拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

肝臓と糖尿病の話

2024-06-22 06:46:51 | 健康

健康診断の結果を聞きに行った。明らかに高いのは尿酸値。痛風が出るかも、と言われた。もう何度か出てる(そういや、最近は出てない)。あと、血圧とコレステロールは高めだが薬を飲むほどではない。その他、心臓、肝臓、腎臓は正常。糖尿病の心配はないと。いっときむやみに高かった血圧が今は下がってることは自覚していた(既述)。

実は、今回、一番診てもらいたかったのは肝臓の数値。半世紀弱に及ぶ暴飲の果ての今、肝臓が無傷とは思えない。ときどきやらかすのは肝臓が悲鳴をあげてるから?だが正常。丈夫なレバーを与えてくれた親に感謝である。ときどきやらかしたのは、どうやら、ある一定のsituationに関係しているらしい。最近は、そのsituationに陥ることがないからやらかすこともなくなった。肝臓のせいでなかったことの証しである。この歳で大丈夫なら、短い老い先から考えて、悪くなることはないだろう。

もう一つ、確認したかったのは糖尿病についてである。話は10代の頃に遡る。高校で尿検査をした際、尿から糖が出て糖尿病検査に行った。最初に行ったときは、甘い水を大量に飲むのだが、それが生暖かくて往生した。次に検査に行ったときは(なにしろ毎年ひっかかるので)、炭酸水になっていてたいそう飲みやすくなっていた。そのいずれの検査においても、血糖は高くない、逆に低いくらい、だから糖尿病ではない、だが、糖尿病予備軍だと言われた。だから、自分は将来糖尿病になるものと決めていた。糖尿病は遺伝の要素がある、と言うが、父がまさにホントの糖尿病と診断されていたから余計にその感が強まった。

ところがでござる。年月を経て40代になって受けた人間ドックでは、尿酸とかについてはダメだしを喰らったが、糖尿病については今後心配はない、しかも「大したものだ」とのお墨付きまでいただいた。これまでのいきさつからわが耳を疑った私であった。

それから更に20年が経った。この間、健康診断を受けずにきた。20年の月日(つきひ)は長い。お墨付きをもらった糖尿病もこれだけ不摂生をしてれば発症しているかもしれない、いや、してるに違いないと思い、受診することにした(無料の受信券で。区様々である)。まず眼科検診。糖尿病からくる網膜症は「ない」。そして今回、糖尿病自体も「ない」。血糖値が正常値であるほか、尿糖すら「なし」であった。20年前の「大したものだ」は本当であった。この歳で大丈夫なら、短い老い先から考えて、発症することはないだろう。

因みに、「ホントの」糖尿病であった(はずの)父は、日本酒はダメと言われたので晩酌は糖分の少ないウィスキーに切り替えていた。すると、今の私くらいの歳の頃だったろうか、糖尿病がなくなっている、との診断を受けた。それこそ信じられない話だった。糖尿病は治らないと聞いていたから。だが、最近、糖尿病も治ることがあるって話をちょくちょく聞くようになり、すると、父もホントに治っていたのか、と思う今日この頃である。


もはや高血圧ではない

2024-05-25 06:37:57 | 健康

これまで区の無料の医療検診に行かなかったのは、行ったら絶対血圧が高い、死ぬ、薬を飲め、と言われるに違いないと思ったから。だが、こないだ区の眼科検診に行って無罪判決(ほぼ異常なし)を受けたら、それ以降、目の心配がなくなって大いに気が楽になった。検診って、いいかもしれない。それに、検査結果が悪くたって拘束されるわけではなかろう。と思って医療検診に行ってきた。こうした検診を最後に受けてから20年は経っている。その時は同業者で作る会が斡旋する人間ドックで、割引があっても有料だった。たしか、「今回は『このままでは死ぬ』と言っておきます」と言われたんだった。どこが悪くて言われたのかは覚えてない。でも、20年経ってもまだ生きてる。それに、人間がいつか死ぬのは当たり前である。「mortal」は「死ぬべき」という意味だが、転じて人間を表している通りである。

