拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

果物ナイフではちょっと・・

2010-04-30 20:53:24 | インポート

我が家のベランダからの風景です。電信柱の右横にかすんで見えるもの、これきっとスカイ・ツリーです(違ってたら、大笑い。)。肉眼だともう少しツリーっぽいのですが。5倍ズームで撮ったのですが、こんなものですねー。望遠レンズが欲しくなっちゃいます。この後観察を続けていって、少しずつ大きくなっていれば、間違いなくスカイ・ツリーです。
プッチーニのオペラの話が続きましたが、名作が抜けていました、トスカです。トスカにも、強烈な歌詞というか台詞があります。スカルピアという、あくどい警視総監が、トスカの彼氏の命を助ける代わりに(これも、実は嘘なのですが)、トスカに自分の女になれ、と命じます。やむなく同意したトスカに対して、スカルピアが「トスカ、フィナルメンテ・ミーア、アーーーッ」と叫びます。最後の「アーーーッ」は、悲鳴です。トスカに覆い被さろうとして、トスカに果物ナイフで刺されたのです(で、スカルピアは絶命するのですが、果物ナイフで刺したって致命傷にはならないんじゃないか、とちゃちゃを入れる見解があります。)。その前の部分の台詞は、英語に直訳すると、「トスカ、ファイナリー、マイン」です。つまり、「トスカ、とうとう俺のものになった」です。この役をやらせたら右に出る者がいないと言われたのは、(大昔の歌手ですが)ティト・ゴッビです。とにかく、芝居がうますぎるくらいうまくて、このスカルピアを演じている時、あまりに憎たらしいので客席からピストルで撃たれたという話があります。

パヴァロッティと中国

2010-04-29 21:24:44 | インポート
スカイツリーが観光名所になっているんだと。私も行きたいなー、と思いつつ、乗ってる電車が北千住あたりに来たので、ふと南の方を見たら、なんと近いところに立ってました。それどころか、家に帰って、ベランダから南の方を見たら、遠くにそれらしき影が。もう暗かったのではっきりとは分かりませんでした。明日陽が出たら確認してみよう。もしスカイツリーなら、なんで今まで気がつかなかったんだろー。まあね、ベランダでボーっと街を眺めるような余裕もなかったし・・。相変わらず、パヴァロッティのハイC、そして中国がからんだ話です。私のところには、ボエームの録音は各種媒体を含めて、少なく見ても40種類以上あるのですが、その中でも面白いものとして、パヴァロッティがデビュー直後、故郷でロドルフォを歌った公演のライブ録音がありまして、パヴァロッティが「冷たい手」のハイCを見事に決めて歌い終わると、やんやの大喝采!おらが村のルチャーノがハイCをうまく決めるだろーか、決めた!でかした、ルチャーノ!!ってな感じです。サッカーと言うなら「ホーム」での声援ってやつです。ところが、もっとすごいのが。パヴァロッティが中国でロドルフォを歌った時のライブ・ビデオなんですが。パヴァロッティが最高音を決めると、なんと曲が終わっていないのにものすごい歓声です。前に、辻井伸行さんが日本でハンマークラヴィーア・ソナタを弾いた時、楽章の合間にいかにも心がこもってない拍手が起きて非常に興がそがれたと書いたことがありましたが、この時の中国の人の歓声は、尋常鳴らざる歌声を聴いて、すげーっと思って出た感じで、とっても共感がもてました。このビデオを最初に観たとき(もう大分前です。)、中国はまだ、今日のような世界の景気の牽引役にはなっていなかったのですが、今から考えると、当時から人々のエネルギーはすごかったんだなー、と改めて思いました。

