拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

どこにお金あんの?

2012-08-31 09:43:18 | インポート
梅ちゃんのお兄さんの会社が大変なことになって、で、仲が悪かったお父さんが明日あたり助ける? 視聴者を甘く見てはいけません。お父さんは、梅子の開業で家を担保にしてるから(抵当権でしょう、多分)、余力はないはず(台湾のホンハイとは違います。)。明日、助ける、とかになったら、どこにそんなお金あんの?とつっこんでやるから。で、ホンハイの援助を受けようとしてるのがシャープ。私、23で初めて所帯もったとき(初めて……って、2回目、3回目はありませんので)、揃えた家電は全部シャープだった。当時、ナショナル(さて、どこの会社でしょう?)なんかに比べてちびっと価格が安く、でもいいですよ、って店員に言われて買って、で、ずーーーっともって。そんときからのファン。今のうちんなか、家電はほとんどシャープです。どうなるんだろー、がんばってほしい。

ドイツレクイエム、ポップとフィッシャー・ディースカウだった

2012-08-31 00:06:59 | インポート
ブラームスのドイツ・レクイエム、生でも録音でも何度も聴いたことがあったけど、いざ合唱で歌うことになって楽譜を見たらもうやみつきになってしまって、やっぱり自分で体験してみないと分からないっていうの、ある。バッハのカンタータやモテットも、聴くよりも歌う方がずっと感動すると思う。ベートーヴェンのシンフォニーだって、最初、第3や第9といった「長いやつ」がよくて、第5はいまいち好きじゃなかった。それが、自分で吹奏楽用に編曲して指揮して、とりこになってもうたし。で、ドイツ・レクイエム、ミュンヘンオペラの特別演奏会で生で聴いたよな、ソプラノはルチア・ポップだったよな……で、確かめたらそのとおり!で、(話はここから)こんときのバリトン、誰だったかと思ったら、フィ、フィ、フィ、フィ、(Jタカタの社長さんは、ひっぱって値段を言うときは小声になる。私は叫ぶぞ)フィッシャー・ディースカウだった!なんで覚えてなかったんだろ。私のバカバカバカ。というか、ルチア・ポップが歌ったことすらうろ覚えだったんだから。ほんと、私のこれまでのブラームスに対する無関心を表してます(交響曲の1番は、カラヤン=ベルリン・フィルで聴いたりして、楽譜も読んでたりして、好きだったけど、大体、1番は、形式の鎧でブラームスのロマンティッシュなメランコリーが大分隠されてる。それを好きだと言っても、ブラームス信者からは「けっ」と言われます。信者さんたちは、4番がいいらしい。)。今後、心を入れ替えて真面目に聞きます。全集CDもあるし。

もろもろの天。天達だと気象予報士

2012-08-30 10:40:29 | インポート
「もろもろ」といえば、私的には、Hシュッツの合唱曲の歌詞「Die Himmel erzaehlen die Ehre Gottes」(もろもろの天は神の栄光を……)。シュッツの曲の歌詞という以前に聖書の詩編19だっ、と言われる方もいるでしょう。歌詞は歌詞でもバッハのカンタータ76番の歌詞だっ、という方もいるでしょう。だから、「私的」って言ったでしょ。大学のとき東京カテドラルで指揮した曲なもんだから。で、「神の栄光を」の次、直訳すれば「語る」、聖書だと「あらわし」。なるほど、直訳だとちょっと具合が悪いかも。あっちの空やこっちの空がめいめい語った日には(きっと大声です。天だから。)、下々のわれわれは寝てられません。ちなみに、この歌詞のどこに「もろもろ」があるかといえば、「Die」です。単数だと「Der Himmel」(男性名詞)。「Die」という複数形の定冠詞が付いてるから(動詞も複数形のenで終わってる。)、「もろもろの天」になるわけ(「天達」じゃ、気泡予報士になっちゃう。)。ところで、ドイツ語を習うとき、冠詞付で覚えなさいと言われる。だから、「Himmel」は、「der Himmel」と覚えるのですが、ドイツ語きっちりやる前にこの歌を歌っちゃった人は悲劇。「Die Himmel」で覚えちゃってる。だから、「Himmel」は女性名詞だよ!なんて偉そうに言う人を見たら、お歌を歌ったのね、と優しい目で。

