拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

虎の穴(のような合唱団?)

2014-11-30 09:56:22 | 音楽
私が大学のときに入ってたS内合唱団の卒団生の多くはSツ合唱団に行った。ところが、そのSツ合唱団は、入るのにオーディションがあるらしい。なんと空恐ろしい。きっと虎の穴(パスタの壁の穴ではない。タイガーマスクに出てくる組織)のようなおっかないところに違いない、私はおっかないところは苦手、で、敬遠。そしたら、一つ上のSさんがSム合唱団というのを見つけてきて、Sさんが行って見たら「次も来てくれるんですよね♥」ととっても優しかったと。私、優しいところが得手(「苦手」とかけた)。だもんで、一年後、そこに入って多くの知己を得たのだった。ところで、今首を突っ込んでる五指に余る合唱団のうちなんと「二つ」は件の虎の穴出身者が中心の団。ご一緒してみると、虎の穴の方もみな優しいことが判明。なーんだ。ちなみに、S内合唱団は、今、かなりメジャーになり、古楽の世界では有名な若手指導者の某さんが指導してるらしい(外国に演奏旅行にも行ったんだと。よかった、そうなる前で。そんなブルジョアなとこだったら私は入れなかった。)。S内合唱団の卒団生の行き先も選択肢が広がったようで、卒団生が自分たちでこしらえたTB合唱団もかなりメジャーなようだ。

こういうシュッツをやりたい

2014-11-29 20:01:12 | 音楽
最近のシュッツ(に限らず古楽)の曲は、早いテンポでする~と歌うのが流行ってる。それに対して、オルガン関係の某さんは「面白くない、もっとテンポを落として、聴き合ってハーモニーを整えるべきだ」とおっしゃる。私は、なるほどと思いながら、他にも道があると思ってて。歌詞をよ~く勉強して、意味を考えながら、発音にも十分注意して歌うというやり方。発音に注意して歌うのは楽しみでもある(ファスベンダーも、発音を楽しめ、と言ってる。だからと言って、意味も分からずやたらと子音を強調するのは好かないんだけど。)。そういう風に歌えば、する~と歌おうったってする~にはなりません。ある人が、する~の対極にあるのがエーマンであり、エーマンから教えを受けた鈴木仁先生(「先生」は私が付けた)である、と言ってた。その鈴木先生に、われわれは大学の合唱団で教わったのだった(ので、そういうシュッツをやりたくて、やってるのであった。)。

まだ「じっさま」ではない(つもり)

2014-11-29 01:01:05 | 音楽
昨日お会いした複数の方から「チェロを始めたんですってね」と声をかけられる。ちょ、ちょっと、話が早すぎるんですけど。私、ブログに「『じっさま』になったら習いたい」と書いたけど、まだ「じっさま」ではなくて青年(のつもり)だから。だけどなー、こないだまで「若いですねー」と言われてたのが、最近は「元気ですねー」に変わった。この微妙な違いに恐れおののくお年頃です。ということで、まだ習ってません。が、妄想は相変わらず。今日は、室内楽で行こう。(♭二つ。ピアノから)シレラシファーー、レーミファソラシソーーーファシソーファシラーーシドドレ(ナチュラル)ミ(ここでチェロ)ファーーーーソファ(ナチュラル)ミファラソファファ(ナチュラル)ミーー……

死海とロマネ・コンティ

2014-11-28 09:48:36 | 日記
テレビで死海の話をしてた。そこまでの道中、延々と続く砂漠にぽつんぽつんと緑。これが噂の「Sicut cervus(谷川慕いて)」の世界か(パレストリーナの曲の印象とは違う過酷な世界)。すると、ヨルダン川あたりが「谷川」。この川、国境線になってたりして有名な川にしては小さい。幅が数メートルしかない。Bach(小川)だ。死海沿岸には高級ホテルが林立。一泊250万円の部屋もあるんだと。今、ロマネ・コンティが一本100万円前後するそうで、そんなもの誰が飲むんだ?と思ってたけど、250万円の部屋に泊まる人だったら飲むでしょうね。ちなみに私、大昔、清水の舞台から飛び降りる覚悟でロマネ・コンティを買って飲んだ。そのときは9万5,000円だった。ワイン愛好家として、一度飲んでおこうと思ったからなんだけど、飲んだらあまりに旨くてまた飲みたい、と思った(動機といい、一回きりと思ってたのにまた体験したいと思ったところなどカラヤン&ベルリン・フィルを聴いたときと同じ)。が、100万円じゃ200%無理。このあと、お金持ちになる予定はないので。

