拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

幸せになる(意思未来と単純未来)

2017-09-30 11:01:41 | 言葉
(承前)「旨い」の訛りには2パターンとあると思った。「梅」と「運命」。さて。「幸せになります」にヒデとミネ子の意思を感じた私だが、英語で「I'll be happy」と言った場合、「がんばって幸せになる」の意味と、例えば玉の輿に乗って「幸せにさせてもらう」の意味の二つがある。つまり「will」には「意思未来」と「単純未来」がある(イギリス英語では、単純未来には「shall」を使うようだが。今、必死に英語を思い出しながら書いている)。この点、兄弟言語でもドイツ語は、意思未来は「wollen」、単純未来は「werden」と分かれている。だから、ベートーヴェンのフィデリオでマルツェリーネがフィデリオと一緒になったら「Wie glücklich will ich werden!」(どんなに幸せになることでしょう)と言った場合、そこにはマルツェリーネの強力な意思(フィデリオを私に振り向かせて自分のものにする。そのためにはこれまで付き合ってきたヤキーノを捨ててやる)が見て取れる(Will=wollen。なお、ここでの「werden」は「I'll be happy」の「be」)。因みに、フィデリオは実は男だったので、マルツェリーネはちゃっかり捨てたはずのヤキーノに戻る。この点、時子に思いをよせながらもかなわなかったので、米子とくっついた三男と似ている。そういえば、2,3日前、あさいちで、アナウンサーが視聴者からのFAXを呼んでて三男のことを「さんなん」と言って、あれ?三男(みつお)って次男じゃなかったっけ、と思ったが、読み違いだとすぐ気がついた。英語とドイツ語の似てるようで違う話をもう一つ。受動態。英語はbe+過去分詞だがドイツ語はwerden+過去分詞(werdenにはかようにいろんな意味がある)……と習ってきたのだが、グリム童話を読んでると、sein(英語のbe)+過去分詞の用法が山ほど出てくる。かように言葉は移り変わる。日本語の「ら抜き表現」だって、昔は「誤った用法」と切り捨てられてたのが(テレビでインタビューを受けた人が「ら抜き」でしゃべってるのを字幕でわざわざ「ら」を入れたりしてた)、今では「合理的表現」てことになっている。

重箱(ひよっこの最終回)

2017-09-30 08:44:36 | 日記
感心したとき思わず手を打つというのはホントだ。今朝思わず手を打った。ミネ子のお父ちゃんは記憶喪失になる前、重箱を鈴ふり亭に預けていた。その後、記憶が戻らないまでも、お父ちゃんは鈴ふり亭を訪れていた。なのに重箱の話は出てこなかった。しかし、周到な脚本家がそのことを忘れてるはずはなかった(忘れてるんではないか、という疑問がネット上にあったが)。最終回の今日、お父ちゃんが「そう言えば重箱を預けていた」。記憶の一部が最終回にして戻った。鈴子さんがそれを差し出す。ぴかぴか。毎日拭いていたんだろうな。じゃないとすぐほこりが積もって真っ白になるもんな、とわが家のことを思う。感動した、感動した、と書くのもやぼだから、気がついたことをいくつか。「歌自慢」で圧倒的に声が通っていたのはお母ちゃん(木村佳乃さん)だった。近所の中華屋さんの奥さんを演じた生田悦子さんは、その昔、欽ちゃんの「良いOL、悪いOL、普通のOL」の「良いOL」だった。ヒデさんがミネ子の家族に結婚の了承を請うシーン、「僕たち幸せになります」に意思が見て取れてよかった。幸せになるかはここからの努力次第だもんね。「卒業」という映画のラスト、ダスティン・ホフマンが花嫁を教会からかっさらて二人でバスで逃亡するときの二人の表情。初めはにこにこ。そのうち深刻な顔になったのを思い出した。いや、「ここからの努力」と言ったが、起算点は自由だ。私は「今から」を「ここから」にして人生がんばりまーす(結婚するわけではないですけど)。