猫背じゃないもん

2012-08-29 21:42:09 | インポート

(写真は以前にも掲載したやつです。)「あさいち」が始まって猫の映像。おっ、今日は猫特集か、と瞬時に録画開始。そしたら猫背の話だって。騙された。ちなみに、うちのワサビ、おトイレのとき、とーっても姿勢がよくて、そっくり返ってます。もう猫背なんて言わせない?

辻音楽師

2012-08-29 00:16:11 | インポート
コメントを下さったSinger Song Liarさんのお名前を直訳すれば、歌う嘘つきさんですが(ご本人は、もろもろの世界での私の大先輩です。)、私、「ライアー」を見て、最初、辻音楽師かと思った。でも綴りが違いましたね(発音は同じだけど)。「Liar」は英語ですが、辻音楽師の手回しオルガンは「Leier」(ドイツ語)。「Leiermann」はシューベルトの冬の旅の最終曲。私、ヘルマン・プライの冬の旅を生で2回聴いて。「Leiermann」の最後の伸ばす音、すごいクレッシェンドをかけて。鳥肌が立ちました。生で聴いた冬の旅といえば、ブリギッテ・ファスベンダーのも。オクタヴィアンその他ズボン役で有名なファスベンダー様がドレスを着て舞台に登場して、なんだか違和感。冬の旅を女声で歌うのも珍しい。しかもファスベンダーの歌いっぷり、リートなんだけどどっかしらオクタヴィアンで。とまどった観客(もともとおしきせコンサートだったんでなおさら)が熱狂的な拍手をしないんで、プリプリ怒ったファスベンダー様でした。

ラドンも飛んでいくはずだった

2012-08-28 14:06:38 | インポート
梅ちゃんのお兄さんと梅ちゃんのお姉さんの夫と梅ちゃんの夫が一緒に飲んでて、「義理の兄弟が集まった」「親類だ」と言ってましたが、水をさして恐縮ですが、法律上は、梅ちゃんのお姉さんの夫と梅ちゃんの夫は親族ではありません。梅ちゃんのお兄さんは、他の二人と親族(姻族)ですが…。鳥の怪獣の話に戻って。親分格はラドン。鳥の怪獣はどこかに飛び去って終わるのが多いと書きましたが、ラドンは阿蘇山の噴火に巻き込まれて燃えてしまいます。ところが、ラドンも、当初の予定ではどこかへ飛んでいくはずだったんだと。吊ってる線が切れて、燃えちゃったんだと。へー。

収穫が遅れました

2012-08-27 09:29:18 | インポート

停滞期を経て何本かゴーヤがなって、そのうちの一番大きいやつ、もっと大きくなれと収穫を待ってたらある朝突然黄色くなって、あわてて収穫。割ったらごらんのとおり。ゴーヤチャンプルー(この夏、8回目)にしたらちゃんと食べられた。沖縄の方じゃ、ワタを一緒に食べるのがはやってるんだと。こんなふうに赤くなると、ワタはぐにゃぐにゃだから無理ですが。

コシ・ファン・トッゥテにキング・ギドラ登場!

