主の側を離れない犬も何匹はいた。その中に、なんか変だな、っていうのがあって、飼い主の胸の辺りをしきりにペロペロするのよ。で、しばらく経って「胸にエサを仕込んだ」をきいて、すぐにそのシーンを思い出してガテンがいったの。

それにしても、イントネーションって、分かる人にはものすごく分かって違和感を感じるものらしい。例えば、メリル・ストリープがサッチャーを演じたとき、ちゃんとブリティッシュの発音をしたって褒める人がいた一方で、英語をよく分かる人は「不自然」と言っていた。だったら、メリル・ストリープが「マディソン郡の橋」に出たときはイタリア訛りの英語を話したと言って褒められてたけど、分かる人はやっぱり「不自然」と思ったのかしら。

今、朝ドラは戦時中。この時代、決まって登場するのは官憲と「大日本婦人会」。共通してるのは「えばってる」こと。これまでの朝ドラで、大日本婦人会が一番えばってたのは「カーネーション」。その婦人会のメンバー、戦争が終わったら今度は別のネタで町内を練り歩いてた。そういう人達って「お国のため」は口実で、内実は「えばりたい」「人の上に立ちたい」だった、ってことをよく描いてました。コロナ禍のときの自粛警察にも、最近の「私人逮捕」で動画を挙げてる人達にもあてはまると思う。因みに、大日本婦人会が「パーマネントはやめましょう」って言ってるじゃないですか。あたし、この台詞を知ったのは「カーネーション」よりずっと前……と言っても、リアルタイムで見たわけじゃないわよ。長谷川町子と言えば「サザエさん」だけど、あたしんちにどういうわけか「エプロンおばさん」の単行本があって、その中で見たんだった。銭湯には三助って人(男性でも女湯に入れる)がいるってこと、その漫画で初めて知った。最近、古本で買いました。懐かしくて。断捨離の逆だけど。

もちろん、一番えばってたのは官憲。だけど、ちょっと官憲の立場で考えてみた。この人達は、お仕事よね。もし、取り締まりをゆるめれば上の人から怒られるでしょうね。その上の人はそのまた上の人から怒られるんでしょうね。朝ドラで、この官憲にスポットライトを当てたのは「花子とアン」。ヒロインのお兄さん(賀来千香子さんの甥っ子さんが演じた)が官憲だった。で、終戦で、官憲が逆の追われる立場になったことを描いてました。フランスでは、ドイツ軍がパリを占領中にドイツ軍兵士といい仲になっておいしい思いをしたフランス人女性が、解放後に民衆によって坊主にされる映像が残ってます。


ポニー

2023-11-27 10:02:53 | 日記

現代は、「史上最高」「空前絶後」が生まれる時代なのだろうか?大谷翔平しかり、藤井聡太しかり。そして、イクイノックス(馬)。馬って、逃げ馬と差し馬の二種類があって、逃げ馬は最初から飛ばして先頭を走る。で、最後にばててくるんだけど、後続の追い上げをなんとかしのいで勝ちきる。持久力タイプね。差し馬は最初後ろの方を走っていて、最後にスパートして前の馬を抜いて勝つ。瞬発力タイプよ。ところが、イクイノックスは、最初から飛ばす馬についていって、最後の直線、前に行った馬が失速し、これから後ろの馬が追い込むってときに、どの馬よりも速いスピードでスパートする。先行した馬が「上がり最速」(最後の直線を一番速く走ること)じゃ、他の馬は手も足も出ません。人間のマラソンに例えるなら、スタート後に早々と先頭に立ち、競技場に戻ってきたら短距離並みのスピードでダッシュして圧勝する、って感じ。持久力も瞬発力も備えた、まさにスーパーホースです。

人って、自分が昔好きだった人・馬をいつまでも最高って思いたい。パヴァロッティのお父さんも、自分が若い頃聴いてた歌手のことばっかり褒めて、なかなか息子のことを認めてあげなかったんだって。あたしも、史上最高の馬はシンボリルドルフってずっと思ってた。でも、今は、イクイノックスが史上最高だと思う。大谷さんと同時代にいるのが幸せなのと同じくらい、生きてる間にイクイノックスを見られて幸せ。

昨日のジャパンカップでイクイノックスに騎乗したルメールさんのジョッキーカメラ(騎手の目線で見たレース映像。騎手の声も入ってる)を見たらね、ゴールした後、「ありがとう」「サンキュー」のほか「メルシー」とも言ってた。ルメールさんはフランス人だから。あと、「ホワット・ア・ホース」(何て馬だい!)とも言ってた。