「家族そろって歌合戦」

2017-09-29 10:55:40 | 音楽
いよいよ「ひよっこ」は明日が最終回。今日の放送はミネ子一家が「家族みんなで歌自慢」に出演して「涙くんさよなら」を歌い始めたところで「続く」。ありました、ありました。その昔「家族そろって歌合戦」って番組が。出場するチームには「○○さんチーム」(○○には動物名が入る)って名前が付けられていたのも同じ。そうだ、司会は漫才の「てんやわんや」だった。ここまで思い出したところでググる。審査員が市川昭介、笠置シズ子、高木東六等々。そうだった、そうだった。中には厳しいことを言う人がいたよなぁ。一点、記憶違い。伴奏が横森良三さんのアコーディオンかと思ったが、それは違った。この方のアコーディオンはたぶん「お笑い頭の体操」で見てたんだと思う。ものすごく達者な人で、歌のピッチがさまよってもたちどころに合わせてた。私の伴奏者に対する尊敬はこの頃から始まっていたんだな。

楽器が奏でる朝ドラのテーマ

2017-09-29 10:40:58 | 音楽

後の時代のタッキー主演の「義経」の音楽は覚えてないが作曲は?岩代太郎だって。岩代太郎って言ったら朝ドラの「あぐり」のヴァイオリンで奏でるテーマが良かった。この頃の私の人生、ベートーヴェンの「田園」の第4楽章みたいな時期で、だからかどうかしらないが、この優しいメロディーがとっても心に沁みた。当時の朝ドラの主題歌は歌なしの器楽が多かったと思う。少し後の「あすか」の宮本文昭のオーボエもよかった(大島ミチル作曲)。「あすか」は和菓子職人の話で、すぐ影響される私は辛党のくせに和菓子を買って食べた。その他、影響されて買って食べたものを思い出してみよう(おいおい、音楽の話じゃなかったのかい?)。「京ふたり」=千枚漬け。「ふたりっこ」=豆腐。「てっぱん」=お好み焼き。このときは、フードケースが一杯になるほどお好み焼きの粉を買って、一生かかっても食べ切れないと思っていたが、千里の山も一歩から、流しのお皿も一枚から(いつもそう思って皿洗いにとりかかる)。ちびちびお好み焼きを焼いてるうちにとうとうあと一袋になった。

武満原体験は源義経

2017-09-28 10:59:26 | 音楽

私が最初に真剣に見た大河ドラマは「源義経」だった。私が7歳から8歳にかけてのときだった。テーマ音楽が鮮烈ではっきり覚えてる。そう、これこれ(リンクした映像)。これが武満徹の作曲だってことはずっと後に知った(大体、当時は「たけみつとおる」って名前だって知らなかった)。知らずして、いい音楽に浸っていたわけだ(ゴジラを見ながら、知らずして伊福部昭の重厚な音楽に浸っていたごとし)。ドラマの内容は断片的に覚えている。義経の元服のシーン、一ノ谷の戦い、壇ノ浦の戦い、弁慶の立ち往生、最後に観念した義経がほこらの中に入るシーン等々。そして、戦いが終わって、兄頼朝が「義経は○歳であった」とつぶやくシーンを見て、そんなに悔やむんだったら初めから攻めるな、と子供心に思った。義経の家来が戦で刀が折れるたびに井戸から代えの刀を取り出すシーンは、今、出なくなったマジックペンを新しいのに取り替えるたびに思い出す。因みに、同じ大河でも「源義経」と「義経」は別。後者はずっと後でタッキーが主演したものだ。こっちも見てたが、そう言えば音楽は覚えてないなー。たしかカーネーションでブレイクする前の尾野真千子が義経の奥さん役で出てたんだ。いまちょっと見てみたら、へー、富さん(「ひよっこ」の大家さん)がナレーションをやってた!

お皿もサンマも溶けてばかり

2017-09-28 09:19:12 | グルメ

飽くなき挑戦とはよく言った。我ながら、ホントに飽きずに餃子のことばかり考えている。やはり28センチのビラクラフトのフライパンで焼きたい。それに合う安いお皿がないものか(お金をたくさん出せばあるだろうが、それでは意味がない)。と思ってたら、近所の百均、プラスチックのお皿コーナーにちょうどいいのがあるではないか。このコーナーを見落としていた。早速税込みで108円で購入し実践。この日の具は豚肉、キャベツ、パクチー、人参。例によってクミンを使う。24個を一度に丸く焼けて、まあまあ満足。思いのほか、マイルドな味だった。ところが新たな課題発生。なんとお皿の縁が溶けている。焼き上がったフライパンにかぶせたとき溶けたらしい。ということで、飽くなき挑戦はまだまだ続く。この日、併せたのはサンマ。近くのスーパーで、久しぶりに一尾100円で売っていたので。ところが、内臓が溶けてる(この日はあれもこれも溶けてばっかり)。相当古そう。サンマの内臓は美味しいので普段はそのまま焼くのだが、このくらい溶けて液体になってるものを焼けるものか。今年のサンマは高いはずなのに道理で安いはずだ。どっかで売れ残ったのを仕入れたのだろうか。ということで、塩焼きはやめて、ぎっちぎちに調理しようと思い、ムニエルにした。サンマのムニエルは初めて。そこそこの味でござんした。相変わらず変な取り合わせではあるが。

