拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

独身オーラ

2024-06-16 16:26:56 | 日記

この半年、キャベツを買ってないからキャベツの料理を作ってない。餃子もタマネギで作った。理由はバカ高いから。この物価高の中でも異常な高値である。一個300円なんてキャベツの値段ではない。300円出せば、激安スーパーで弁当が買える。そうしたご時世の中、なんと、今朝、スーパーの朝市に行ったらキャベツの見切り品が一個50円!さっそく手を伸ばすと、近くにいたどこかのお姉様が私の袖を引っ張って「おねーさん、今日は新品が安いんだよ。だから傷がついてる見切り品なんか買わなくていいんだよ」と言う。え?そうなの?で、キャベツ売り場に目を転じると、おお!たしかに!一個99円だ。だが、待て。それでも見切り品の約2倍である。傷が付いてると言ったってちょっと黒いだけ。だから、お姉様に「こっちは50円だからねー。傷んとこなんてチャチャっと切ればいいんだし。それに、私、腐ったモノ食べても大丈夫だし」と言うと、大いに感心した様子で「そうか。そうだね。一人暮らしならそんなに量はいらないしね」と返ってきた。え?私が独り者だってなんで分かるの?独身オーラが漂ってるんだろうか。さらにお姉様のご親切(お節介)は続く。「おねーさん、ほら、同じ見切り品でもこっちの方がいいよ。傷がないよ」と言って別の球を私に差し出す。親切をむげにするわけにはいかないから「ありがとう!」と言って、その球を受け取ってさっきのヤツはコーナーに戻す。でも、さっきのヤツの方が大きい。黒いところを切ってもずっと食べごたえがある。ので、お姉様がどこぞへと引き揚げたのを確認してからコーナーに戻り、元のヤツもカゴに入れ、お姉様のご推奨品もカゴに入ったままでレジに向かった。結局、二個買うことになった。

今夜は、久々の回鍋肉である!

見切り品コーナーでは他にニラとトマトも買ったのだが、そのトマトが買い物袋の中でおされたらしく汁が出ている。もともと見切り品だから傷むのが早い。早々に食べきろっと。

因みに、競馬評論家のスガダイのYoutube番組にときどき登場する女性馬券師が、雑談コーナーで「自分で作った料理をSNSにアップしても(人の心に)刺さらない」と言っていた。では、見切り品コーナーで買った野菜の写真はどうだろうか?なおさら刺さらないと言われそうである。でも、私の心に刺さるのは一流レストランの料理よりも自分で作った出来損ないの料理や見切り品コーナーで売られている破棄寸前の食材である。こうして、記事を書きながら、今日買った見切り品の写真を見て恍惚とするのがワタクシという人間であり、こうした人間であっても、憲法13条によって個人として尊重されるのである。



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