拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

グルックとヴェルディが似てる件/ベジュン・メータ

2014-07-31 10:00:31 | 音楽
グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」の「アモーレ」(愛)のアリアを聴いてて、あれ!?これ、ヴェルディの「仮面舞踏会」のオスカルの歌と雰囲気がそっくり!アモーレ:(ゆっくりの三拍子で)「ド|ミーファレ|レドラ|ソーラファ|ファミ」。オスカル:(同)「ミ|レーミ|ドソラ|ソーラ|ソミ」。どっちも、後半早くなっておしまい。グルックの方が時代は先です。今回見た映像でオルフェオを歌ってるのは、ベジュン・メータ。素晴らしいカウンター・テナー。しかも、スキンヘッドで、イケメンぽくないのがいい!昔は天才ボーイ・ソプラノだったそうだ(そのときは髪があった。当たり前)。ちなみに、ファン・ディエゴ・フローレスが大好きな某さんのイチ押しのカウンター・テナーは、フィリップ・ジャルスキーだそうで、画像を見たら、なるほど、細面のイケメン。ちなみのちなみに、某さんの元夫を私はよーーーーく知ってますが、ちっとも細面ではありません。

ビールもワインもオーストリア(ラリアじゃないよ)

2014-07-31 09:48:19 | グルメ

昨夜はオーストリアづくし(オーストラリアじゃない。エスターライヒ)。ビールもワインも。このビール、アルコール度数が14度あって、ベートーヴェン・ワインよりも度数が高そう。パスタは、大鍋で茹でた。この鍋、筍を茹でて以来。曲げなくても長い麺がすっぽり入る。が、水量とこれを湧かすガスが半端じゃない。フライパンで茹でればいいのかなー。具はズッキーニ。マイ・ブーム……というか、今、巷でもはやってる?スーパーでたくさん見かけるようになった。

高い食材を買うぞ(汗)

2014-07-29 23:11:46 | グルメ
今夜作ったゴーヤ・チャンプルー、味付けはレトルトの「ゴーヤ・チャンプルーの素」。賞味期限は「08.12.06」。レトルトだから大丈夫だろー。私が「危ない」食材を食するのは自己責任。しかし、作る側、売る側が腐った食材を使うのは言語道断。某国の工場では腐った肉が使われたそうな。うーん。これまで安いもの大好きだった私、食材については考え直さねば。例えばニンニク。国産は一個200円超え。某国産は3個で100円未満。ニンニクとオリーブ油を大量消費する私としては、この価格差は大きい……が、国産を買いましたとも(必死の覚悟で)。私、親元にいた20歳くらいまでは、ニンニクとオリーブ油は食したことがなかった。納豆もなし。塊肉もほとんどなし(母親は、塊肉を見るとフリーズする。)。それが、親元を離れた途端に正反対の食生活となって今に至る。その原因=ワインに合う料理をこさえるようになったから。

「君たちに」が「いずこのいえにも」?

2014-07-29 10:54:40 | 音楽
(承前)ところで、「いずこのいえにもめでたきおとずれ」の「いずこのいえ」だけど、ルターの原文「Vom Himmel hoch~」を一覧した限りではそれに相当する言葉はない。しいて挙げれば「Euch」(君たちに=二人称複数)か。高い空から降りてきたイエスが「君たち」(どこの家にも住んでる君たち)に福音を与える、ということか。「君たちに」が「いずこのいえにも」となるとすれば、素晴らしき「想像の翼」(「花子とアン」より)。翻訳者はすごい。ところで、この賛美歌、(一音一音をゆっくり伸ばす)「ドシラシソラシドー」なんだけど、「ドシラシ|ソラシドー」ではなくて、「ド|シラシソ|ラシドー」、つまり弱起(アウフタクト)ですね。私、オリンピックやワールドカップで各国の国歌を聴くたびに、欧米は弱起の文化だなー、と思う。例えば、イタリアの国歌は「ソッソーラソー|ミッミッファミー」ではなくて「ソ|ソーラソー、ミ|ミッファミー」。だから、マントヴァ公爵とジルダの別れのシーンも「アッディイオー|アッディイオー」ではなくて「アッ|ディイオー、アッ|ディイオー」なんですね。