♪いなかーのバスはー、おんぼろぐるま~(立派なバスです)

2017-09-27 17:02:59 | 日記
「ひよっこ」も残り三日のみ。今日は時が昭和43年になっていた。ちょうどこの頃だ、小学校の遠足で小田原方面に行ったのは。で、田舎の香水(死語?)を嗅いだのだった。それにしても朝ドラの予告編は思わせぶり。先週の土曜日の予告編で、愛子さんが「また会えるわよね」と言っていたので、てっきりミネ子と彼氏(シェフ見習い)が茨城で店を開くとか言って東京を離れるのかと思った。脚本の岡田さんは「ちゅらさん」でそういうラストを描いていたから(ヒロイン夫婦が沖縄に戻った)。そしたら、シェフと結婚した愛子さんが新居(といってもお隣)に移るときの台詞だった。先々週の予告編でも大家さん(富さん)が死んじゃうんじゃないかと思わせておいて「まだ死なないわよ~」だったし。さて、どういう最終回になるだろうか。対して「おんな城主直虎」はまだ終わらない(3か月ある)。それでも主要人物の入替の季節。先週は「かしら」(柳楽優弥)が去って行った。ずーっと一緒にいたいとか言っといて(ぶつぶつ)。柳楽優弥は「まれ」で司法書士の役をやってたんで注目した。脚本家が司法書士のことをろくに知らないので腹が立ったが柳楽優弥は気に行った。JRAのCMに集められた朝ドラ出身者(まれ、とと姉ちゃん等々)の中でも、ちゃんとイベントのとき馬券を買ってるそうで、役に対する態度が真面目だ。そういえば、直虎に槍でつかれた高橋一生は新しい朝ドラに出るらしい。「ひよっこ」に戻る。「田舎の香水」と、ミネ子たちの大事な「足」であるバスを一緒にイメージしたら、あの歌を思い出した。♪いなかーのバスはー、おんぼろぐるま~……いやいやディーゼルエンジンを積んだ立派なバスだよ。

御○様

2017-09-27 08:41:12 | 言葉
養蚕家は蚕が命だからうーんと奉って「お蚕様」と呼ぶそうだ。ところで、蚕が繭を作ってそこから絹糸をとるというんだけど、繭の中のお蚕様はどうなるのか長年不思議であった。判明した驚愕の事実。なんと、繭ごと茹でられて繭の中でお陀仏となるのだった。そういえば、鯉の養殖をしていた親戚が「さなぎ」をエサとして養殖池にまいていた。そうか、あれこそお蚕様のなれのはてだった。まったく。「お」を付けて「様」まで付けて奉られても結局は鯉のエサにされてしまうのだからお蚕様も因果なものだ。世の中、結構、「お」と「様」を付けた言葉がある。例えば「お陰様」。陰で支えてくれるからお陰様。だから、表だって応援してくれる人は「お表様」であって「お陰様」ではない。それから寅さんは帝釈天の住職を「ごぜんさま」と呼んでいた。これまでどういう字を書くのか気にしたことがなかったが、今回調べたら「御前様」だった。「お前」(二人称)の敬いヴァージョンのようだ。同じ字でも「おまえさま」と呼ぶと、がぜん庶民ぽくなる。「ごぜんさま」の字を変えて「午前様」にすると……いや、これはもう死語だそうだ。