結果が出るのは1か月後。人間ドックのときはその日のうちに判決が言い渡されたが1か月も待たなければいけないのはタダたる所以か?それでも血圧だけはすぐ教えてもらった。1回目を計り終えたとき看護師さんが「一度大きく深呼吸をして」と言ったから、さては心配した通りとんでもない値が出てしまったか?と恐怖したが、1回目は上が140いくつ。2回目は130いくつ。なんだ、130ならもはや高血圧ではない。「もはや戦後ではない」と言ったのは池田首相、「もはやデフレではない」と言ったのは日銀の総裁、そして、私は、高らかに「もはや高血圧ではない」と言おう。

思えば、数年前に家で計ったときの数値は言えないほど高かった(それを見て、さらに血圧が上がったかもしれない)。最初に計ったのは母用に買った血圧計で。この数値で生きているはずはない、これは器械がボロなのに違いない、手首式がいけなかったのだろうと思って腕にまくヤツ(ちょっと高い)を買って計っても同じだった。そのせいかどうか、具合がよくない。どうにかせねば、と本気で思い、インスタントラーメンの粉末ソースを一度に使い切らないで数回に分けて使うようにし(経済的でもある)、人間界での活動を減らし、逆に、山歩きの分量を大いに増やした。すると、数値がみるみる下がってきた。実は、今回検診に行ったのも、そういう背景があったから、病院で計ると緊張するから高くなる心配はあるが、それを差し引いても低い値が出るかも、という予感があったのである。そして、予感が当たったのである。

いったい、あのときの高い数値はなんだったのだろう?自分ちの器械でも値が下がってきてたから器械のせいではない。考えられることその1。塩分の取り過ぎだった。だからラーメンの粉末ソースを減らして下がった。その2。生活にストレスがあった。だから人間界の活動を減らして下がった。その3。運動不足だった。だから山歩きを盛んにして下がった。以上のいずれであるかの特定は困難である。科学実験においては、一つ一つ要素を変えていってその都度結果を見て原因を特定するのだが、今回、一度にいろいろやってしまったからどれが効いたのかが分からないからである。遅ればせながら原因を特定しようと思ったら、今度は一つ一つ逆をやって様子を見ればよい。まず、ラーメンの味を元に戻す。次に、人間界での活動を増やす。そして歩く量を減らす。こうしていって、どの変更過程で血圧が上がったかが分かればそれが原因だったことになる。

因んだ話その1。ときどき、インスタントラーメンに粉末ソースを一切入れ忘れることがある(血圧に代わっておつむが心配になる)。それでも、「ちょっと薄いな」くらいで気付かないことがあるから、野菜や肉から相当味が出ていることがわかる。毎回入れ忘れれば健康にはプラスであろう。

その2。最近、朝起きるとき、相当に脚が疲れてることがある。歩きすぎかもしれない。過ぎたるは及ばざるがごとしである。

その3。「人間界の活動を減らす」「たくさん歩く」を一言で言うと「仙人になる」である。たしかに、仙人の血圧は低そうである。


BEMPIと血圧

2024-03-01 11:06:54 | 健康

テレビでBEMPIに効く食べ物を紹介してて、水溶性食物繊維を含むあれとかこれとかってあれ?前にも聞いたわよ。そうだ、免疫によい食べ物と重なるんだ。そう、京丹後の人は海藻をたくさん食べていて、だから長寿なんだ、って話で、そのときからあたしも海藻をたくさん摂ってるんだわ。これも、その一つ。

なんだと思う?メカブよ。よくスーパーで売ってるのは細かくして味付けをしてパックに詰めたヤツだけど、こないだ湯通し前の生を売っててね、へー、こんなカタチしてるのかと思って買って、切り刻んでラーメンと一緒に煮たの。そしたら緑色になった。因みに、エビ、カニは茹でると真っ赤になるのよね。

あと、キクラゲも水溶性食物繊維が豊富だって聞いてよくいただくんだけど、あれって、海藻じゃないのよね。「クラゲ」でだまされそうになるけど。あと、キウイもいいって聞いて買ったんだけど、こちらはウチの食文化に合わなくて(ラーメンに入れるわけにはいかない)、冷蔵庫に入ったまんま。