ラードンナエモービレー

2010-04-28 14:15:51 | インポート
昨日の記事の、「ハイC」が出てくる箇所の歌詞、ちゃんと書くと、「ラ・スペランツァ」ですが、これは、トゥーランドットにも出てきます。トゥーランドット姫が求婚者に三つの問題を出し、答えられないと首をちょん切るのですが、その問題の答の一つが「ラ・スペランツァ」です。それにしても、イタリア語は美しいです。私、趣味はドイツ語と言っていて、一番真面目に勉強したのもドイツ語なのですが、子供の頃、一番耳にした外国語は実はイタリア語です。中学1年の時、ヴェルディのオペラ「リゴレット」のLPを買って、これをすり切れるくらい聴きましたので。2時間のメロディーと日本語の歌詞は全部覚えました。プチ家出をした時、必ず、頭の中でリゴレットを鳴らして全曲終わったくらいで家に戻ったものでした。なんで日本語の歌詞かというと、そのLP、ヴォーカル・スコア(歌手の楽譜にオケをピアノ伴奏になおした楽譜がくっついてるやつ)がついていたのですが、そこに、イタリア語の歌詞とともに、堀内敬三さんの名訳がついていたのでした。で、スコアを見ながら聴くときは、頭の中で歌詞を日本語に置き換えて聴いていたのでした。うーん、惜しかった。もし、イタリア語そのままで聴いていたら、かなりのイタリア語のプロになっていたかも。それでも、ところどころはイタリア語で覚えました。有名な女心の歌(日本では堀内敬三さんの名訳で広まっていますが)を、学校で、「ラードンナエモービレー」とイタリア語で歌っていました。それでひどくからかわれました。いやーな思い出です(最後、ネガティヴになりました。この点、多くのイタリアオペラ(悲劇)と同じです。)。

きゃー、さわったー、えっちー、だとオペラになりません

2010-04-27 21:22:48 | インポート
パヴァロッティ、プッチーニとくれば、「ボエーム」ははずせません。「ボエーム」=「ボヘミアン」、すなわち、フリーター的芸術家仲間のお話です。で、そのフリーターたちが気ままに暮らしているところにミミという女性が現れ、仲間の一人、ロドルフォと仲良くなります。ここまでが第一幕です。もう、できすぎの音楽です。仲間が外出して一人部屋に残ったロドルフォの所にお隣さんのミミがろうそくの火をもらいに来ます。帰りしな、ミミは落とし物をします。二人で床をさがすうち、ロドルフォはわざとろうそくの火を消し、ミミの手を触ります。「きゃー、さわったー、えっちー」だとオペラになりません。ここから第一幕の終わりまで、延々と聴かせどころが続きます。まず、ロドルフォ。触ったミミの手があんまり冷たいので、「冷たい手」という名アリアを歌います。終わると、今度はミミが、自己紹介で「私の名はミミ」と歌います。これも名アリアです。最後に、二重唱!奇跡的な音楽です。以前、横にオペラ好きの一団がいて、その話が聞こえてきました。(最近オペラを聴きだしたらしい人)「ボエームってほんとにいいオペラですねー」。(通(ぶってる)らしい相手)「僕らくらいのプロになるとね、ボエームってぇのはちょっと甘過ぎちゃって、いまいちなんだよ」とか言ってます。何をほざいていやがんでー。いいものはいい。ボエームは紛れもなく大傑作です。ちょっと聴きかじった、いわゆる「通ぶり」は、たくさんの人が知ってる名曲をけなして優越感に浸ろうとします。私は、そういう考え方にはまったく同調できません!(ボエームからちょっと脱線しますが)こういった「通ぶり」の一番の被害者はベートーヴェンであり、交響曲第5番(運命)です。第5番は、これはもう信じられないくらいの名曲です。この第1、第3、第4楽章は、私は高校の頃吹奏楽用に編曲するために、すべての音符を読みました(まったく誇張はありません。)。で、そのすごさに打ちのめされました(ボエームに戻ります。)。その「冷たい手」なのですが、これはもうパヴァロッティの独壇場です。最初にパヴァロッティがこの歌を歌うのを聴いたのはFMでした。番組で、江守徹さんが、「男も惚れる歌声」とおっしゃってました(もう何十年も前です。)。ほんとだ、すごい、と思いました。この歌、「ハイC」が出てきます。最大のきかせどころは、最後の部分、「ラーアスペーエーーーーーーー(ここがハイC。これをどんだけ伸ばせるかがポイント)ラーーー(ここがB♭。イタリアの通(ホントの通)は、これもある程度伸ばさないとブラヴォーはあげないんだそうです。)ンツァー」(意味は「希望」)です。この歌は、カラヤン指揮のCDで聴けます。ミミは、ここでもフレーニです。オケはベルリン・フィルハーモニーです(かつて、ベルリン・フィルでクラリネットを吹いてらしたカール・ライスターさん(クラリネットを経験した人から見ると、もう神様です。クラリネットを斜めにくわるのが印象的です。)が、音楽雑誌にベルリン・フィルでの体験記を書かれていたのですが、ボエームの録音については、一言、「ロドルフォはパヴァロッティだ」とのたまわれていたのが印象的でした。)。ボエームのCDで一番好きなのは、これです。でも、ほんとは、一番CD化してほしいのは、クライバーのスカラ座ライブです。ロドルフォはやはりパヴァロッティですが、ミミはコトルバシュ、ムゼッタがルチア・ポップ!!!です。

