拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

「ルターの誤訳」にするつもりだった

2015-05-31 19:09:10 | 音楽
6日前に、シュッツの「Troestet」の歌詞についての記事を書いた。ルターが「Ritterschaft」と訳し、シュッツもそのまま歌詞にした言葉を後世の人が「Dienstbarkeit」(隷属)に直したが当初の「Ritterschaft」も通常の「騎士階級」の意味ではなく「礼拝」の意味であり(ルター自身が注釈を付けている。)、それだったらイメージがわく、という内容。その記事を読んで下さったクリスチャンのAさんが、「Ritterschaft」はどうしても合点がいかない、で、いろいろ調べたがやはり合点がいかない、とおっしゃる。私が「イメージがわく」などと書いたからだ。申し訳ないことをした。いや、あの記事のタイトルは当初「ルターの誤訳」にするつもりだった。「Ritterschaft」が相当ではないからこそ後世の人が直したのだ。じゃあなぜタイトルを差し替えて「イメージがわく」などと書いたか、というと、だってルターといったらとんでもなく偉い人じゃないですか。それを、あんべちゃんが言うところの「机の中に入れたまんま忘れられてひからびたコッペパンに生えたカビ」である私がダメだしをするなぞとんでもないこと。だから、無理矢理少しだけどルターの肩を持ったのだ。でもってAさんにご迷惑をかけたのだ。相当お調べになったのだと。申し訳ありませんでした(それから、ありがとうございました。)。

中世音楽合唱団の演奏会

2015-05-31 09:32:44 | 音楽
中音(中世音楽合唱団)の演奏会を聴いた。指揮&解説の皆川先生はオケゲムについて、面白いことは一つもない、というような前振りをされたが、ミサ「ロム・アルメ」は定旋律がはっきり聴こえてオケゲムの曲にしては明解だった(私が大学んとき、初めて買った古楽のLPはオケゲムのレクイエムだった。)。今回は第63回だそうだ。すると、私が最初にここの演奏会を聴いたのは30年以上前だから、第30回あたりということになる。この30年でいろいろ変わった。合間に皆川先生が楽しいお話をされるのは変わらないのだが、30年前は「入団したいと思う人がいたらおやめなさい。」、それが今では「歓迎します」。それからプログラムが全部終わった後聴衆も一緒に歌う「夏が来た」(キャンディーズの曲ではない)。30年前は「走ってはいけない」、今では「遅れてはいけない」。日本人に余裕が出てきたことの現れか。競馬場のファンファーレんときの拍手も昔は走ったが、今では合ってる。ところで、私の席の前の席のおやじ、音程が怪しくなるとやたらに頭を振って目障り。目立つおつむを余計に目立たせてどうすんのさ。どこの誰だろ?で、休憩時間にこっちを向いた。あっ、この顔知ってる。この合唱団のOBだ。演奏会の後、しこたま飲む。飲んだら(チャリを)乗るな、で歩く。途中でチャリに乗った連れに追い越される。全力疾走で後を追う私。泥酔すると元陸上選手の血が騒ぐ(前世は馬か?)。目が覚めたら朝。隣に誰も寝てない……あっ、ワサビが寝てる。脱ぎ捨てた私の服を枕にして。そんなににーちゃんの匂い(臭い)が好きかい?

三馬鹿トリオ(フィガロの結婚)

2015-05-30 15:56:04 | 音楽
シンプルと言えばそうかも知れない。戴冠ミサ(モーツァルト)、「クレードー、イン、ウーヌーム‥」に付いてる音はド。「ドードー、ド、ドードー‥」って具合。伴奏もヴァイオリンはドドシドレドシドの繰り返し。唯一低弦が音楽を進める。「ドレミファソ、ミファソラ♭シ‥」これこれ。シンプルだけどこの動きがいいのだ。合唱もこれを感じながら歌えば楽しさ倍増なのだ。そりゃー他に何もなくてドばっかりだら面白くないだろう。ソースなしのパスタのようなものだ。そうだ、ここでは低弦がソースなのだ。このミサ、アニュスデイ以外でもあちこち「フィガロの結婚」を彷彿とさせるところがある。クレドのソロの掛け合いが一瞬フィガロの第二幕のフィナーレに聞こえた。このフィナーレ、楽しッシモ!バルトロとマルツェリーネとバジリオ(名付けて「三馬鹿トリオ」。名付けた人=私。大昔、NHKで三馬鹿トリオ(本物)が出てくるコント番組があった。)が突入してから幕が降りるまでの楽しさは空前絶後。やっぱ私はモーツァルトが(も)好きだ。好き嫌いはほとんどない。食べ物も音楽も。

