拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ミズガラシ=クレソン

2023-11-03 17:23:26 | グルメ

ミュラーの「美しい水車屋の娘」って詩集にシューベルトって人が曲を付けた曲集があって、それを例の音楽横好きの友達が歌ってるんだけど、詩の中に「Kresse」って草が出てきて、「ミズガラシ」って訳されてるんだけど、どういう草だか知ってる?って聞いてきた。自分で調べたらいいのに。でも、あたしがドイツ語の勉強をしてるから聞いてきたのね。で、ググって出てきた画像が、あれ~?これ、うちのベランダのプランターに植わってるクレソンとそっくり。

手前の方なんだけど(奥はバジル)。もしや?と思ったらピンポン(人が来たんじゃないわよ)。「ミズガラシ」=「クレソン」だった。そう言えば、「Kresse」=「クレッセ」。複数形だと「クレッセン」。たしかにクレソンぽいわ。

そのクレソンねんだけどね、詩(歌)の中ではすぐ秘密をばらすおしゃべりとして描かれてる。何をばらしちゃうかと言うと、主人公(歌い手)が水車屋の娘に気があること。でも、本人はばらして欲しくてわざとクレソンにほのめかしてる。それより、なんでクレソンはそんな役回りを与えられたの?花言葉は「おしゃべり」?違った。クレソンの花言葉は「忍耐」ですって。「おしゃべり」にされちゃって、クレソンもいい迷惑ね。

ウチのプランターのクレソンはもうじき収穫の時期。その前に、ちょこちょこ摘んでは生でかじってます。「ミズガラシ」って言うくらいだから、ちょっと苦い。この苦みがいいのよね。栄養もたっぷりだって。「ミズ」が付いてるのは水辺の草だからでしょうけど、プランターでも立派に育った。そう予想したから植えたのよ、あたし。