そのルメールさん、レース後のインタビューで、「イクイノックスは乗りやすい。ポニーみたい。誰でも乗れる」と言ってた。「誰でも乗れる」は大謙遜ですけどね。ポニーで思い出したのは、昔、明石家さんまさんの番組で、普段レースをしない動物を調教してかけっこをさせるっていうのがあって、ラクダなんか結構速くて、ところが、急にがくっと膝をついて止まったりして、へーっと思ったんだけど、その中にポニーがいて、当時、最強だったナリタブライアンって馬にあやかってナリタブラリアンって名前が付けられてて、で、このポニーさんが調教後めちゃくちゃ速く走るようになって、他の動物をごぼう抜きで勝ったの。そのときの顔はまさに「馬」そのものだった。

これで引退の可能性が出てきた。イクイノックスは四歳。多くの馬は少なくても五歳までは走るけど、功成り名を遂げた馬は四歳で引退することがある。引退後は種牡馬としての期待があるところ、走ると怪我の危険を伴うから(馬の脚の怪我は致命傷になるおそれがある)。馬券的にも、絶対勝つ馬がいると万馬券とか出ないしね。「引退しないで凱旋門賞」に行ってほしいって声もある。競馬の最高峰は凱旋門賞だからそこで日本馬が勝つ姿を見たいってわけ。野球選手がメジャーに行って実力を試したい、って言うのと同様の発想かしら。でも、フランスの馬場って草ボウボウで日本馬にはまったく向いてない。あまたの日本馬が凱旋門賞に行って、ボロボロになって帰ってきて、その後鳴かず飛ばずになっちゃう。ずっと日本にいれば活躍できたろうになまじ凱旋門賞なんかに行ったからよ、もういい加減「凱旋門賞神話」は捨てる時代よ、と思う。

因みに、昨日のジャパンカップの2,3着はどちらも牝馬。競馬の世界では、牝馬限定のレースもあるけど、男馬限定っていうのはない。脚自慢の牝馬は男馬に混じって走って男馬を蹴散らしたりする。あたしが大好きなジェンティルドンナもそうだった。人間の運動競技は男と女で別れてるわね。女性限定の競技は残しといてもいいけど、男限定ってのはいらないんじゃない?力自慢の女子が男と一緒に戦いたければ戦っていいんじゃない?将棋の世界はそうよ。「女流」もあるけど、藤井聡太さんが活躍してる将棋の世界は、女性だって入れるの。朝ドラの「ふたりっこ」の香子が活躍したのはそういう世界だった。

 


フィクション

2023-11-26 11:48:44 | 日記

20年近く前に映画館で予告篇を見たけど映画館では見ず、CSで放送したヤツを録画したけどずっと見なかった「ザスール」をようやく見ました。兄弟が宇宙を旅する内容のすごろく(みたいなボード)で遊んでてたら、すごろくの内容が現実になり、窓を開けたら土星の輪がすぐそこにあったり、肉食宇宙人に襲われたりする。で、いろいろ怖い目にあった後、ゴールの「ザスール」に着いたところでゲームオーヴァー。地球に戻るって話。戻ったところで弟が目を覚ますので、「夢だった」で終わるのかと思ったら、アドヴェンチャーの記憶は兄弟に共通。宇宙に消えた自転車が空から降ってくる。だから夢ではなく現実だった。でも、起きなかったことにしようね、と言ってThe end。だけど、「現実だった」と言ってももともと映画ですからね、現実には現実ではない。もし、「夢だった」で終わったら、現実ではないことも現実ではない、ってことになる。え?二重否定は肯定だから、現実ではないことが現実でないなら現実?そんなわけないんだけど……どこで間違えたんだろ。

因みに、非現実を描いた映画で思い出すのは昭和のゴジラシリーズの一つ、「オール怪獣大進撃」。主人公の男の夢の中にゴジラや他の怪獣が出てくる。この映画、見に行った小学校の級友の間では不評。理由は「だって、夢の中の話でホントのことじゃないんだもん」。あたしも同じ感想を持った。が、考えてみれば、もともとゴジラはホントのことじゃない。何をいまさら非現実であることに不満を持つのか不思議と言えば不思議だが、まあ、映画の中だけでも現実のことと思いたいんだろう、子供心とすれば。

