拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

皇居一周ラン&ウォーク

2024-06-18 11:34:06 | 音楽

石川さゆりさんのお父上は、食卓についてもお箸が出てないとご飯に手をつけず、なぜかと聞かれると「箸がなくて食べられるかっ」と言ったそうな(徹子の部屋)。石川さゆりさんは、「そういう態度は今じゃ許されない。『お箸がないんだけど』と言えばすむこと」と言っていたが、私に言わせれば「自分でお箸をとりに行けばすむこと」である。

はて、ではなく、さて、こないだ内濠沿いを歩いたら、皇居を一周するランナー達とたくさんすれ違ったので、よし、私も皇居一周ランをしよう、と心に決めて実行したのだが、途中で脚が痛くなった。「自転車」「歩き」「走り」では使う筋肉が違うらしい。思えば、かつて炎天下に二時間自転車を漕ぐのもへっちゃらだった私がひらすら歩くようになってから久しぶりに自転車に乗ったら脚がすぐ疲れたときも、使う筋肉が違うんだなと実感した。走ることが部活動であった点は半世紀前の話だから筋肉はすっかり別物である(使う筋肉云々の話ではない)。そういうわけで、走っては歩き、歩いては走りの「ラン&ウォーク」で完走。もともと写真を撮るときは止まろうと思ってたから予定通りと言えば予定通り。徐々に慣らしていけばよい(つまり、今後もやるつもりである)。

今回走った(歩いた)コースは、前回の「内堀~外堀」のコースとは若干異なるため、見た景色も異なる。例えば、

今回、内濠通り(橋からは少し距離がある)から正門鉄橋と正門石橋の二つが同時に見えた。

奥の黒いのが正門鉄橋であり、手前の茶色のが正門石橋である。前回は、正門石橋の手前からだと重なってしまって正門鉄橋が見えなかった(同時に二つの橋を見られなかった)。今回は、奥の正門鉄橋の方が高台にあることと、それを遠くから見たことによって両方同時に見えたのである。坂道は、二つの橋の間だけではない。外苑から二重橋までずーっとタモリさんの好きな坂道である。江戸城が台地のヘリに造られたことがここでもよく分かる。因みに、二つの橋があるから二重橋だと思われがちだが、二重橋は正式には奥の正門鉄橋のみを指す。昔、木橋だった頃、補強するために下に丸太を伸ばしていて、それで二重に見えたのだそうだ。

この二つの橋がかかってるのが二重橋濠。今回は、これより外側の日比谷濠と馬場先濠沿いを走った(歩いた)。「外側の堀」だが、外堀ではなくやはり内堀である。こっち方面の外堀の役目は外堀川(山手線他の線路の東側にあった。現在は埋め立てられている)が担っていた。その馬場先濠の様子がこう。

真っ黄色。人は、同じ黄色でも黄金(こがね)なら喜び藻なら「すん」と言う(植物学者は逆だろう)。隣の日比谷濠の水は普通の水の色。橋の両隣で堀の様子が全然違うってことは、水が通ってないのだろうか。

そんなこんなで、歩く時間が大半を占めたにせよ皇居一周を完了して、銭湯に向かう。そう、皇居の近くに銭湯があるのである。都会に銭湯があって、奥地に全然見当たらないのは不思議である。この後、御茶ノ水まで歩き、再び聖橋でカメラ小僧になったのであるが、その話は改めて。



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