拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

見る角度その2(競馬中継)

2024-04-21 08:39:17 | 競馬

まだ、それほど競馬になじんでなかった頃、テレビの競馬中継で、実況アナウンサーが「○○ここで先頭に立ったっ」と言っても、ちっとも先頭に見えなかったことがよくあった。それもそのはず。テレビカメラはどうやらゴール付近にあるらしい。すると、ゴール前の馬たちは斜めから撮ってることになる。だから、ゴールが左端にあるとして(ってことは右回りの競馬場だ。中山競馬場みたいな)、ゴール前がこんなだった場合、

一番左でゴールに近いように見えるのは上から一頭目だが、これがゴールに近くなっていくとだんだん角度が直ってきて、ゴールではこのようになる。

そう、先頭を走っていたのは上から二頭目であった。このからくりが分かるようになってからは、ゴール前で見えている景色を脳内で修正するクセがつき、正確に順位を見られるようになった。かりに、コースに横線が引いてあったら分かりやすいと思う。こんな風に。

いや、コースに引くのは大変だろうが、テレビ画面に横線を挿入することぐらいは技術でできないだろうか。

以上、述べてきたことは、馬だけでなく人間も同じ。人間の陸上競技の短距離走でも競走中は順位が分かりにくい。因みに、「馬娘」というゲームがあって、競馬場を模したコースで競走するのは秋葉原にいそうなメイドさん風の女子で、それぞれに実在する馬の名前が付けられているが、「王様の耳はロバの耳」ならぬ「馬娘の耳は馬の耳」である。その馬娘に、ついにわが愛しのジェンティルドンナが現れて嬉しい……と言っても、私はゲームはやらない。その他、合コンもゴルフもやらない……と釣書に書いておこう。