それで思い出すのは、父方の叔父さん。夏休みに伯父さんち(父の実家)に行くのが慣例(つうか、あたしの実家の唯一の家族旅行)だった。で、ある夏もやはり伯父さんのところへ行くって話になって、移動時間がちょうど「巨人の星」の放送時間と重なった。だからあたしは行きたくないとごねた。が、無理矢理連れていかれて、伯父さんちに着いてその話が出たとき、伯父さんがあたしに「まあちゃん(正子だから)、あれ(巨人の星)はホントの話じゃないんだぞ」と言う。あたしは叔父さんがそんなことを言うのが不思議だった。第1に、ドラマ、映画、漫画の類いはフィクションが当然なのに、フィクションだから価値がないと伯父さんは言いたいのだろうか。第2に、フィクションだってことは百も承知。なのに、伯父さんは、子供はホントのことだと信じて見てると思ってるんだろうか。まさか、ゴジラもホントにいると思ってる、と思ってるんだろうか。

まあ、うーんと小さい子供ならそう思っても不思議はない。実家に最初にテレビが来たとき、あたしは就学前の児童だったが、テレビの中に小さい人がいる、と思ってワクワクしたっけ。

そう言えば、テレビに猫が映ると、ウチの猫は、はじめのうちは、興奮して、テレビの中の猫にパンチをくれてやってた。でも、猫だって見てるうちにフィクションだって分かったんでしょう、見向きもしなくなりました。


きな粉/三脚

2023-11-25 17:00:16 | グルメ

きな粉を食べたのは子供の時以来かしら。「トリセツ」で牛乳にきな粉を入れると食物繊維がたくさんとれると聞いて、牛乳は鮭や豚バラや鶏肉をクリーム煮にするために買ってあったんで、早速きな粉を買っていただいたんだけど美味しい!これで身体にいいんなら続けるわよ。因みに、今回の「トリセツ」で日本で長寿の地域はどこか!?って言ってて、まあ、テレビも言うことをコロッと変えるけど、さすがに10年くらいは同じことを言うから、じゃあ日本海に面した京丹後市?と思ったら正解。この地に住んでる人は食物繊維の摂取量が多くて長寿だって前にも聞いた。ただ、前に聞いたときは海藻のことを言ってたんだけど、今回は海藻には限ってなかった。それ以来、海藻をたくさんいただくようにしてるんだけど、以前は某国産の乾燥ワカメだったんだけど(某激安スーパーで馬鹿みたいに安いから)、その国が日本の海産物を輸入しなくなったから「食べるぜ!ニッポン」って言ってるときにその国のワカメを食べる道理はないでしょ?だから、国産の生ワカメに切り替えたの。

話は変わります(ネタがたまってるから早くはきださないと)。星がきれいに撮れるカメラが欲しいんだけど、無職無収入のくせに欲しがってばかりじゃいけないからね、とりあえず、今あるカメラを最大限活用しようと思って、百均で三脚を買いました。

奥地の家の出窓に置くにはこのくらいの大きさがちょうどいい。足立区の現住所でも脚をベランダにひっかければそこそこ安定する。そうして、足立区で撮った「冬の大三角+オリオン座」がこれ。

23区で一番地価が安いといってもそこは東京都。奥地よりも空が明るいから星は撮りずらい。それでも三脚効果と、あとマニュアルで撮ったこともあって、この間みたいな「補助線」なしでも冬の大三角とオリオン座がはっきり見える(中央やや左よりにある若干右に回転した△が冬の大三角。その△の頂点を左上の角とする長方形(中に三つ星が並んでいる)がオリオン座)。

じゃあ、今後もこのカメラでがんばろう、と思った矢先、カメラの動作がおかしくなった。もともと中古で買ったんで、もう寿命が来たのかしら。新しいカメラは物色するしかないかー(と、いかにも「仕方ない」風を装っているけど、しめしめ感がぬぐえないあたし)。