2012-08-26 11:26:39 | インポート
で、すべての女はどういう振る舞いをするのかと言えば、「浮気」です(私が言ったんじゃないですから。苦情はモーツァルトと台本作家のダ・ポンテとモーツァルトにこのオペラを書かせたヨーゼフ二世にどうぞ。)。そのコシ・ファン・トッゥテで、つれない女に男が罵詈雑言を浴びせる場面があって、その罵詈雑言の中に「ヒドラ」ってぇのがあって。われわれウルトラマン世代は、ヒドラとくれば高原怪獣ヒドラ、交通事故で亡くなった少年の霊が乗り移った鳥の怪獣で、最後、ウルトラマンがスペシウム光線を浴びせようとするとヒドラにまたがった少年の霊が現れて光線の発射をやめ、ヒドラはどこかに飛んでいく(で、おしまい。ウルトラQに出てくるラルゲユウスも最後、どっかに飛んでっておしまいだった。鳥の怪獣の回の最後はそういうのが多い。私、鳥の怪獣、好きです。)。そのヒドラじゃないんですね、コシ・ファン・トッゥテに出てくるのは。イタリア語では「イドラ」、ドイツ語では「ヒュドラ」。頭がたくさんある怪物で、例えていえば、ヤマタノオロチ、はたまたキング・ギドラって感じです。

トゥッテ=女はみんな

2012-08-25 13:37:24 | インポート
Sさんが、コシ・ファン・トゥッテの意味が分かったと。え、「女はみんなこうしたもの」じゃん?じゃなくて、ファン(fan)は動詞「fare」(する、振る舞う)の変化形の「fanno」の省略形なんだと。そっかー!私も目からうろこ。これまでの理解、「コシ」=「こうしたもの」、「トゥッテ」=「みんな」、すると、「ファン」が「女」? だけど、辞書引いてもファンが女だなんてどこにも書いてないぞ・・・で、これが疑問だったのですが、分かった。「トゥッテ」(tutte)だったんですよ(犯人発見。それは女だった!?)。そうだよー、「トゥッテ」は、「みんな」の女性複数形だから、これ一語で「女はみんな」になるんだ。50年以上生きてきて、ようやっと気づいた(死ぬまで気づかないよりまし)。もし、題名が直訳で「すべての女はこのように振る舞う」だったら、もっと早く気づいたであろう(と、責任転嫁)。

Vivo!ぼちぼちでんな!Nun,ich lebe!

2012-08-24 00:57:19 | インポート
いただいたコメントで、タモリさんが博多弁はイタリア語、東北はフランス語と仰ったと。前者は私も思いましたが、後者は気がつかなかった(そういえば、ブラタモリでラメーンってラーメン屋さんみて、フランス語みたいって仰ってた。)。すごい、さすがです。博多の方は郷里の誇りですね。私にとっては偉大な大学の先輩です。そのイタリア語、言葉が短いだけじゃなくて、オペラの歌詞自体がはしょってる。例えば、ボエームで、男が女に自己紹介するシーンで、「E come vivo?」(どうやって食べてんの(生きてんの)?)の問い(自分への問いかけ)に対して、一言「Vivo!」。短い言葉にいろんな意味を詰め込んでます(なんとか、生きてます、ってニュアンス。関西弁で言えば、ぼちぼちでんな、って感じ?)。これがドイツ語だと、「Nun,ich lebe!」。元々言葉が長いうえに、「なんとか」という意味の「Nun」をつけないわけにはいかない。日本語(標準語)もこっちの部類か。とにかく、イタリア語はいい!

サンダーバーズ・アー・ゴー!

2012-08-23 15:29:53 | インポート
以前徹子の部屋に出た野口聡一さんが宇宙飛行士になったきっかけはサンダーバードだと仰り徹子さん大喜び。ペネロープの声をやってたから、と。知ってますとも。というより、私が黒柳徹子さんのお名前を最初に知ったのはサンダーバードでした。おなじみの台詞は「パーカー」。「バ」ではありませんから、念のため。お目々ぎょろりの執事(金庫破り上がりという設定?)を呼ぶときの台詞です。ところで、近年初めて知ったこと。サンダーバードの冒頭、5,4,3,2,1で1号が発進するとき、「サンダーバーズ・アー・ゴー」と言うのですが、私ずっと、「I go」だと思ってた。つまり、サンダーバードの基地に向かって、これから行く、と言ってんだと思った。「アイ」が「アー」なのは、訛りなのかと。ドイツ語で「イヒ」が「イ」となるみたいな(バラの騎士で、オクタヴィアンが化けた町娘が、「あたい」って感じで「イ」と言う。それと同じような感じ。)。ところが、数年前にやってたサンダーバードの実写版映画で画面に英語のテロップが出て、「Thunderbirds are go」となってて。「are go」?それって、「go」が形容詞ってこと?そんなこと、どこの学校でも教わんなかったぞー。