同郷

2010-04-26 11:05:51 | インポート
プッチーニは名作が多いです。トリノ・オリンピックで荒川静香さんが金メダルをとった時の音楽「トゥーランドット」は、プッチーニが作曲したオペラで、その中の有名なアリアが「誰も寝てはならぬ」です。で、トリノの開会式で、パヴァロッティがこの歌を歌っていて、荒川さんは「運命を感じた」とおっしゃってました。パヴァロッティは、この曲が十八番で、リサイタルのアンコールの最後はいつもこの曲で締めてました。ところで、このトリノの歌が、実は口パクだったと後から報じられました。ばらしたのは、伴奏オケを指揮していたレオーネ・マジエラです。(ここから、華麗なる人物相関図です。)このマジエラ、ずっとパヴァロッティの伴奏ピアノを弾いたり、伴奏オケを振ったりしていた人なのですが、なんと、昨日記事にしたミレッラ・フレーニの元夫です。フレーニは、マジエラと別れた後、有名なバス歌手のニコライ・ギャウロフと再婚しています。で、このフレーニとパヴァロッティは、なんと同じ町出身の同い年で幼なじみだそうです。たまたま、同郷だった、なんていうんではなく、ほんとに仲良しだったらしく、「○○関係以外のことは全部やった」仲だそうです。

ハハハハハ

2010-04-25 21:58:16 | インポート
プッチーニのオペラ(蝶々夫人は、イタリアの作曲家プッチーニの書いたイタリアオペラです。)のメロディーは、とても感情的です。これがヴェルディ(イタリアオペラの最高峰)だと、多分に器楽的なところがあるのですが(いい意味ですよ。)、プッチーニは感情のほとばしりがそのままメロディーになっている感じがあります。プッチーニのオペラ体験もいろいろあるのですが、バタフライの悲愴なシーンの話をしましたので、同じく、悲愴きわまりないお話、マノン・レスコーです。と言っても、蝶々さんは貞節を絵に描いたような女性ですが、マノンは、正反対です。多くの男を弄んだ結果、アメリカの砂漠でのたれ死にます。が、その最後のシーンが、これまた、激烈です。聴いたのは、ウィーンの国立歌劇場の日本公演、指揮はシノーポリ、で、マノンは、かのミレッラ・フレーニでした(20世紀後半の大プリマです。)。「ソーラ、アッバンドナータ」(一人、取り残されて)と言った歌詞が切々と歌われます。「トゥット・エ・フィニート」(すべてが終わった)の部分なんて、もう歌を超越した心の叫びでした。大歌手だなー、と思いました。ちなみに、この「ソーラ、アッバンドナータ」という歌詞、ヴェルディの椿姫にも出てきます。このパリの街で「一人、残されて」ってわけです。悲劇のオペラにはふさわしい台詞なのでしょう。ヴィオレッタ(椿姫の主人公)は、この台詞のあと、しばらく、悶々と歌った後、「花から花へ」飛び回るわ、と開き直ります。ヴェルディの傑作です。この歌、グルベローヴァで聴くことができました。最高でした!!(あたりまえ!!!)悶々の後、花から花へへ移る部分、グルベローヴァは高らかに、かつ綺麗な声で、完璧なコロラトゥーラで「ハハハハハ」と笑います(笑い声も綺麗です。)。この「ハハハハハ」、最高の聴き物です!