クミン三昧

2017-09-27 08:37:49 | グルメ

昨日の「あさいち」で紹介してたクミンを使ったレシピを二つ実践。一つは中華のシェフが作っていた豚肉とパクチーのクミン風味(強い香り×2)。もう一つはフレンチのシェフが作っていたクミン風味のドリア。中華は上手くできた。が、ドリアの方は。作ってる途中は、これでサ○○○ヤのミラノ風ドリアはお店に食べに行かずとも家で作れると思ったが、完成品のまずいこと(特にホワイトソース)。よっぽどお腹が痛くなると思った(痛くはならなかった。まずくても病気にはならないようだ)。それにしても、中華とドリアの2ショット(変な組合せ)はいかにも私らしい。古楽とヴァーグナーの両方とも大好きなこうもり野郎でござんす。因みにドリアの皿は、百均で3個セットで売ってたアルミ製。使い捨てはもったいないから何度か洗って使うつもり。

罪刑法定主義(女優Tが出演した「ごごなま」を見て)

2017-09-26 21:28:48 | 日記
昨日「ゲップが出た後、ゲボと言うのが不思議」と書いた。そう言えば、ハンマー投げで、投げ終わった後に「きえー、がおー」と叫ぶのも不思議だ。それと似てるかな、と思った。さて。私が大好きな駒村多恵さんはもう3週間になるのにまだ声が出ないそうで「あさいち」をお休み。そういうたちの悪い風邪(なのかなぁ)が流行ってたら怖い。他方、「ごごなま」には女優のTさんが出演。同じ時間帯の前番組のMCをやっていた方だ。息子さんのことでいっときお休みをしたが、じきに復活したと思ったら番組が終わってしまって、しばらくテレビで見なかったんだ。その息子さんのこと。親子でも別人格なんだから謝罪会見を開くのはおかしいと思いながら、でも被害者のことを考えるとお母さんの方もあまりテレビで見たくないなぁ、と思ってた。ところが、まさかの展開。息子さんは不起訴処分。簡単に言えば「無罪」だ。専門家はみんな実刑必須と言っていた。私もそう思った。被害者と示談が成立したからとかいうが、致傷罪まで加わると親告罪ではないから示談が成立したかどうかは関係ない。なにより本人が自供したという報道が出た。それが決定的だった。だから私も当ブログで「馬鹿息子」と書いた。なのになにゆえの不起訴処分?こういう話が聞こえてきた。取り調べのとき、取調官が「相手の意思に反したんならとにかく有罪なんだよ」と言って、それで息子殿が「だったらやりました」と言ったという話。ほんとに取調官がそう言ったのなら、これは大問題だ。性的暴行が罪になるのは、「被害者の反抗を著しく抑圧する程度の(強度な)暴行又は脅迫」を手段として用いた場合だ。にもかかわらず、取調官が上記のことを言って自白を引き出したのなら、これは欺罔による自白の誘導だ。もちろん、強度の暴行又は脅迫があろうがなかろうが、相手の意思に反したんならそれはけしからんことだし、息子殿は非難されてしかるべきだ。しかし、そのことと、重罪の犯人として刑事罰を科すことは話が別だ。近代にいたるまで、時の為政者が自分の気に入らない相手をいとも簡単に処刑してきた。その反省から、人に刑事罰を科すことができるのは、事前に犯罪の要件をきっちり決めておいてそれに該当した場合に限るというのが近代刑法の大原則だ(罪刑法定主義)。容疑者に刑法の知識がないからと言っていい加減なことを言って自白を引き出したのら大問題だと思う。同様の別の例を出そう。例えば、自転車置き場に自分の自転車とそっくりの自転車があって、自分の自転車だと思ってこいでたらおまわさんに止められて、他人の自転車であることが判明した。このときもしおまわりさんが「人の自転車をこいだらそれだけで自転車泥棒だ」と言ったとしたら、それは息子殿を取り調べたおまわりさんと同じくらいの違法な取り調べだ。なぜなら、窃盗罪にしろ、占有離脱物横領罪にしろ、自分が乗ってる自転車が「他人の所有物」であることの故意がなければ成立しないからだ。もし、おまわりさんにそういうことを言われた人がいて、これまでまじめに生きてきた人生ががらがらと崩れると思って泣き崩れたなら、泣いたぶんだけおまわりさんに対して(正確には雇い主の自治体に対して)、不法行為による損害賠償請求が可能だ。女優Tの話に戻る。番組で「人生に悔いがあるか?」の問いにはYES。この人は頭のいい人だから、テレビカメラの前ではあーだこーだ言わない(楽しいあーだこーだはやまほどおっしゃるが)。私だったら言うだろうな。なにしろ、人のことでもここであーだこーだと言ってるくらいだから。