歌の「鱒」は「鮭」でもよかった件

2023-11-25 09:33:43 | 音楽

冬が旬のタラって、サザエさんのタラちゃんのイメージで小さい魚と思うと大間違い。なかには120センチになるモノもあるんだって。同じく冬が旬のブリ。近くのスーパーも、秋鮭があった売り場はブリに変わりつつある。そのブリを買ってきて、照焼にした。ブリって言えば照焼ですもんね。定番料理ってある。サンマやサバは塩焼き。サーモンはムニエル。鮭もムニエル……あら、鮭とサーモンって同じだっけ。鮭は鱒と同種って話を聴いたことがある。トラウトサーモンって名前も見たことがある。よし!鮭と鱒とサーモンとトラウトの関係を調べよう(今回のミッション)……と思ったんだけど、容易に整理はつかない(まるで、荒川と隅田川と大川の関係。ミッション・インポシブル)。区別の基準がいろいろあるの。国産か外国産か、淡水か海水か、養殖か天然か等々。

で、にわか勉強の結果はこう。サケとマスは生物学的には同種(サケ目サケ科。そう言えば、鮭鱒漁ってひとっくくりで言ったりする)。淡水でのみ棲息する魚がマスと呼ばれることが多い(英語のトラウトも淡水にいるサケ・マスのこと)。その代表格がニジマス(トラウトサーモン。たしかに、ニジマスは川魚だから淡水魚なのは間違いない)。その他のサケ・マスのうち、海にいて生食できないのがサケで、もともと海が生息地なんだけどノルウェーとかが淡水で養殖して生食可能にしたサケがサーモン(アトランティックサーモン等)ということらしい。だから、同じ種類でも「育ち」によって生食可能だったりそうでなかったりして、それによって呼び名が違ってくるらしい。

おまけ。今春のWBCの決勝で、大谷投手と最後に対戦したアメリカのバッターの名前がトラウトだった。綴りはマスと同じTrout。だから、彼は、日本では「鱒さん」。因みに、ドイツ人のバッハさんは、日本では「小川さん」。

そう言えば、「Die Forelle」っていうドイツ語の歌があった。「Forelle」は「鱒」で、この歌の舞台は小川だから、「鱒は主に淡水魚を指す」という上記と符合しますわね。因みに、「Forelle」は「Lachs(鮭)」の種類に属する点も、上記と符合します。でも、もしかすると、産卵のために海から遡上してきたサケかもしれない……あ、それだと「Lacks」のはずね。因みに、「鱒」の作曲者さんは、日本では「靴屋さん」。ご先祖さんが靴屋さんだったんでしょ。ハンス・ザックスさんとご同業。

さっき、海にいたサケは生食できないって書いたけど、川を遡上してくるサケをヒグマは生食してる。まあ、あたしたちが生で食べられない鳥だって野良猫は生でいただいてますからね。免疫が蓄えられてるんでしょう。

 


筑波山は渋滞

2023-11-24 10:22:29 | 日記

筑波山は休日に来ちゃだめだってこと、知ってたはずなのに忘れてた。山腹までのシャトルバスに臨時便があったりして、あら、休日もいいじゃない、なんて思ったのも束の間。山道に入った途端に大渋滞。

バスが抜いた徒歩の人に途中で抜きかえされたもんね。休日はこうなんだ、ってことをようやく思い出しました。なにしろ一本道で、山腹の駐車場がすぐ一杯になって空くのを待ってるんだから渋滞になるはずなのよ。休日に筑波山にマイカーで行くのはやめましょうね。マイカーの人も、バスの人もいいことないから。

いつもは、ケーブルカー横の急峻な山道を登って男体山に行き、尾根をつたって女体山に行った後、ロープウェイに沿った道で下るんだけど、この日は逆(逆ルートで行くことが今回のミッション)。そしたらあなた、女体山の頂上が近くなってくると、なんと、人間も渋滞している。

女体山の頂上附近は巨岩がごろごろしてて、そこを這うようにして上り下りするの。だから、慣れてない人や小さい子供がいると時間がかかる。さらに、人が通るのは岩の狭い隙間だから、登る人と降りる人が同時に通れない。かち合ったら登る人が降りてくる人が通り過ぎるのを待つんだけど(単線の駅で、電車が反対方向の電車を待ってるのと一緒)、1人2人ならいい。でも、休日だと何十人もの集団が降りてきたりする。そうすると待てど暮らせど列が終わらない。その間、登る人は足止め。だから渋滞するのよ。あたし、普段筑波山に来るのは平日だし、女体山から下るのがいつものルートなので、こんな渋滞、経験したことも見たこともなかった。まあ、渋滞のおかげで骨休みにはなりました。呼吸が整いました。その分、汗が冷えちゃったけど。

で、ようやく女体山の頂上に着いて、そこから男体山方面に向かったんだけど、そこには、今度はケーブルカーを待つ人の列!