BEMPIということで言えば、あたしの場合、食べ物よりも精神的要因が大きい。つうか、交感神経と副交感神経の動きかしら。例えば、休日になってダラーっとすると(副交感神経が優位になると)、とたんに腸の動きが止まるの。え?毎日が休日だろうって?たしかにそうなんだけど、休日の中にも、アクティヴな日とそういでない日があるのよ。人前でいろいろ発表したりする前はやっぱり身体がアクティヴになっていて、それが終わるとピタッと止まるの。あと、風邪薬の銀のベンザ。あれ、あたしには風邪薬(特に喉痛)としてはホントによく効いて、常備薬なんだけど、喉の不快感がピタッと止まると同時にオツージもピタッと止まるの。この薬、飲むとなんとなくほわーっとするから、やっぱり副交感神経のせいかしら、って思ってます。

精神的要因と言えば血圧なんかもっとそう。あたし、いっとき、上が×××(人に言えない数値)まで上がって、ウソだろうと思って血圧計を買い直したのにやっぱり高くて。ところが、ときどき、ほわーんとしたとき、あっ、今低いかもってなんとなく分かって、で、計ってみたら、こないだなんか上が112。これだともはや高血圧とは言えない。やっぱり「気」かしらね。血圧の数値が乱高下するのもよくないらしいけど。


白内障の薬

2024-02-29 09:04:38 | 健康

スズ子の新しいマネージャーはホントにダメ(朝ドラ)。本番の日に遅刻したのもダメだけど、急いでスズ子を追いかけないのはもっとダメ。だけど、演じてるのはキング・カズの息子さんなんだってよ。と思って配役表を見たら、なるほど三浦某とあった。だから遅刻していいってわけでもないけどね、罪一等減じる理由にはなるのかしら。

ということで本題。これまで、探してるモノが目の前にあるのに気がつかなかったときとかは、視野欠損→緑内障?網膜剥離?とかが頭をよぎったけど(テレビがそう言って脅かすから)、こないだ目医者さんにいって区の無料券を使って眼科検診をして、軽度(年齢相応)の白内障のほかは異常なしだったから、そういう心配はなくなった。だから、今回は検診に行ってよかった。

今年もらったお友達の年賀状の中に「視野欠損、眼内レンズ」って書いてあるのがあって、それを読んで恐ろしくなったのも検診を受けた動機の一つだったんだけど、あらためて読み返してみたら、お友達、白内障と緑内障の両方を患ってた。で、視野が欠損したのは緑内障のせいで、眼内レンズを入れたのは重度の白内障の手術で……って両方混ざった話だった。眼内レンズって聞くからに怖いけど、これを入れると白内障は治って視力が戻る(お友達の視力は1.0に戻ったそう)。緑内障の方は、薬で進行を遅らせられても欠損した視野は戻らない。緑内障で失明寸前に眼科を訪れる人が多い、って別の目医者さんが言ってた。だから、怖いのは緑内障っていうのがあたしのイメージ。

ところで今回の眼科検診のときのことなんだけど、あたし、問診票に「目が痒い」って書いたの(あたし、この歳でいよいよ花粉症に本格デビューしたみたい)。そしたら院長先生が、「痒いの、気になります?」「ときどき」「ときどきなら……でも薬を出しましょうか」「花粉症の薬ですか?」「いえ、白内障の薬」。白内障もいろんな症状があるらしい。区の検診の際は薬を出せないので、薬が欲しければあらためて出直さなければならないんだけど、さて、どうしましょう?

軽度なうちに薬を飲んで進行を止めた方がいいと思ったら薬をもらいに行くに一票。そもそも「気になります?」って聞かれた時「ならない」って答えてたら薬って話にならなかったと思うと行かないに一票。5年後にぽっくり逝くなら行かないに一票。あたしの歳だと75%が白内障なのにみんなが薬をもらってるわけじゃないと考えると行かないに一票。あら、今のところ1対3で行かないが優勢だわ。

因みに、眼内レンズを入れる手術は麻酔をかけるから痛くないって言うんだけど、あたし、奥歯を抜く時、麻酔が効かなくて、つうか効く前だったのかもしれない、痛くて痛くて、奥歯の根っこをギリギリ抜くとき絶叫したわよあたし、で、根っこが3本あるから3回絶叫した……だもんだから、「麻酔で痛くない」は信用できないの。だから、次に歯を抜くときは全身麻酔にしようと思ってるの。

で、花粉症の薬の方なんだけど、テレビでどこかのお医者さんが、「市販薬が効かなかったら医院に行きましょう」と言っていた。え?最初は市販薬でいいってこと?だって「市販薬が効かなかったら」ってそういうことでしょ?