トルコ風ハンバーグ(前からクミナー)

2017-09-26 09:17:16 | グルメ

「アサイチ」でクミンの特集をしている。肌のアンチ・エイジングの効果があるそうだ。クミン好きの人をクミナーと言うそうだ。なんだ、だったら私はずっと前からクミナーだ。トルコ風ハンバーグはトルコ人からの間伝(間に一人入ってるので直伝ではないということ)。クミンをどっさり使うのが特徴(あと、タマネギとニンニクのほかつなぎを一切使わないと習ったつもりだが、記憶が少しあいまい)。だが、昔ほどうまく作れない。焼き方のせいだ。昔はコンロの「魚焼き器」を使った。ときどきテレビで言ってる通り、あれはほんとにいい。強力ですぐ火が通る。ところが、今うちのコンロは魚焼き器に火がつかない。作り付けのコンロだから簡単に取り替えることもできない(ガス屋さんが点検にきたとき、不便だと不満をぶつけたら、うちもそうなんです、ホントに不便ですよね、と言われてそれ以上文句を言えなかった。クレームに対しては同調するのがよい対処法だ)。だから、コンベクションオーブンを使ったり、両面焼きグリルを使ったり、フライパンで焼いたりするのだが、やはり魚焼き器にしくものはない。まっとうな家に住みたい。坪15円(15万円ではない)くらいの地方でただみたいなお金で豪邸借りてそこに引っ越そうかしらん(と、最近よく言っている)。クミンの話からずれた。そんなわけで、わが家ではクミンパウダーを常備している。今朝の番組でいくつかレシピを教わったから試してみよう。

♪Who went 小小(ウソ)

2017-09-26 06:57:02 | 音楽

自分の理解の範囲で歌詞を曲解しがちと書いた。「Thunderbirds are go」を「Thunderbase,I go」にしてしまうとか。もう一つ違う例を。自分の英語のヒアリング能力のなさを告白するものであるが、ブログのためなら恥も厭わないのがポリシー。タモリ倶楽部のテーマ曲でおなじみのこの曲(リンクした映像)の歌詞、私は「Who went sho-sho」だと思っていた。意味は「誰がおしっこしに行ったの?」。そう思った理由はこうだ(聞き間違いに理由もなにもないが)。ドイツ語で「おしっこをする」を「pipi machen」と言う。だから動詞+擬音語を「おしっこをする」と考える下地ができていた。じゃあ「ショーショー」がなぜおしっこか?あれ、なんだっけ。一瞬考えた。1秒後に赤面した。「小」からの連想であった。ばかですねー、日本語じゃないか。私の頭なんてこんなものだ。因みに、正しい歌詞は「Who wears Short Shorts」(誰がショートショーツをはくの?)。ショートショーツとは、リンクした映像で女性がはいてるようなやつ。まず動詞をちゃんと聴き取ってなかった。歌ってるのはロイヤルティーンズってバンドで、このメンバーの中のだれかが後にフォー・シーズンズってグループのメンバーになって成功して、その様子が「ジャージー・ボーイズ」って映画にも描かれてる(劇中、この歌も流れる)。ところで、みなさんは「Hundbaum」(犬の木)の意味をご存じだろうか?ゲーテ・インスティトゥートで先生がこの問題を出して、私が「確かではないが……」と言って正解した思い出深い言葉。正解は、「Ein Hundbaum ist ein Baum,wo Hunde pipimachen」(「犬の木」は、犬がおしっこをする木)。「pipimachen」で正解して褒めてもらったので、この言葉も思い出深い言葉となった。それがタモリ倶楽部のテーマ音楽の歌詞の聞き間違いにつながったのであった。おお!完璧な話の流れ(間違えたくせに)