「我は来たれり」=「おら来たど」=「おらぁグズラだと」

2014-07-28 10:25:11 | 音楽
(承前)その「Vom Himmel hoch」について、「元のドイツ語の意味は……」と言ってるサイトを発見。いたぞー、仲間がー。しかし、そこでの訳は「高き空より我は来たれり」。私の訳=「高い空から私は来た。」むむ。風格が違う。教えていただいた賛美歌の「いずこのいえにも」も、私の記憶では「どこの家にも」となる。くそー(Scheisse!)、いっそこれはどうだ!?「高ぇ空からおら来ただ。おめえらにうめ~話もってきたやったど」なんとか女学園の花子の先輩が聞いたら「日本語の乱れは心の乱れ」とか言いそう。しかし、地方の言葉を「言葉の乱れ」という発想は間違ってる。そういう考え方が一極集中を生み、地方の過疎化を進めたのだ!ところで、これほど文語に疎い私でもドイツ語は文語に慣れてる。分かった。歌のせいだ。歌ってきた歌詞の大半はドイツ語(文語)とラテン語。日本語の歌って歌うことってほとんどなかったもんな。おまけ。ここまで書いた内容を読み返して、ふと頭に浮かんだフレーズ、「おーらぁー、グーズラーだと」(ソードーラーソミーレミ(ッララッララー))。

いずこのいえにもめでたきおとずれ

2014-07-27 10:02:56 | 音楽
某合唱団でバッハのマニフィカトをやってて、普通に演奏されるニ長調の方なんだけど、元曲の変ホ長調の挿入歌も歌おうということになって。で、最初の挿入曲(第2曲の後に挿入される)の練習中、いきなり私に発音と訳を言え、との命が下る。で、「Vom Himmel hoch da komm ich her,ich bring euch gute neue Maer」を「高い空から私は来た。私は君たちに、良い、新しい話を持ってきた」と直訳(するしか脳がないので)。そしたら、キリスト者でいらして、翻訳のプロであられる某さんから「これは賛美歌101番で、『いずこのいえにも めでたきおとずれ』と訳されてる」と教えていただいた。西洋音楽をやるにはキリスト教の理解は不可欠、と思ってる今日この頃ですが、またしても思い知らされました(でも、音楽の勉強のためにクリスチャンになるってぇのも動機が不純だし)。でも、(ちょっと言い訳)無骨な逐語訳も、言葉一個一個を理解するには役立つ。私が資料を作ってる某合唱団(首をつっこんでる「某合唱団」がたくさんある。)では、聖書の訳と、私の逐語訳を併記してます。

Leb' wohl!(糸子もヴォータンも言った)

2014-07-26 10:57:52 | 音楽
今朝の「花子とアン」、蓮子様を強引に連れて帰ろうとするお兄さんが伯爵だと知った朝市のおっかあ(松本明子さん)が、「ってえことは、伯爵様けー?」。その瞬間、頭をよぎったのは「へへーー」とひれ伏す朝市母(水戸黄門の見過ぎ)。ところが朝市母、「こんなろくでもねー真似する伯爵もいるだけー」。おおっ、権力におもねない!単なる噂話好きの近所のおばさんではなかった。失礼しました(確かに、蓮子兄のとった行動は「略取」であって犯罪です。)。ちなみに、フィガロも伯爵(アルマヴィーヴァ)にはおもねなかった(原作。オペラではかなり性格が弱められている。)。もう一つ朝ドラネタ。カーネーションで、糸子が周防さんに「さようなら、お元気で」。あーよかった。これで周防さんはもう出てこない。この「さようなら」は、「Auf Wiedersehen!」(また会いましょう)ではなく、永久の別れのときに使う「Leb(e) wohl!」。まさに、「お元気で」の意味です。ヴォータンがブリュンヒルデを岩山に眠らせて、永久にお別れをするとき、「Leb' wohl! Leb' wohl! Leb' wohl!」(シソー、♯ドラー、レ♯ドー)と歌う。

ジークフリートは半神半人?

