拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

歌の「鱒」は「鮭」でもよかった件

2023-11-25 09:33:43 | 音楽

冬が旬のタラって、サザエさんのタラちゃんのイメージで小さい魚と思うと大間違い。なかには120センチになるモノもあるんだって。同じく冬が旬のブリ。近くのスーパーも、秋鮭があった売り場はブリに変わりつつある。そのブリを買ってきて、照焼にした。ブリって言えば照焼ですもんね。定番料理ってある。サンマやサバは塩焼き。サーモンはムニエル。鮭もムニエル……あら、鮭とサーモンって同じだっけ。鮭は鱒と同種って話を聴いたことがある。トラウトサーモンって名前も見たことがある。よし!鮭と鱒とサーモンとトラウトの関係を調べよう(今回のミッション)……と思ったんだけど、容易に整理はつかない(まるで、荒川と隅田川と大川の関係。ミッション・インポシブル)。区別の基準がいろいろあるの。国産か外国産か、淡水か海水か、養殖か天然か等々。

で、にわか勉強の結果はこう。サケとマスは生物学的には同種(サケ目サケ科。そう言えば、鮭鱒漁ってひとっくくりで言ったりする)。淡水でのみ棲息する魚がマスと呼ばれることが多い(英語のトラウトも淡水にいるサケ・マスのこと)。その代表格がニジマス(トラウトサーモン。たしかに、ニジマスは川魚だから淡水魚なのは間違いない)。その他のサケ・マスのうち、海にいて生食できないのがサケで、もともと海が生息地なんだけどノルウェーとかが淡水で養殖して生食可能にしたサケがサーモン(アトランティックサーモン等)ということらしい。だから、同じ種類でも「育ち」によって生食可能だったりそうでなかったりして、それによって呼び名が違ってくるらしい。

おまけ。今春のWBCの決勝で、大谷投手と最後に対戦したアメリカのバッターの名前がトラウトだった。綴りはマスと同じTrout。だから、彼は、日本では「鱒さん」。因みに、ドイツ人のバッハさんは、日本では「小川さん」。

そう言えば、「Die Forelle」っていうドイツ語の歌があった。「Forelle」は「鱒」で、この歌の舞台は小川だから、「鱒は主に淡水魚を指す」という上記と符合しますわね。因みに、「Forelle」は「Lachs(鮭)」の種類に属する点も、上記と符合します。でも、もしかすると、産卵のために海から遡上してきたサケかもしれない……あ、それだと「Lacks」のはずね。因みに、「鱒」の作曲者さんは、日本では「靴屋さん」。ご先祖さんが靴屋さんだったんでしょ。ハンス・ザックスさんとご同業。

さっき、海にいたサケは生食できないって書いたけど、川を遡上してくるサケをヒグマは生食してる。まあ、あたしたちが生で食べられない鳥だって野良猫は生でいただいてますからね。免疫が蓄えられてるんでしょう。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