ゲップをした後に「ゲボ」と言う謎

2017-09-25 19:56:59 | 日記

上野のパンダの赤ちゃんに付けられた名前は「香香」(シャンシャン)。まっさきに思い浮かべたのはパクチー(=香菜(シャンツァイ))。パクチーが苦手な人には微妙なネーミングであろう。さて。カンタータの会の後のお食事会(飲み会)で私はいつもピザを切る担当。切るのにせいを出し過ぎてあまり食べた気がしない。ので、今日は、最寄りのサ○○○ヤで、リベンジ・ピザ。そして赤ワイン。と言っても、お一人様のときはさほど飲まない。500mlのデカンタ+締めにグラスワインを一杯(「赤ワインの500のデカンタ」という台詞を今まで何度口にしたか分からない。口がなじんでる)。その締めの一杯がなみなみ注がれてきた。これだけ注ぐのは本当はマナー違反だが、それはいいワインの話。デイリー・ワインなら注がれた勝ち。大満足であった。で、ゲップが出る。すかさず「ゲボ」と言う。もうゲップが出てしまった後にわざわざ「ゲボ」と言うことにどういう意味があるのだろう。今ゲップをしてしまったことの確認+反省だろうか。まあいい。余計なことは考えずに娘二人が待ってる家にとっとと帰ろう。人間の娘は年頃になると父親を避けるというが、うちの毛むくじゃらのお嬢たちはいつまでも私にぴったしひっついてくる。

代打、オレ

2017-09-25 09:57:21 | 音楽
いよいよテナーを歌うところはカンタータの会のみとなった。お酒を飲まなければテナーなど歌ってられない(だから歌う前に飲む)。で、終わった後も飲む。今回BWV122だったから、教会カンタータを全部歌いきるまであと8年はかかるが、それまで肝臓がもつか不安。それにしても、みんなまじめにテナーを探しているのだろうか。頭にきたからストライキをしてやろう(労働者がストライキをする権利は憲法で保障されている)。とかいって、ソロとか歌って十分楽しんでる(そこのところをみんなに見透かされている)。昨日も、某さんが「冷たい手」のバスヴァージョンを歌うはずが当日ドタキャン。で、急遽私がピンチヒッター。誰に指名されたわけでもない。選手兼監督時代の落合さんが「代打、オレ」と言うごとくだ。で、結果は空振り三振(落合さんではなく私が)。音が低くてそりゃ難儀した。やはりこのアリアはAsから出なければ感じが出ない(昨日の楽譜はレから始まる)。それにしても、バスの音域があきれるほど出なくなった。だからB子に告ぐ。歌いまくりの会(同窓会)で私にバスを歌わそうたって無理だからね(とかいって、BWV106のバスの「Heute,heute」はしっかり歌ってやろうともくろんでいる

フィルハーモニー(宦官楽団ではない)

2017-09-24 13:21:16 | 音楽
私が結構好きな某女優さんには彼氏がいて……なーんだ。で、誰?……ドイツ人で……へーえ……世界的な……すぐ世界的とかいう……ウィーン……ウィーンって付ければいいと思って世の中ウィーンだらけ……フィルハーモニー管弦楽団の奏者のだれとかさん。ええっ?ウィーン・フィルだったら、正真正銘、世界的だわ。メンバー表を見たら、たしかにその名前がある。道理で、こないだ「ごごなま」にこの女優さんが出たとき、今はまってるのは「ウィーンでオペラを観ること」って言ってて、芝居の勉強になるんだってね、大したものだ、と思ってたら、彼氏が出てたんだ。その「世界的な」ウィーン・フィルだが、私はありがたいことにかなり生で聴くことができた。オペラの伴奏だったら(正確には、ウィーン国立歌劇場管弦楽団とフィルハーモニカーは同一ではないが)30公演くらい行ったし、オーケストラ・コンサートも3回行った(その中には、ベームの最後の来日公演が含まれている)。それに対し、ベルリン・フィルは1回だけ(カラヤンの最後の来日公演の最終日)。音楽ファンを自称している以上、ベルリン・フィルを1回くらい生で聞いとかなきゃ。ってノリで聴きにいって、最初の音で(モーツァルトの39番の出だしのEsdurの和音)いちころ。ごきぶりころりもこうは効くまい。あまりの音のすごさに(きれいでボリュームがあってバランスがとれてる)呆然となってしまった。それから1回も行ってない。ロマネコンティも1回くらい飲んどかなきゃと思って飲んで、最初の一口でいちころ、だが、お値段からいって二度とは飲めまい。でも、ベルリン・フィルはもう1回は生で聴きたいと思っている。因みに「フィルハーモニー」という名の2歳馬がいる。それから「管弦楽団」はちゃんと入力しないと「宦官楽団」になるから気をつけよう。