しょうぶ沼公園

2015-05-30 13:38:46 | 日記

天気もいいので駅前の駐輪場に昨日置いて帰った自転車をとりに歩こう。40分の道中、二つの公園に寄ろう。一つ目が北綾瀬の「しょうぶ沼公園」。ここ、すごい。どこそこの「しょうぶ園」に引けをとらないと思う。

月が出た出た月が出た(あ~よいよい)

2015-05-30 01:03:44 | 日記

帰りに駅を出たらバケツの底をひっくり返したような雨。やむなく自転車を断念して100円傘を買って歩いてたら雨がやんで、月まで出た。も~。せっかく傘まで買ったのになんで止むのさ。降るなら降る、降らないなら降らない、と決めてよ。まあいい。月の写真が撮れたし。月の光が回りの雲を照らして幻想的。

反抗期を脱する?(鉄子)

2015-05-29 13:27:57 | 日記

(承前)それに対し、鉄子(鉄パン)ときたら。少し油がなじんだかな?と書いたのも束の間。お好み焼きでもオムライスでもくっつきまくる。反抗期か。検索すると、「火加減が弱いとくっつく」という記事がヒット。え?逆だと思って(強火はNGという記事もあった。)ひたすら弱くしてたぞ。これがネット情報だ。自分で体験しないと分からない。で、今日のお昼のオムライス、強火にしてご飯を炒める。あうげんぶりっくりひ(あっという間に)くっついた。もう、どうすればいいの?と途方にくれ、それでも一度洗って再び卵を焼く。多い目の油に強火。おお(かわけいじろー、らいあんっ(注))!上手くできた。これまでで最高の出来だ。鉄子、反抗期を脱するか?ところで、鉄子のとってはとっても便利(だじゃれ=だいちまお!)。一時的な箸置きになる(閲覧注意。フライパンだけをみること。回りのぎとぎとは見ないこと。見ても見なかったことにすること)。

注:大川慶次郎(故人)=競馬の神様と言われた。オグリキャップの引退レースで、全国民がオグリの復活の走りを息をのんで見守る中、「ライアンっ」「ライアンっ」(後ろから追ってきたメジロライアン)と絶叫して話題になった。

生育順調

2015-05-29 13:25:07 | 日記

ミニトマトちゃんの実、生育順調。あとどんくらいで収穫かな~。この子はほんとに手がかからない。水だけやってれば文句を言わない。それに対し、鉄子(鉄のフライパンを「鉄子」と命名)ときたら(続く)。

暑いので泡(とイワシピザ)

2015-05-29 12:56:12 | グルメ

今日は涼しいが、昨日までの暑さにはまいった。で、泡を飲みたくなり(しかし、いつからスパークリグ・ワインのことを「泡」というようになったんだろう。私が業界にいたときはそういう言いまわしはなかった。)、ヴァンダンジュ(行きつけのワインショップ)で奨められたものを買い、やはりここで奨められて買ったシャンパン・グラスで飲む。このグラスはホントに形がいい。併せたのはピザ。残ってたピザ生地にオイル漬けサーディンとルッコラを載せて焼いたもの。

おちょくってんの?(ジュピターの初感想)