目医者さん

2024-02-22 15:29:47 | 健康

この数年、モノが見えにくい。と思ってたら、区から眼科検診の無料受診券が送られてきた。病気をほっとくと失明する、との脅し文句。そんなこと言われたら怖くてなおさら行けない。でも、同期からの年賀状に「白内障で人口レンズを入れた」と書いてある。どこかの目医者さんがネットに「多くの人が失明寸前になって受診する」と投稿してる。この際だ、区のタダ券で眼科検診を受けよう。と意を決し、徒歩圏(私の徒歩圏は広い)にあってネットの評判では設備が整っているという某眼科に行く。

結果。軽度の白内障が始まってた。白内障は私の年代では75%が発症してるから「平均」。網膜症、緑内障、加齢黄斑変性等々は問題なし。私が問診票に「涙が多い」と書いたもんだから(朝ドラで泣いてるわけじゃない)、先生が「涙が出るのが気になる?ときどき?だったら……でも薬を出そうか?(看護師に向かって)区の検針じゃ薬は出せない?じゃ、また来てください」と仰った。ってことは、私が気にならなければ薬はいらないってことよね。ということで「再来院の必要なし」と自己判断。無事、終了しました。目の心配が活動のネックになってたんだけど、その心配がとれて、またいろいろやれそう。来てよかった。

目医者さんと言えば、あたし、小学生の頃、角膜炎で学校帰りに学校近くの目医者に行くのが日課だった。でも、今回行ってみて、目医者さんも様変わり。例えば、

昔行ってた目医者さんは先生一人と奥さん(受付)だけでやってた。診察室も待合室も狭かった。それに対し、今日行った眼科医院は院長先生のほか若い男女のスタッフが何人もいて、たくさんある医療器具を流れ作業のように操っていた。

昔行ってた目医者さんの狭い待合室は子どもであふれいてた。多くの子どもが結膜炎や角膜炎やトラコーマにかかってて目が兎だった(赤かった)。目が痒いのは花粉症ではなくて結膜炎のせいだった。でも、今日行った眼科医院は、子供がいなくて高齢者が目に付いた。そんな中には偉そうにスタッフに悪態をつく御仁もいた。「いつまで待たせるんだ」「すみません、予約の方がいたりするとそちらが優先になるので」「言い訳するなっ」等々。こういう老人には絶対なりたくない。

今日行った眼科医院の待合室にも診療室にもシャープのプラズマクラスター付きの空気清浄器が置いてあった。あたしが最後まで持ってた株がシャープ株。株はとうとう売っぱらった(大損が出た)。でも、シャープの空気清浄器はまだある。

空気清浄器があるくらいだから、マスク着用が義務。あたし、マスクなしで行って、入り口でマスク無しの人は入れませんって見て、あわてて近くのお店でマスクを買ったわよ。こんなことの繰り返しで、この期に及んでマスクの在庫が増えてるの、あたしんち。

最後に人間ドッグに行ったのは20年前(目の検査はそれ以来)。そのとき、人間ドッグが入ってるビルの上階のレストランの割引券が付いててそこでお食事をするのが楽しみだった。今回、割引券はないけれど、自費で、お疲れさんランチをしましたとも。ここんとこ行きそびれていた地元のイタリアン。ここのピザって生地がパリパリのわりには中はねっとりなのよね。

食べるうちに、トッピングのアボカドがつるりと床に落ちちゃった。拾いましたけどね、さすがに床にまで落ちたものを「3秒ルール」と言って食べる蛮勇はあたしにはないわ。

人生で最初にピザをたべた時、トッピングがずるっと全部床に落ちたのを思い出します。今回は、例によってあたしお一人様だったんだけどね、コロナ禍のなごりで布で仕切られた向こうには他のお客さん。

こんな風に仕切り布がなければ話しかけて仲良くなって「昼下がりの情事」ってこともあったかもしれないけど、こう仕切られてちゃね。