あたしは、ケーブルカーは使わないから、この列には並ばなくてすみました。

ってわけで、今回の結論=休日に筑波山は来るべきではない、でした。渋滞もいやだし、前後を人に囲まれるとペースが狂うっていうのもある。競馬の馬もね、前に馬がいると抜きたがって、後ろに馬がいると抜かれまいとがんばってオーバーペースになって最後失速することが多いんだけど、人間も一緒です。

そもそも、今回登ったのは、紅葉を見たかったから。ありましたよ、紅葉が。スポット的に。

あと、あたしがときどき筑波山を登るのはね、心肺機能を維持する目的もある。競馬の馬も稽古をしないと心肺機能が衰えて弱くなる。筑波山登山ができる程度の心肺機能を維持したいの、あたし。

以下、おまけ。

下山するときね、すぐ後ろに英語を話す集団がついてきてたんだけど、誰かがすべって尻餅をついたの。そしたら「Somebody sits」だって。「座る」?なるほど、尻餅は「座る」とも言えますね。

でも、登山客の中で一番飛びかってたのは中国語だった。

外国人も多かったけど、小さい子供も目立った。小さくても結構ぴょんぴょん跳ねるように上り下りしてた。筋力が足りなくてもその分軽いからね。競馬のときも、雨が降って馬場がぬかるんでるとき、軽い馬はめりこみが少ないから好走するのよ。なかには、親に引きずられるようにして登ってる子供もいたけどね。

子供の頃と言えばね、あたし、意味なんか知ったこっちゃないから、「ロープウェイ」のことを「ロープーエー」と言ってた。でも、「ウ」と「ー」は互いに代替されることが多いから(例えば「トウキョウ」と「トーキョー」)、あながち「ロープーエー」でも間違いではないわね。

 

 


春のうららの隅田川

2023-11-23 21:27:27 | 日記

そんなわけで、「吾輩は猫である」を読んでるんだけどね(あたし、外国語の本とか読んで頭が疲れたとき、箸休め(骨休め)に「猫」か「坊ちゃん」を読む)、もう、何度も完読してるんだけど、読むたびに新しい発見があって飽きない。

で、今回、たくさん「へー」があったんだけど、一番「へー」だったのは、「吾妻橋へきかかった……札幌ビールの処で」ってくだり。あら、吾妻橋工場って大昔はサッポロだったの?今、浅草から吾妻橋を渡ると屋上にきんとん雲みたいなオブジェのあるアサヒビールの本社があるでしょ?あそこ、昔はアサヒビールの工場があったのよ。で、レストランが併設されていて、今もレストランがあるけど趣は全然違ってて、いかにも工場併設って感じで、そこで飲むビールは格別だって言われてたの。その工場が取壊になったときは、残念がる人がきっとたくさんいたと思う。まあ、仕方がないわね。ビール工場って、結構、新陳代謝があって、今、どこどこビールのなんとか工場って聞いても全然知らなかったりするものね。そのアサヒの吾妻橋工場が漱石の時代(明治時代)はサッポロだったって知らなかった。まあ、ありうること。なぜって、アサヒ(当時は大阪麦酒)とサッポロ(ともう一つ)は戦前、合併して大日本ビールになったの。で、サッポロの吾妻橋工場は大日本ビールの工場になったのね。で、戦後、財閥解体でアサヒとサッポロが再び別会社になったとき、吾妻橋工場はアサヒの工場になったんだと思う。あたしの推測だけど、多分当たってる。

因みに、吾妻橋って、今では隅田川にかかってるんだけど、現在の隅田川って、東京都北区の岩淵水門で、荒川から分岐した流れなのよね。「分岐」って言うと隅田川の方が分家みたいだけど、現在の岩淵水門以下の荒川って、後から人工的に掘ってできた流れ。それまでは、今の隅田川が荒川で大川とも呼ばれてた。新しく掘った方は「荒川放水路」って呼ばれていた。だからか。あたしが子供の頃の地図だと、今の荒川は「荒川放水路」だった。だから、あたしったらつい最近まで「荒川放水路」が正式名称だと思ってた。名前から「放水路」がとれて「荒川」になった(荒川の本流になったことを意味する)のは1965年だって。あたしの感じだと「随分前から本家(本流)に格上げされてたんだなー」だけど、「えー、そんな後まで分家だったの?」って思う人も多いかもね。荒川放水路の工事は1913年から1930年までに行われたっていうから、漱石の時代はまだなくて、吾妻橋は、隅田川=荒川=大川に掛かる橋だったことになる。