2014-07-26 10:29:14 | 音楽
ヘラクレス(ハーキュリーズ)は半神半人なのだそうだ。半分人間が入っちゃうと弱くなる感じがするが、そうでもないのか。ヘラクレスは怪力の持ち主。ジークムントとジークリンデの兄妹(と言われているが、私は姉弟の線もある、と思ってる。)もヴォータンが人間の女との間にこさえたから半神半人。ところで、この二人の間の子のジークフリートはどうなんだろう。父母とも神様DNAと人間DNAを持ってて、これらが組み合わさる、と考えると、神様DNA同士がくっついたんなら100%神様。人間DNA同士だと100%人間。神様DNAと人間DNAなら半神半人。ハーゲンに槍で背中を刺されて死んじゃったってことは、少なくても神様ではないか?もともと喧嘩が強くてファフナーを倒したりしたけど、ほんとに強くなったのは妻ブリュンヒルデの魔力のおかげだし(この結婚は、叔母と甥の結婚。三親等の傍系血族間ですから現代の日本では結婚できません。ジークムントとジークリンデ(二親等の傍系血族間)はなおさらダメ。)。

蝶々夫人の侍女=鈴木浮雲?

2014-07-25 09:14:34 | 音楽
蝶々夫人(プッチーニ)の侍女は「スズキ」。なんで「タナカ」じゃないんだろう。第3幕で、蝶々夫人がスズキを呼ぶシーン、「ス、ズキー」(ソ、♯ファレー)を、あまのじゃくの私は「タ、ナカー」と歌う。当てられた音は三つだから四文字だと具合が悪い。でも、「大迫」ならイタリア人は「オザコ」と呼ぶから(下手するとヨサク)大丈夫。ところで、第1幕でスズキはピンカートンに「Miss Nuvola leggiera」と紹介される。「浮雲」と訳されてるけど、なんで「スズキ」が「浮雲」なんだろう?「スズキ」=「浮雲」とは思えないから、これはスズキのファーストネイム?すると、スズキのフルネームは「鈴木浮雲」!

「水曜日のネコ」と「日時計」

2014-07-24 09:23:14 | グルメ

今日の乾杯は「水曜日のネコ」で。「ベルギーの白ビール『風』」だって。「風」だから国産。原材料は大麦麦芽のほか、小麦麦芽も入ってるからヴァイツェンの味がした(小麦だけで作らないところは、生パスタ麺を打つのにデュラム・セモリナに強力粉を混ぜる感じか)。乾杯の後のワインは、ヴェーレナー・ゾンネンウーア・カビネット(ドイツ・モーゼル)。名前の意味は日時計。しっかりした作り。カビネットだからさほど甘くないだろうと思ったら、結構糖度が高かった。食べたのが鰻だからちょうどいい。鰻、去年は1回も食べなかった(馬鹿高くて)。今回、400円台で売ってたから、久しぶりに食す。だから今朝は元気。その昔、献血のときのお医者さんとの会話。「薬は何か飲んでますか?」「(薬ではないけど)グロンサンを飲みました。」「なぜ?」「元気になりたくて」「ひゃーひゃっひゃっ(と笑って)鰻を食べなさい。」