芸歴

2010-04-24 22:25:31 | インポート
「バッタフラーイーッ、バッタフラーイーッ」。自決して果てた蝶々夫人に対するピンカートンの叫びです。この後、オーケストラが、「シシラーソーラ・ラー・・」と重々しく奏でて幕です。最後のこのシーンが締まると公演は大成功です。思い出があります。故東敦子さん(前に、ドレスデンでゾフィーを歌われた、という記事を載せました。)の蝶々夫人を聴きにいったときの話です。場所は、都心からちょっと離れた所だったと思います。で、最後のこのシーン(の少し前)が来ました。自決しようとする蝶々夫人、音楽はシーンと静まりかえっている、急に音楽がせわしなくなり、蝶々夫人の子供が舞台に走ってきます。蝶々夫人は「Tu(お前)、tu(お前)・・」と歌って子供を抱き上げ、アリアを歌い始めます(「かわいい坊や」と訳されることが多いようです。)。「いい子で育つんだよ」みたいな歌詞なのですが、真に激烈です。悲痛な感情がうねりまくってます。「アリア」なんてきれいごとですまされないような音楽です。で、東さんですが、実は、私はこのシーンまで、もしかしたら絶好調ではないのかな、なんて感じで聴いていたのですが、この歌、絶唱でした!「入魂の歌唱」というのはこのことか、と思うようなものすごい歌でした。絶好調じゃないのかな、なんて思っていた私は見事に打ちのめされました。と同時に、芸歴ってぇのはすごいもんだなー、とつくづく思ったのでした。

秘かな楽しみ

2010-04-23 21:31:17 | インポート
趣味はオペラ、と言っていますが、ここのところ、まともに聴いていません。昔蓄積した知識の切り売り状態で、新しい歌手もほとんど知りません。相変わらず、BSやCSで放送されたやつをブルー・レイやDVDに録画しているのですが、それもほとんど聴きません。昔、「日本人は若い頃は音楽を聴いても歳をとると仕事にかまけて聴かなくなる。」という話を聞いて、私は絶対そのような仕事中毒の非文化的人間にはなるまい、と思っていたのですが、見事になってしまいました。そういう状態だからでしょうか、なんかのはずみで一瞬耳にすると、ずっと頭の中で鳴り響きます。最近は、蝶々夫人が鳴り響いてました。「ある晴れた日に」が有名ですが、鳴っていたのは第1幕の蝶々夫人登場のシーンです。「ドーーシーソラーーーーー、レーー♯ドーラシーーーーー」ってな感じで、ゆっくりと音階が上昇していきます。嫁入り(ピンカートンと)儀式の厳格さと、じょじょにたかまっていく感情を幽玄なメロディーで見事に現しています。この後、蝶々さんの親戚が、蝶々さんが神道を捨ててクリスチャンになったことを知って怒鳴り込んできて、式は台無しになるのですが、そこから、第1幕のエンディングまでの蝶々夫人とピンカートンの(愛の)二重唱は最高です!パヴァロッティとフレーニがカラヤンの指揮で歌ってるのなんかほれぼれとしちゃいます(昔の知識だけあって、古いですが。)。そんな貧弱な音楽生活の中で、唯一、確実に音楽に浸れるのは、講義で通っている某校舎です。受付でBGMとして音楽を流しているのですが、BGMとは思えない、おもーい音楽ばっかり流れてます。ベートーヴェンの交響曲の5番、6番、9番(BGMじゃないですねー)とか、パヴァロッティの誰も寝てはならぬ、とか、極めつけは、ヴァーグナーのリエンツィの序曲なんて日もありました。他の方達は気にかけている風はないのですが、私は、めちゃ楽しみにしていて、休憩時間は真剣に聴き入っています。秘かな楽しみです。

フランケンはドイツ人?

2010-04-22 12:01:21 | インポート
昨日、テレビのトーク番組に松尾スズキさんが出演され、高校時代、ラジオの深夜放送で、タモリさんや野沢那智さんとかを聴いていた、とおっしゃってました。私も高校時代、深夜放送聴きました。野沢那智さんのも聴いたし、山本コータローさんのも聴いてました。コータローさんの「コータロー・パック(番組のタイトル)は良いパック!」という呪文?が楽しみでした。野沢那智さん(アラン・ドロンの吹き替えで有名)は、白石冬美さんと組んでやってましたね。白石さんは声優の大家で、私が子供時代、テレビのアニメ・ヒーローの多くの声を担当されてました。その中に、「怪物くん」がありました。今度、実写可されるそうです。チェ・ホンマンさんがフランケン役で、その「フンガー・フンガー」(フランケンの叫びです。)が見もの(聞きもの?)ということでした。はっ!当時は知るよしもなかったけど、これはドイツ語です。「腹減った、腹減った」です。とすると、フランケンはドイツ人?そこで、本家本元のフランケンシュタインについて調査。もともと小説で、何度か映画化されてます(最近では、ロバート・デ・ニーロが怪物役をやったやつがありました。この怪物に殺された後、改造されてすさまじい容姿となる女性の役にヘレナ・ボナム・カーターが挑んでました。この女優さん、ジョニー・デップとも何度か共演してますが、時々すさまじい役をやります。)。正確には、フランケンシュタインは、怪物を作った博士の方です。この博士、スイス人だと。すると、ドイツ語圏のスイス人だな。だから、(「怪物くん」に戻ります。ちなみに、「怪物くん」ではフランケンは怪物くんの従者です。)フランケンはフンガー、フンガーと叫ぶのだ!納得(ほんとにそんなんでしょうか?)!