それから、滝廉太郎の「花」に♪春のうららの隅田川……ってあるけど、この曲が作られたのは1900年っていうから、やっぱり、まだ隅田川=荒川=大川の時代だったことになる。隅田川の花って言えば、今では、河岸の桜の花を思い浮かべるけど(それも2番の歌詞に出てくるけど)、1番の歌詞に「かいのしずくも、はなとちる」ってある。当時は手こぎ船で、櫓櫂からしたたるしずくを花に見立てたんですね。


馬鹿と煙は高い所が好き

2023-11-22 10:41:30 | 音楽

例の音楽横好きの友達が言ってたんだけど、彼、あるセッションに行ってきたんだって。例によって、ヴァイオリンとチェロとクラリネットと喉を持って(喉は身体に備え付け)、ポーターみたいになって(昔、京成電車に乗ってた行商人の方がうまい例えかしら)、行って参ったんだって(「参る」は「帰ってくる」の意味がある、だから、出征軍人は「行って参ります」って言っちゃいけないんだ、って朝ドラで言ってた。そう言えば、今朝、あさイチでなかなか鈴木アナウンサーを映さなかったけど、また号泣してたのかしら。まったくね、NHKったら朝から国民をこんなに泣かしてどうする気なのかしら)。で、最初にヴァイオリンでベトヴェン(夏目漱石はそう呼んでいた)のメヌエットを弾いたら、思ったより上手くいったんで、その後、チェロを弾いて、クラリネットを吹いて、歌を歌って、また順番が回ってきたとき、「今日はヴァイオリンがいけそう」と調子に乗って(友達はすぐ木に登るタイプ)、罰歯さんの無伴奏の曲を弾いたんだって。その時点で、既に赤ワインを一本空けてたんだけど、彼は顔に出ないタイプで、本人も酔っ払ってる自覚はなかった。だけど、ひどい出来で、登った木から思いっきり落ちてへこんだんだって。で、しばらく経ってから録音を聴いたら、ものすごく速いテンポで弾いていて、あー、これじゃ上手く弾けないわけだ、その割りにはよくがんばったよ、って言ってまた木に登りそうな勢い。問題は、なんで、そんな速いテンポで弾いたかってこと。やっぱりお酒か。自分で平気だと思っても平気じゃないんだ。だからお酒を飲んで車を運転すると、知らないうちにスピードを出し過ぎて、事故を起こすんだ、だから酒酔い運転は絶対ダメなんだ、とっ捕まるんだ、とものすごく合点がいったらしいの。で、このことを人に知らしめるのは社会的啓蒙になるから、あたしにブログに書けって言うの。だから書いたの(現在完了形)。

因みに、夏目漱石のことをちらっと書いたけど、あたし、今ね、また「吾輩は猫である」を読んでるの。「吾輩」(猫)の飼主の「苦沙弥先生」は漱石がモデルよね。つまり、「苦沙弥先生」は漱石のアバター。ところがね、お話の中に「そう石」って名前が出てきて、この人も漱石のアバター。アバターが二体。で、「そう石」のことを苦沙弥先生が「馬鹿」って言うの。アバターがアバターを「馬鹿」って言ってるわけ。なかなか珍妙。

「木に登る」と書きました。「馬鹿」とも書きました。この二つが融合すると、「馬鹿も木に登る」?違った。木に登るのは豚だった(豚もおだてりゃ木に登る)。「馬鹿」は、「馬鹿と煙は高い所が好き」だった。で、たまに木から落ちるのが猿ね。


秋鮭祭りもそろそろ終焉?

2023-11-21 10:14:18 | 日記

同時に生まれた姉妹なのに犬猿の仲の猫猫の2ニャンだけど、冬になると暖を求めて距離が近くなり、尻尾がくっつく日も。

昨日の「あさイチ」で、無駄遣いがやめられない奥さんが紹介されていて、1パック409円の合い挽き肉が200円に値下がってたんで2パックも買っちゃった、って言って、それを「無駄遣い」って言ってるんだけど、画面を注視したら、もともとの100gあたりの値段が198円!た、高い。うちの近くじゃ100円ちょっとよ。だから、値下がってようやく普通のお値段。元のお値段じゃ、あたし、とってもじゃないけど手がない。2パックくらい買って当然よ。冷凍しとけばいいんだし。因みに、近くのスーパーで、もともと100g100円ちょっとの挽肉に半額シールが貼ってあったことがあって、当然、何パックも買いました。