ハーキュリー「ズ」は長七和音

2014-07-24 08:46:51 | 音楽
そのマイティ・ハーキュリー(輸入アニメ)、モデルはギリシャ(ローマ)神話のヘラクレス。英語表記は「Hercules」。ん?「s」が付いてる。すると「ハーキュリー『ズ』」?そのようだ。ハーキュリーがたくさんいるみたい。すると、主題歌も「♪ハーキュリー」は「♪ハーキュリーズ」?そのようだ(オリジナルの主題歌を聴いた。日本語版では児童合唱団だが、オリジナルは、おじさんが一人でちんたら歌ってる。オペラ歌手のソロでも良かったのに。)。その主題歌、かっこいい。以下移動ド、歌詞は日本語版。「ハーキュリー」(ソーミソー)、「ちからはーつーよーくー」(ドミソシーラーソーファー)。おおっ、ドミソシ(長七の和音)!ドミソドでないところが渋い!

花子の家、新聞とってないの?

2014-07-23 09:26:31 | 音楽
花子のうちは、若夫婦の新婚所帯なのにでかい、広い。だけど、新聞はとってないのけ?蓮子様の公開絶縁状が載った新聞はダイゴさんが持ってきたし、石炭王の反論記事が載ったやつはエイジさんのお父さんが持ってきた。とにかく、気に入らないこと=蓮子様の不倫相手がシュッとした細面であること。糸子の不倫相手の周防さんもシュッとした細面であること(黒柳徹子さんは、学校を卒業して職探しをしたとき、新聞の「細面」(=委細面談)を「ほそおもて」と読んだそうな。ここで問題にしているのはそっちの意味)。なんで、朝ドラの(準)ヒロインの彼氏は細面なんだ。そんなんじゃヴァーグナーのテナーは歌えないぞ。ヴィントガッセンを見てみろ、ジェームズ・キングを見てみろ。みんなごつい。とか言ったら「ヨナス・カウフマン」はどうなんだ?って(自分でつっこむ)。うぐっ……(話をそらして)マイティ・ハーキュリーだってごつい。とか言ったら「そんな人知らない」だって(自分でつっこむ)。

びっくり交響曲には糸子の絶叫

2014-07-22 19:20:00 | 音楽
昨日と今日の朝ドラを見て。一番気に入った台詞=松本明子さん扮する朝市のお母さんの「は~あ、お姫様は夫婦喧嘩の仕方も知らんだから困るじゃん」(名言)。一番笑いそうになったシーン=蓮子様のお兄さんが石炭王の前で土下座して泣き叫ぶシーン。号泣会見をしたどっかの議員さんが思い浮かんだ。一番びっくりしたシーン=「花子とアン」の前にBSでやってる「カーネーション」で、やばそうな話を切り出そうとする組合長に対して糸子が「あーっ」と叫ぶシーン。組合長はずっこけた(ホントにずっこけたと思う。)。私もずっこけた。すんごい声だった。そこだけマイクが残響を拾ってた。直のマイクだとメーターを振り切るから、遠くのマイクに切り替えたんだろう。オノマチ恐るべし。ハイドンのびっくり交響曲で、ジャーンとオケが鳴るとこ、糸子に叫ばせればいい。ドドミミソソミー、ファファレレシシソー、ドドミミソソミー、ドド♯ファファソー、あーっ

ヴァイツェンで乾杯、後はグラーヴ

2014-07-22 10:09:30 | グルメ

自転車で遠出をして、信号で立ち止まった横に、木造の築何十年って感じの酒屋さん(扉も引き戸)があって、そのウィンドウに目が止まった。輸入ビール?そうでした。店ん中、輸入ビールだらけ(外見で判断してはいけない、人も店も)。店番をしてるのは白髪の高齢のご婦人。「ただ者でない感」が充満。私、ビールの中で、大の好物はヴァイツェン(小麦の白いビール)。で、あるかどうか聞いたら「ドイツのはないけどベルギーのはあります」。夜は買ったばかりのヴァイツェンで乾杯、その後は、近所のいきつけのワインショップで買ったグラーヴ。パスタは今日もカルマラータ。今回は茹で時間を長くして15分。この位がちょうどいい。