てっぺんに登ったり穴掘ってもぐったり

2010-04-21 21:56:25 | インポート
一段落した時、一番やばいです。風邪菌につけこまれます。そうでなくても、こないだの講義で、絶叫して喉がかなり疲弊したので、かなり風邪菌にやられやすい状態になってます。絶叫したのは受講生さんの反応がいまいちだったから(つまり、いまいち理解していただいてないような表情だったから)です。そういう時、私は、後から講義が良くなかったのではと猛烈に自己反省し、レジュメを改訂したりとかじたばたします。で、今回も改訂しました(時効の中断の部分です。次の回の末尾に付けます。)。まったく、我ながらご苦労さんなことです。私は、講義がうまくいったりレジュメや作問で傑作ができると、めちゃくちゃうぬぼれて悦になります(木のてっぺんどころか、スカイツリー(まだできていませんが)のてっぺんまで登っちゃいます。)。逆に、うまくいかないときは一人で深刻な自己批判をします(100メートルの穴をほってもぐっちゃいます。)。こういうの、独り相撲って言うんですかね。

まるで浮浪者のよう

2010-04-20 19:03:27 | インポート
公開模試の私の担当部分(登記の問題)を仕上げ、学校に送信しました。終わったー。あと、校正もありますが、とりあえず、秋から続いていた作問シーズンは終わりです。と言っても、休めるわけではありません。講義は一年中で、近くはゴールデン・ウィークの特別講座があるし、本試験直後はその解答解説会だとか、いろいろ続きます。それから、昨年一年間の重要判例集も出たので、それをチェックして受講生さんに紹介する作業もあります(別に誰にやれと言われているわけではりませんが、自分でやりたいからやってます。)。チェックした結果はHPにでも載せましょう。そんなこんなで、どっかにレジャー、なんてのはあり得ませんが、とにかく講義と作問の両方でアップアップの状態は終わりです。先ほど、夕飯の材料にと、近所にスーパーに行って、安売りしてた明太子を買ってきましたので、今日は明太子パスタです。そのスーパーの鏡に映った私の姿、浮浪者のようでした。

1Q84の3

2010-04-19 13:22:12 | インポート
答練の問題(登記の問題)も特別講座の資料も仕上がったので、後は、公開模試の問題(登記の問題)のみとなりました。文字どおりラストスパートです。で、ちょこっと余裕ができましたので、講義の細部の補足をちびちびとHPに掲げることにします(さきほど、登記識別情報の有効証明請求の一括請求についてアップしておきました。)。1Q84の3が出たそうですね。アンテナは張っておいたつもりですが、知りませんでした。タワー・レコードからのお知らせで知りました。その直後、ミヤネさんと滝川クリステルさんのニュース番組で紹介してるのを見ました。本の中で引用されている音楽(ヤナーチェクのシンフォニエッタについては以前記事にしました。)も話題になっているそうで(タワー・レコードから案内が来たのはそのため)、その紹介でした。ヴァーグナーの神々の黄昏(数日前に記事にしたジークフリートの続編。前編はヴァルキューレとラインの黄金。)が出てくるそうです。興味津々。2はなぞなぞのまま終わってしまったので、続きがあるのかなー、あればいいなー、と思っていたら出ました。おっと、まだ問題作りも残ってるんだった、早いとこ仕上げよー。