その「あさイチ」では、「先延ばし」をも悪徳のように言っていたけど、それって、デフレを敵視する考えと共通するところがある。と言うのも、インフレだとモノの値段が上がるから「今買っておかないと」っと心理が働いてモノが売れる反面、デフレだと消費者が購買を先延ばしにしてモノが売れない、だからデフレはダメだって言うの。でも、必要なモノならいつかは買うでしょ、つまり、インフレって、豚を豚舎に追い立てるように、あたしたちを追い立てて今必要でないモノを買わせる、ってそういうことなんじゃないの?なんだか失礼しちゃう。それこそ「無駄遣い」じゃない?

デフレだろうが何だろうが、旬のモノは先延ばししないで買いますよ。安いしね。この秋、鮭をどんだけ食べたことだか。調理法もいろいろ変えて。昨夜は、秋鮭を牛乳で煮てるところにパスタ麺を入れて、ワンパンでパスタ入りの秋鮭クリーム煮を作った。

名付けて、秋鮭のクリームパスタ。点在する黒っぽいのはゴボウ。ゴボウはこの秋のマイブームです。

でも、そろそろ秋鮭も終わりか。スーパーの鮭を売るスペースも狭くなってきた。すぐ冬だしね。勝者必衰の理。これからはタラかしら。

因みに、「ビタミンCは熱に弱い」はウソなんですって。熱でも壊れないんだけど、ただ水溶性なので煮ると水の中に溶け出してしまう。だったら、その水(お湯)ごといただけば摂取できるはずよね。このことを正面から言ってくれてる人って見ないんだけどなぜかしら。あたしは煮汁を捨てないでとことんいただいちゃうからきっといいはず。とにかく、「昔の常識が今の非常識」、これが「常識」。

 

 

 


猪目/滑舌/ボジョレー・ヌーヴォー

2023-11-20 09:09:18 | 日記

英語が入ってくる前、「ハートマーク」は「猪目」と呼ばれていた。でも、「猪目」だと「ハートマーク」の「心ウキウキ」のイメージはないわね。そう言えば、「コッホ先生と僕らの革命」ってドイツ映画を見て知ったんだけど、ドイツの学校が英語を教えるようになったのって、1800年代後半(日本の明治時代)で、サッカーが入ってきたのもこの頃なんだって。へーえ。ドイツ人のサッカー好きってすごいものがあるけど(メルケル元首相も熱狂的に応援してた)、歴史は結構浅いのね。なんでもそうよね。ドイツのジャガイモだって、イタリアのトマトだって、今ではお国の代名詞みたいだけど、そんな大昔からあったものじゃないみたいだし。

「コッホ先生」もそんなんだけど、外国語の映画を聴いてると、言ってることが聞き取れないことがしょっちゅう。でも、がっかりする必要はない。日本語だってちゃんと聞き取れてないんだもの。役者の滑舌が悪いときとか特に。昨日の「どうする家康」でも、千姫(子役)の台詞で「すー」と聞こえたのは「せん」だったし、「おえー」と聞こえたのは「お家」だったし、「ちち」と聞こえたのは「茶々」だった。あと、BSで放送してた映画「幸福のスイッチ」も半分は何言ってるのか分からなかったけど、これは、わざと方言を強調したらしいから、「分からない」が「正解」だったみたい。

解禁日からは数日経ちましたけど、ボジョレー・ヌーヴォーを飲みました。そんな銘醸ワインってわけじゃないんだけど、航空便で入ってくるからお高い。それでも、大昔は一本3000円以上したけど、どんどん値下がってきて、1000円を割るまでになった。容器もペットボトルになって。でも、昨今のインフレで1000円を超えるようになって、だからウチのあたりじゃ飲む人がいなくなっちゃって、仕入れてもたくさん余っちゃうから近くのスーパーは取扱いをやめちゃった。でも、「縁起物」で毎年飲んできたから途切れるのも寂しい。だから、飲みました。

今年は、とびきり上出来ってわけでもないみたい。

 


冬の大三角/麻婆豆腐/再生工場

2023-11-19 16:51:07 | 日記

奥地の家からは星がホントによく見える。こないだはオリオン座を見た、と書いたけど、オリオン座の星の一つが他の星座の星とトリオを組んで「冬の大三角」を形作ってるそうで、今回は、それにフィチャーしました。撮れましたよ。