マーマ、マーミ、ターモ

2012-08-22 10:19:34 | インポート
「マーマ」。お母さんではありません。ご飯でもありません。ドニゼッティの愛の妙薬を聴いてたら耳にとびこんできた歌詞。「彼女は僕を愛してる」です(m'ama)。さすが、イタリア語、短い。これがドイツ語だったら、ズィー・リープトゥ・ミヒ(長い)。それから、「マーミ」(m'ami。君は僕が好きなんだね。)。これは、ヴェルディの仮面舞踏会に出てくる歌詞。ドイツ語だったら、ドゥ・リープスト・ミヒ(長い)。さらに、「ターモ」(タモリさんではありません。t'amo。)。英語のI lov youです。ドイツ語だったら、イヒ・リーベ・ディヒ(やっぱり長い)。だから、ドイツ語の歌詞カードは紙がかさみます。ところで、上記の三つのイタリア語、それぞれ「mi ama」「mi ami」「ti amo」がつまった形。イタリア(語圏のスイス)人に、「ターモ、ターモ」と言ったら、へっ?て顔されて、それ、ティアーモだよと直されました。オペラの歌詞、あんまり日常的ではないようです。ちなみに、タモリさんがテレビで、博多弁では「ととと」でちゃんとした意味になるとおっしゃってました。イタリア語的だ!メロディーに乗せやすい!東北では「クェ」で一つの意味をなすとも。

バスから放逐されました

2012-08-21 13:37:27 | インポート
最近、某合唱団を覗いて。パートはバスだと言ったら、そこ、立派なBasso profondo(深い、重いバス)がたくさんいて、偽バスの私はバスから放逐され、テナーになってしまいました。思えばいつのころか、「パートはバス」と言うと怪訝な顔をされるようになり、たまに会った母親からも声が変わったと言われ、年取って男性ホルモンが減って声が高くなったのかなー、と。とか言っても、「本物の」テナーのように上が出るわけではなく、ソやラになるとファルセット。いと、情けなやー。ところが、久しぶりにカール・リヒター指揮のミュンヘン・バッハ合唱団のCDを聴いたら、おろ?テナーがへろへろ(上の方がファルセットぽい)。天下のリヒターが指揮する合唱団でもこんな感じでええのけ?そっか。別に合唱団だからといって、ウィーン国立歌劇場の合唱団とか、バイロイト祝祭劇場の合唱団とか、ベルリン・ドイツオペラの合唱団とか、この世のものとも思えないような声量のやつばかりじゃないんであって。へろへろ(表現が悪いってーの)でもいいかな?いいとも!なのかも(笑っていいとも、テレフォンショッキングでまた「いいとも」って言わなくなった。)。

宗教音楽の対訳

2012-08-20 10:56:33 | インポート
某合唱団の指揮者からジョスカン・デ・プレの対訳作りを仰せつかって。ラテン語(の訳だったら頼まれるわけない。)の訳としてついてるドイツ語の訳。なんてことのない内容なのに難しく感じられるのは所有格の位置のせい。例えば、英語で「A of B」をドイツ語にすると「A von B」又は「A des Bs(男性名詞の場合)」(最近の人はなんでも「von」を付けちゃうというけど、先生の中には「des・・・s」にこだわる人もいる。)。ところが、宗教音楽の歌詞(宗教的な詩文というべきなのかもしれませんが、私、歌詞しか知らないので。)は、「des Bs A」となる。慣れてないと、これにとまどっちゃうんだと思う。でもこれ、日本の所有格の語順(BのA)と同じだから、慣れればわけないです。バッハのカンタータの歌詞もみんなこんな感じ。