ショパンは詳しくありません

2010-04-18 20:32:43 | インポート
で、パルタ星編の最終回、舞台はパルタ星、件の女性パイロット、「いつかきっとまた会えるわね」と言ってロビンのほっぺたにキスをして、皇帝一派以外のパルタ星人とともに彼らを受け入れた星へ旅立ちます(子供番組とは思えぬロマンチックなシーン!)。で、ロビンは、ようやくパルタ皇帝に囚われているパパとママ(ロビンがこういう言い方をするのでうつっちゃいました。)を助けに向かおうとしますが、既に、パルタ星は遊星とぶつかる寸前。他の隊員に無理矢理パルタ星から脱出させられ、パルタ星は大爆発します。パパとママを助け出せなかったロビンは、地球で大歓迎を受けますが、失意のどん底。と、その時、パパとママの部屋から昔聴いた覚えのあるピアノの音色が(あー、ここまで書いてきて、すでにうるうる状態の私です。)。行ってみると、なんとそこにはパパとママが!パルタ星が爆発する寸前に、昔ロビンに敵愾心を抱いていたがその後改心した地球人パイロットがパパとママを助けだしていたのです。感涙に浸る一同。そこに出動要請の電話(まだ、受話器にコードがついています。昔ですねー。)。出動するロビンを見送りながら、パパ(パルタ星人です。ロビンはパルタ星人と地球人のハーフです。)がママに「ロビンは私たちの子だと誇りを持って言える」と。まるで映画のシーンです。このロマンティシズムが子供の私をとらえ、忘れ得ぬ記憶となっていたのでした。ところで、ママが弾いていたピアノの曲、ショパンなのは分かるのですが、曲名が分かりません。私、ショパンはいまいち詳しくないんです。

ロビンとジークフリート

2010-04-17 22:42:33 | インポート
「レインボー戦隊ロビン」のパルタ星編の最後から2回目の回で、パルタ星人の女性パイロットが登場し、地球に墜落してロビンに発見されるのですが、ロビンは件のパイロットが女性であることに驚き、「君は女っ!」と叫びます。このシーン、時代を感じます。なぜロビンが驚いたか、というと、パルタ皇帝は女性までも兵士に仕立て上げるのか、ということなのですが、今では、米軍にも女性兵士がいますよね。当時、女性が戦闘行為を行う、というのはまず想定外だったのでしょう。私、このシーンから、あるオペラのシーンを連想してしまいました。ヴァーグナーのジークフリートで、父ヴォータンによって岩山の火に被われた頂に、鎧を着たまま眠らされたブリュンヒルデを、勇者ジークフリート(この二人はこの後結ばれるのですが、実は叔母と甥の関係にあたります。わが国では、3親等の傍系血族ということで、婚姻は禁止されます。)が見つけ、鎧を脱がせると現れたのが女性なので、びっくりして、「Kein Mann!」(男じゃない!)と叫びます(正直、ちょっと変です。ジークフリートは、最初からブリュンヒルデを目当てに岩山に近づいたはずなのに。)。ロビンの驚き方と、ジークフリートの驚き方がとっても似てるのです(ヴァーグナーの音楽はいつも大げさですが(いい意味ですよ)、このシーン、ロビンもなかなか芝居がかっています。)。ちなみに、件の女性パイロット、ロビンの味方になってパルタ星の多くの善良な人々とともにパルタ皇帝に立ち向かうことになります。

なんだかんだ言っても公平

2010-04-16 22:53:27 | インポート
とにかく寒いです。この時期、こんなに暖房炊くのは家計にも痛手です。野菜の値上がりがいよいよニュースで大々的に取り上げられるようになってきました。イトーヨーカドーとかイオンとかで野菜のバーゲンをやるそうです。損しても客足確保ってところでしょうか。数日前の話ですが、松井選手が古巣のヤンキー・スタジアムで大歓迎を受けていました。元同僚のジーター選手も松井選手が大好きなのだと。なぜなら、「自分が怪我してチームメイトに謝るような選手は他に見たことがないから」だそうです。怪我をすれば自分が一番損をするのに、チームメイトに謝るなんて、日本では理解できるメンタリティかも知れませんが、外国、特に生存競争の厳しい大リーグで理解されるのかなー、と思ったら、しっかり理解してくれる選手がいるんですね(特に、ジーター選手は人格者だそうで。)。それどころか、ヤンキー・スタジアムのお客さん、松井選手に対してものすごいスタンディング・オベーション!こうやってみると、アメリカはなんだかんだ言っても公平な国ですね。わが日本ではどうでしょうか、大相撲とか。私はバルトを応援しますよ、がんばれ、バルト、早く横綱になってちょーだい!