黄色い線で結んだのが「冬の大三角」で、赤い線で結んだのがオリオン座(楕円は、オリオン座の中の三つの星の辺り)。肉眼ではもっと星々が輝いてたんだけど、スマホだとこんな感じ。それでも、一緒に持って行ったデジカメよりは映ってた。星を撮るのに適したデジカメがあるらしいので、今、物色してる。肉眼で見える程度に、線を引かなくても分かる程度に撮りたいので。

奥地に行くときは必ず寄るようにしてる(応援してる)中華屋さんで、今回いただいたのは麻婆豆腐。

麻婆豆腐とくれば白いご飯が食べたいので、プラス200円でご飯とスープとのセットメニューを注文。ご飯はお替わり自由(どこまでも至れり尽くせり)。と言っても、あたし、夜は飲む代わりに小食だからお替わりはしなかった。備忘録なんだけど、これまでに制覇したメニューは「キクラゲと卵と豚肉炒め」「回鍋肉」「レバニラ炒め」「黒酢の酢豚」そして今回の「麻婆豆腐」。点心は「焼き餃子」「水餃子」「小籠包」「エビ焼売」(今回はセットのご飯とスープで点心はなし)。飲み物は毎回一緒=甕出し紹興酒。メニューはまだまだある。全部制覇するつもり。

奥地の家に行くときは、いつも荷物(足立区の家で不要になったもので使えそうなモノ)を持っていくんだけど、こないだ持っていったのはセラミック・ヒーター。足立区の家では使い途がなくて「あーあ」と思ったんですけど、奥地ではいい仕事をする。戦力外通告をされた野球選手も別の球団に行くと生き返ったように活躍する人がいますよね。奥地の家は、その意味で、わが家の「再生工場」になってます。


しもやけ

2023-11-18 11:23:12 | 日記

昨日、神楽坂駅の改札口で、4,5年振りに知人とぱったり会って、「たまにブログを読んでます」と言われてびっくり。どこで誰が読んでるか分からない。めったなことは書けないわ(とか言って書いてるけど)。

800枚以上あったMDを、このたびすべて音声ファイルに変換しました。MD再生機器の新品の販売が終了してるなか、壊れては中古を買い、それが壊れてはまた買い、の連続。そうした歴戦の強者たちがこれ。

この中で、一番たくさん戦ったのがソニーのMDウォークマン(写真左上)。小兵だけど、一番がんばり、仲間が次々とリタイアするなか、最後に1人生き残った。「ソニータイマー」なんて都市伝説があったけど、ウソよ。とっても丈夫。わが家では、これで殿堂入りを果たしました。ずっと置いときます。因みに、機械を次々に潰しつつ戦い続けるあたしって、子供の頃観た大河ドラマの「源義経」に出てきた義経の家来みたいだと思った。その家来って、衣川の戦いで刃こぼれで刀がダメになるたびに井戸の中から新しい刀を取り出すの。それにしても、衣川の戦いって悲惨。藤原氏を頼って落ち延びた義経を、頼朝を恐れた藤原泰衡が滅ぼしたんだけど、10数騎の義経主従に対して500騎で攻めたんですってよ。多勢に無勢ってまさにこのこと。

話は変わるんだけど、あたし、冷え性なんです。ここ何年か、冬が来ると必ずしもやけができるから、間違いない。前の冬んときなんか、指がものすごく腫れて、で、皮膚科に行ったら、先生が「むむっ」と言って患部をしげしげと見て、「しもやけです」って。「しもやけ」侮るべからず。痛痒くてホントにつらい。だから、今度の冬のあたしの抱負は「絶対にしもやけにならない」。そのためには、方針を大転換。電気ガスをけちるのはやめ。うんと暖かくする。洗い物をするときもお湯を使います。

って話を人にしたらね、「お湯よりも手袋をした方がいい。手袋をしないで洗い物をすると必要な油分までが流れてしまう」と言われた。あら、それって、鉄のフライパンを洗剤で洗ってはいけないのと同じね。鉄のフライパンは、使い続ける間に表面に油のコーティングができて、それでこびりつきを防ぐの。洗剤で洗うとそのコーティングがとれちゃうからいけないの。だから、洗剤を使わずにたわしで洗うのよ。