マコン・ヌーヴォー

2014-11-27 21:32:39 | 

ヌーヴォーはヌーヴォーでもマコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー。マコンはブルゴーニュの銘醸白ワイン。さすが、ええとこのぼん(ワインは「le vin」「il vino」「der Wein」といずれも男性名詞)だけあって若くてもしっかり。併せたのは、エリンギ・パスタ、市販のピザ生地にオイル・サーディンを乗っけて焼いたピザ、それと、お金持ちの生息地(いくつか前の記事参照)で買ったキッシュ。さてさて、この春、コルクが自然落下してビネガーになっちゃったんでビーフシチューに使ったマコンの赤とセットで保管してたマコンの白(ル・ロワ!)が春からずっと冷蔵庫に入ってる。そろそろ試すか。

アル◯じゃないったら

2014-11-27 12:41:15 | 音楽
某所で食べ放題飲み放題の懇親会。途中、乗換駅を間違える。だって、東武野田線だと思ってたらいつの間にかアーバン何とか線になってるんだも。で、しっかり酔っ払って再びチェリストになった妄想。今度はベートーヴェンの第3番のソナタの第1楽章。よし、イメージトレーニングをしよう、開放弦はドソレラだよな。で、ラーミー♯ファーと左手で弦を押さえてビブラートを付けた(つもり)。すると、周りの人が危ない人を見る目でこっちを見てる。弦にビブラートを加えてるはずの左手が現実に手にしてるのはワイングラス。ワイングラスを持った手がぶるぶる震えるアル◯の図であった。違うったら(汗汗)

妄想

2014-11-26 06:48:51 | 音楽
私、前々からじっさまになったらチェロ習いたいと思ってて。これまでいろんな楽器に手を出して、短時間でそこそこ扱えるようになるんだけど、結局人前で披露できるものは何もない。器用貧乏とは「なまじ器用であるためあちこち手を出し結局大成しない」って120%私じゃん。そうした我が身を反省。今度はちゃんと教室に行く。先生に怒られてもふてくさらないで続ける。で、なんでチェロかと言うと、ほら、人生やり直そうと思ったら行ったことのない地に行くじゃないですか?同じように、やったことのない楽器がいいと思って。そうすると、二枚舌(オーボエ等)かチェロ。私、正直者だから二枚舌は使えないんで(そういう問題ではないか)、で、チェロと思った次第。そしたらあなた、気分はすっかりチェリスト!なんと妄想の中で、バッハの無伴奏チェロ組曲第3番のプレリュードを丸々弾いてしまった。こんな妄想をする自分が怖い。もし「俺カザルス」とか言い出したら誰か病院に連れてって!

アンサンブル・ハイブリッジのコンサート

2014-11-24 19:11:35 | 音楽

アンサンブル・ハイブリッジのコンサートを聴きに行く。普段聴かない男声だけのコーラス(カラスの声真似はファルセットだったけど)、いいもんだなー、大いに楽しまさせていただきました。最後の「ふるさと」は客席もご一緒に、ということでありましたので、みんなで大声で歌う。この聴衆だったら、ドミンゴのリサイタルでもがんばって歌うだろう(ドミンゴが客席に向かって聞き耳を立てる仕草をしても誰も歌わない。い、いや、九州のお客さんは歌ってた。)。でも、あっちは乾杯の歌だから(上はF)、やっぱり無理か。メンバーと客席には、その昔、Sルム合唱団でご一緒した多くの方々。同窓会のようでありました。会場は荻窪教会。こじんまりしたいい教会。シュッツを歌う会で演奏会をするんだったらこういう所がいいなー。駅からの細い商店街にはワインをメインにした食べ物屋さんが何軒もある(さすが、東京西部=お金持ちの生息地!)。途中で角を曲がりそびれて川(大きめのBach、これこそ(馬名の)ワイドバッハ!?)にぶち当たる。水鳥が一羽漂って、首を水中につっこんでる。後で調べたら、この川(小川)は、善福寺川というんだそうだ。

初めちょろちょろ中バッハ

2014-11-24 11:33:24 | 日記
「ワイドバッハ」という馬がいる。とっさの疑問。広かったらバッハ(小川)じゃないじゃん?そういやー、逆もあった。小さい小川=小小川。こっちはれっきとしたドイツ語で「Baechlein」。そもそも小川ってどのくらいのを言うんだ?Wikiのドイツ語版は、Fluss(川)との境目を言うのは難しいと言ってる。じゃ、画像で検索(「Bach Wasser」で検索。「Bach」だけだとJ.S.Bachの顔がぞろーっと出てくる。その次に、オリンピックのバッハ会長の顔。その他、存じ上げないバッハさんの顔が続く)。感じとしては、「はあるのおがわはさらさらいくよ♪」とあるように、野原にあってメダカが泳いでるような水流(といっても、日本メダカはもともとドイツにはいなくて、シーボルトが初めて世界に紹介したのだと)。それに対し、Baechleinは、泉から湧いた水がちょろちょろ流れてる感じ。ってことは、Bach=さらさら、Baechlein=ちょろちょろ。おお(風呂員で)!すると、こういうことではありませぬか?「初めちょろちょろ中バッハ」