2015-05-29 05:38:31 | 音楽
(承前)もう一つ再生動画をアップしたジュピターの第3楽章、始めの8小節を聴いちゃうと、9小節以降のフォルテのトゥッティ(レー♯ド(ナチュラル)ドラ♯ファ……)が聴きたくてうずうずする。告白すると、このメヌエット楽章、最初から好きだったわけではない。初めて聴いたとき、何が何だか分からなかった。メロディーがあるの?と思った。特にトリオ。「シーード」え?「シーード」うそ!「シーード」てめー、おちょくってんのか!「シーード」……ってな具合で「シーード」のオンパレード。モーツァルトがお嫌いの某さんがメロディーの欠如を挙げてたけど、まさにこのトリオ、メロディーどこ?と思った。それがいつの間にか大好きになり、私にとって欠かせない音楽となった(ブログに何度も何度もとりあげるほど)。始め、苦い、嫌い、と思ったビールが生活必需品になったようなものだ。「いつの間にか」と書いたが、いや、覚えてるぞ、好きになった瞬間。例の「シーード」の後、イ短調のフォルテで「♯ソーーラーードーーシーーレーードーー♯レーーミ」となったその後、いきなりホ長調になって静かに「ミーー♯レーーミーー♯ドーーレーー」。で「シーード」に戻る、このホ長調の部分、戦いのさなかにいきなり「無の世界」にワープする感じ、鳥肌が立った。ちゃんと「シーード」に戻るその手法にも。それからだな、好きになったのは。特にベーム&ウィーン・フィルの演奏が大好き。再生動画のテンポが大体ベームのテンポ。ゆっくりで「おちょくってる感」満載でしょ?

掃き溜めに鶴(バラの騎士の二重唱)

2015-05-28 20:15:16 | 音楽
アップした動画(パソコンで作ったバラの騎士とジュピターの楽譜の再生)、もう何十回も再生した。自分でアップして自分で喜んでるんだから世話ない(自分で作った料理を旨いと言うがごとし(実際そう言ってる))。楽譜の間違いも発見。ティンパニの四分音符が長い音符になってたり、チェロの音符の長さが足りなかったり。入力して再生したとき音の間違いはすぐ分かるんだけど音の長さは見逃してしまった。そのRシュトラウスとモーツァルト。時期は200年離れてるが、シュトラウスはオペラを作るに際し、モーツァルトを意識していたそうな(バラの騎士=フィガロ、影のない女=魔笛)。アップしたバラの騎士の二重唱は、しかしながらこれを聴き所と言う人はそうそういない。同じ組合せのデュエットで有名な二曲の影に隠れてることもあるが、曲の位置に問題があると思う。第2幕で、オックスの家来が酔っ払ってファンニナル家の女中を追い回すという破廉恥なシーンの直後に始まり、途中から背後にヴァルツァッキたちがうろうろし始める。で、二重唱が終わった次の瞬間不協和音が鳴り響いて大騒ぎ。聴衆の注意はそうしたドタバタに向いちゃうんだなー。でも、その音楽の繊細さは特筆もの。半音階でゆらめく様はまさにシュトラウス。アップしたイントロ、きれいだったでしょ?。「掃き溜めに鶴」とはこのこと(騒乱の中で一服の清涼)。ということで、ジュピターについては改めて。

バラの騎士の二重唱(といってもいろいろ)

2015-05-28 12:15:00 | 音楽

バラの騎士の二重唱といえば、銀のバラの二重唱(第2幕冒頭)や第3幕のクライマックスで有名な三重唱に続いて歌われる二重唱が有名。いずれもゾフィーとオクタヴィアンの二重唱だが、この二人の二重唱で、もう一つ、第2幕の真ん中あたりで歌われるものがある。ドタバタの大騒ぎの中で別次元の光を放つこのデュエットが私は大好きだ。オケのイントロ部分の楽譜を入力したので、その再生画像をアップ。このイントロに続いてオクタヴィアンが「Mit Ihren Augen voll Traenen kommt Sie zu mir」(彼女は目にたくさん涙をうかべてボクのところに来た)と歌い始める。何度聴いてもしびれる。恍惚状態。

曲当てクイズ(同じ曲をしつこく3度目)

2015-05-27 19:39:37 | 音楽
このブログにユーチューブを経由して動画を載せることができるようになったので、曲当てクイズの答え合わせは動画でやろう!ということで、曲当てクイズ。同じ曲をしつこく3度目(よっぽど好きな曲)。問題文も過去2回のものをそのままコピー。「私が大好きなあるメヌエット楽章の冒頭、トランペットとティンパニと低弦は「(全休)|(全休)|ド(休)(休)|ソ(休)(休)|(全休)|(全休)|ソ(休)(休)|ド(休)(休)」。さあ、なんでしょう?答はこのあと。