拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

逐語訳の勧め

2023-11-28 12:25:10 | 音楽

どーも!(Duomoはミラノ)拝島正子さんから毎度「音楽横好き」でご紹介いただいてる横野好夫です。今回、ちょっと書きたいことがあって、正子さんからスペースをお借りして書かせてもらいます。こないだ、正子さんが映画「ザスーラ」のことを書いてたでしょ?ボクも見たんだけどね、毎度のことながら字幕の意訳が気になって。例えば、ゲームが終わって「Thank you for playing」って表示が出たときの字幕が「お疲れ様」。「遊んでくれてありがとう」じゃいけないんだろうか。それから、宇宙に旅したことを姉弟が「never happened」って口裏を合わせたときの字幕が「架空」。直訳の「なかったこと」の方がいいと思うんだけど。まあ、ボクはね、映画やドラマは詳しくないから、その世界のしきたりみたいなことは知らないからこれ以上書かないけど、これが歌のお勉強のための訳だったら直訳、それも逐語訳に限る、と思ってる。だって、歌うとき、言葉を発するその瞬間にその言葉の意味を解って歌いたいから。例えば、ヴェルディの「リゴレット」の有名な「女心の歌」の冒頭の部分。有名な日本語訳は「風の中で」で始まる。たしかに、何節か歌ったトータルの意味は「風の中の羽のように女心は変わる」なんだけど、出だしの「ラ・ドンナ・エ・モビレ」は「女(心)は変わる」。ここに「風の中の」を当てちゃうと、まるで「ドンナ」が「風」みたいになっちゃう。もちろん、舞台で日本語で歌うんなら「かーぜーのなーかのー」は語呂がぴったり合ってて素晴らしい日本語訳だと思う。でも、ボクが言いたいのは、お勉強用の対訳のこと。その場合は、「ドンナ」は「オンナ」だと解っていたい(駄洒落じゃない)。だから、直訳(逐語訳)がいいと思ってて、以前、シュッツの歌を歌う会をやってたとき、資料の対訳もあえて逐語訳にしたのです。以上、青年の主張!でした!正子さんにお返しします。

このブログの主の拝島正子です。なるほどね。「横好き」だけあって、だいぶひねくれてるけど、言いたいことは分かった。因みに、あたしは「ドンナ」=「オンナ」って知ってたわよ。ジェンティルドンナに注目したのも、あら、「ジェンティル(レ)」(優しい)な「ドンナ」(女性)、「貴婦人」ってことね、たくましい名前が多いお馬さんの名前にしては優美な名前だこと!と思ったから。そしたら強くてね。名は体を表さわない。なにしろ、当時最強と言われていた一歳年上の男馬に体当たりして勝っちゃったんだから。名前と中身のギャップに一層萌えましたの。ただ競馬ファンの中には、「ドンナ」ってどんな意味?って言う人も多かったっていうけど(駄洒落じゃない、パート2)。

そう言えば、こないだ、横野好夫君とあたしは一心同体って書いたら、それって、1人の人間に2人の人格が入ってるってこと?って言った人がいた。いやあね。それじゃまるで女優の高橋ひとみさんじゃない。高橋ひとみさんには、もう1人「みゆき」って人格が入ってて、酔っ払うと出てくるんですって。で、やりたい放題をやるんですって。徹子の部屋でご本人が言ってた。そんな話を楽しそうにする高橋ひとみさんってなかなか気さくな人だと思った。



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