拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

リコーダー・クラブになっちゃったりして

2018-02-28 09:01:12 | 音楽
こないだのカンタータの会(二つあるそっくりなうちの元からある方=第一)の日は日中頭痛。他の会員にも頭痛を訴えたり体調不良を訴えたりでお休みされる方がいた(私はワインを飲んだら治ったので出席したが)。あの日は日本中が「頭痛の日」だったのだろうか。さては宇宙人の仕業(SF映画の見過ぎ)。ところで、所用でお休みされたMさんのメールに「リコーダーのセカンドを吹こうと思っていたのに残念」とあった。そっか、BWV127はリコーダーのパートがあるのだな。よし、代わりに私が800円のリコーダーを持って行って吹こう。待ちに待ったテナーの到来で私はようやく「自由の身」。気持ちに羽が生えたよう。で、やはりリコーダーを持ってきていたKさんと二人で吹く。なかなか面白い。別のKさんは例によってオーボエを吹く。その様子を見ていた「待ちにまったテナー」のHさんが、「うちにもリコーダーがころがってるんで持ってきて吹いていいですか」。もちろんここ(と第二=歌いまくる会)は「うるさいことは一切言わない」がモットー。どうぞどうぞご自由に!……だけど、テナーは歌ってね。またテナーを歌う人がいなくなって私が歌うってことになったら、私、ぐれるからね。というか、みんながリコーダーを吹いちゃったら、カンタータの会じゃなくてリコーダー・クラブになっちゃうからそのへんはね、うまいぐあいにやりましょう。もう一つの第二(歌いまくる会)の次回曲はBWV106(人気曲。ミュールハウゼン時代の曲は人気曲が多い)。で、この曲もまたリコーダーの出番なんだよなー(当日はガンバの人も来るそうだ)。私も800円のを持ってくけど、あまたの人が持ってきそう。歌よりリコーダーの音の方が大きかったりして(それはないか。この会、合唱の音がはんぱなく鳴る。やっぱ自由だからなぁ。自由が一番)。

オリンピック精神で賞味期限切れのヨーグルトを食す

2018-02-27 18:43:09 | グルメ
アマゾン・プライムとWOWOWの再度の無料体験が終わったと思ったら(ほっとくと有料会員になるところだが、そこはちゃんと終わらせる手続をした)、今度はアップル・ミュージックが「もう一度始めませんか」と聞いてきた。1か月タダだという。うーん、タダはいいけど視聴する時間がないもんなぁ。アマゾン・プライムとWOWOWもあんまり見るものがなかった。でも、BSで見逃した「ソロモンの偽証」の後編をプライムで見られたのはありがたかった。ところで、葉物野菜は冷蔵庫のどこで保存したらいいかって話があって、当然野菜室だろつ思いきや、野菜室じゃだめで、冷蔵室がいいんだと。じゃ、なんのための野菜室だよ、と思いながら冷蔵庫をチェックしてたら、ありゃ、たべかけのヨーグルトが出てきた。開封してから2週間以上経ってる。ネット情報では開封してから2,3日で食べ切れと言っている。でも悪くなってたら食べたら分かるようなぁ。で、なめてみたら異常は感じられず。オリンピック選手も「自分を信じて」と言っている。小平選手は「勇気は覚悟」とも言っている。よし、自分を信じて覚悟をもって食べよう。全然平気であった(あくまでも自己責任。他の人には決して推奨しませんから)。今欲しい調理器具。その1。電気圧力鍋。圧力鍋が重宝なのは百も承知。だけど普通の圧力鍋だとガスの横に張り付いていなければいけない。でも、電気だったら材料入れてタイマーをセットすればその間お風呂に入れるどころか外出だってできる。でも、我慢。欲しがりません、勝つまでは。その2。通販で売ってる高いおろし金。某合唱団で指揮者(と多分S先生からも)もらった大根がまだあって、大根おろしにしてラーメンに乗せて食べているのだが、いいおろし金でサラー、サラーとおろしたい。でも、我慢。欲しがりません、勝つまでは。その3。ドイツ製の缶切り。今朝アサイチ(有働さんとイノッチの出演はあと1か月)でやっていて、それで開けるとフタのように上部がパカッととれる。欲しい。でも、我慢。欲しがりません、勝つまでは。

「リア王」にそっくりなグリム童話(良い魔女と悪い魔女)