カンタータ第87番(「イエスはわが喜び」のメロディー)

2014-11-23 10:15:16 | 音楽
バッハのカンタータ第87番(早くこれをやっつけないと、第88番の記事が書けない)の最後のコラールのメロディーは、「Jesu meine Freude」と同じ。「Jesu meine Freude」の元のコラールは、ヨハン・フランクの詩にヨハン・クリューガーが曲を付けたもの。で、バッハがこの曲をモテットの第3番に使ったという話は有名だが、BWV87に使ったという話はとんと聞かない。きっと、メロディーは同じでも作詞者(ハインリヒ・ミュラー)が違うからだろう。ところで、ヨハン・クリューガーと聞くと、私はマタイ受難曲でも使われてるコラール「血潮したたる」を思い出す。元歌はハスラーの世俗曲だということはよく知られているが、詩は、ラテン語の原詩をパウル・ゲルハルトが訳したものであり、それにクリューガーがハスラーの曲をアレンジしたものをあてたのだった(それをバッハがマタイで使ったのだった)。だから、このコラールについてのクリューガーの地位は「編曲者」であまり重要視されていない。だから、クリューガーについてのサイトには、代表作として「Jesu meine Freude」は出てきても「血潮したたる」は出てこない。ちょっと込み入ったので整理。この記事、教会詩人が三人登場(フランク、ゲルハルト、ミュラー)。その中で、クリューガーが関係してるのが前二者。で、三者とも、最終的にはバッハにつながる。

Wandernder Tamori(ブラタモリ)

2014-11-22 09:37:44 | 音楽
バッハのモテットの歌詞(聖書の一節)に「『nach Fleisch』で歩む(のはだめ)」というのがあって、宗教的背景を忘れた私、一瞬、え?おいしいステーキ肉を求めて街を徘徊するの?と思ってしまった。ほんの一瞬です。うわー、Heide(不信心者)と怒られそう。Nun komm,der Heiden Heiland(来たれ、異教徒の救い主よ)。話を戻す。この場合の「nach」は目的地を表すのではなく、「従って」の意味(英訳は「after the dictate of the flesh」)。だから、「肉に従って歩む(のはだめ)」となる。そもそも、「歩む」と訳された単語は「wandeln」であって「wandern」ではない。「wandeln」は、普通は「変える」だが「歩く」という意味がある。だが、この「歩く」は、「wandern」と違って「人生を歩む」の意味合い(英訳は「live and walk」。だから、「ステーキ肉を求めて」にはなりようはずがないのであった。ちなみに、「ブラタモリ」の「ブラつく」は「wandern」でよいだろう。すると、ブラタモリ=Wandernder Tamori!

白トリュフは媚薬?(ムゼッタのワルツ)

2014-11-21 09:17:12 | 音楽
テレビで白トリュフの話をしてた。いい香りがするらしい。ネット通販で検索すると何万円もする。その前に黒トリュフだろ(未経験)。その前に松茸だろ(微経験)。松茸、ほとんど食べたことがないんで味を認識できてない。一度、がんばって買ったやつがもったいなくて食べられなくて、とっておいたらカビが生えて捨てた。まるで伸之助(=What's Michaelに出てくる犬。おいしいものを目の前にすると感無量となって食べられず、埋めて隠す)。さて、その番組で、白トリュフは媚薬だと言ってた。その背後に流れてたのがムゼッタのワルツ。ん?この歌詞にトリュフって出てきたっけ?ない。マルチェッロを誘惑する感じが媚薬につながったのだろう。それにしてもこの歌は色っぽい。クァーーンドーメンヴォー♪耳元でこれを歌われたらアラカンのおじさんだって火が付いちゃうからね。

かゆみ止めにはムキ

2014-11-20 12:16:35 | 音楽
昨日の記事の補足。ジャイアントロボは、大作少年から指令を受けると「まっ」と言う。もともとジャイアントロボの語彙は「まっ」だけ。鉄人28号は、正太郎君から指令を受けると「がおー」と言うことになっているが、テレビでは「ばっきゃおー」としか聞こえなかった。やはり語彙はこれだけ。ウルトラマンは、「しゅわっ」、ウルトラセブンは「じゅわっ」としか言ってないように聞こえるが、M78星雲の住人同士ではちゃんと会話をしている。話は変わる。テレビのCMで「MUHI」の文字。ラテン語の歌を歌ったばかりだったので(mihi=ミキ)、「ムキ」と読んでしまった。かゆみ止めにはムキ(になってかいてはいけない。)。