2018-02-26 18:58:03 | 日記
グリム童話の「泉のそばのガチョウ番の女」を読んでたら、こんなシーンがでてきた。王様が三人の娘たちに自分の領土を分け与えるにあたり娘達がどれだけ自分を愛しているかを言わせる。上の二人の娘は歯の浮くようなことを言うが、一番下の娘は何も言わない。王様が強いて言わせると「料理に塩は欠かせない。だからお父様は塩のようなお人」と言う。「私は塩かっ」と怒った王様は娘に塩を背負わせて追放する。これ、まるっきりリア王じゃん。リア王にも題材があったというが、似た話というのはあちこちにあるものだ。ところで、この「泉のそばのガチョウ番の女」に件の王様が出てくるのは物語の後半。前半は、魔女が若者に荷物を背負わせて自分ちまで運ばせる話。で、くったくたになった若者がようやく魔女の家に着くと、そこで待っていたのが題名の「ガチョウ番の女」(魔女の娘)。だが、魔女は、「夜のように醜い」(häßlich wie die Nacht)その娘に、「その若者と二人だけで家に入っちゃだめだよ。man muß nicht öl ins Feuer gießen(油を火に注いではいけない)、そんなことをしたら彼がお前に惚れてしまうかもしれないからね」と注意する。この「油を火に……」の部分、意訳するなら「♪男は狼なのーよ」がよい(「なのーよ」はピンクレディーの歌の影響)。これを聞いた若者が思ったことがふるってる。「(その娘が)30歳若くても惚れるもんか」。この台詞、あまりメルヘンではない。それに年齢設定がおかしい。いくら醜くたって魔女の「娘」なんだからそんなにいってはいないだろう。例えば30歳で30歳若かったら胎児だ。胎児に惚れないのは当たり前。さてさて。実はその娘こそ王様から追放された王女であった。醜い姿は世を欺く仮の姿。で、最後は娘を追放したことを後悔した王様と娘が再会し、娘は件の若者と結婚する(30歳若くても……の発言は取り消したのだろうか)。そして「Hexe」は実は「weise Frau」だった。以前、このブログに『魔女もいろいろある。「Hexe」「Zauberin」そして「weise Frau」』と書いたが、今日の話では「Hexe」と「weise Frau」はまったく別物。訳すとすれば「悪い魔女」と「良い魔女」ってとこか。

ルカ受難曲の中の水戸黄門

2018-02-26 11:37:49 | 言葉
シュッツを歌う会用のルカ受難曲の対訳を作ってる。こないだは「ここに日本の剣があります」でしっかり笑いをとった。もちろん初めからウケをねらったわけではなく「二本」が「日本」に誤変換されたのに気づかなかったのだが、なんとなく意味が通ってしまうところが面白い。場面は「イエス捕縛」の直前。弟子達の中に裏切り者がいることに気づいたイエスが弟子達に「剣を用意しろ」という。それに対して弟子達が「ここに……」と言うわけだが、そこにあるのが「日本刀」でも文法的にはおかしくない(もちろん、意味的にはおかしい。この時代、日本刀が中東にあることは考えづらい。かりに遠路はるばる持ち込まれていたとしても、「日本」という国の認識などありうるはずはない。と、言われる前に言っておく)。それにしても、イエスが弟子達に剣の用意を命じたのにはびっくり。マタイ伝にもヨハネ伝にもそうした記述はない。で、その剣でもって、弟子の一人がイエスを捕まえにやってきた群衆の一人の耳を切り落とすのだが、これはマタイ伝にもヨハネ伝にもある。だがその後が独特。マタイ伝とヨハネ伝ではいずれもイエスが「剣をおさめよ」と言う(ルター訳では「Stecke dein Schwert」)。それに対し、ルカではイエスは「Lasset sie doch so ferner machen!」と言っている。さあ、ここから今回のタイトルにつながっていくのだが、これを直訳すると「それ以上のことをするのはやめなさい」なのだが、私の脳裏にはただちにあの台詞が浮かんだのだ。「助さん、格さん、もういいでしょう!」。 そう、悪代官たちを助さんと格さんがさんざっぱら痛めつける。で、頃合いを見て「控えおろう!」、で印籠の出番とあいなるのだが、その「控えおろう!」の前に黄門様が言う台詞、それが件の「もういいでしょう」だ。この台詞を一番スタイリッシュに威厳をもって発していたのが佐野浅夫さんの黄門様だった。因みに、ルカ伝では、その「もういいでしょう」の後がまた独特。イエスは耳を切られた敵方の下僕に手を触れ癒してやる。

山内房子さんが歌った新美南吉

2018-02-25 10:33:51 | 音楽
山内房子さんが今回のコンサートでとりあげたのは、「ごんぎつね」で有名な新美南吉の童話や詩に寺嶋陸也さん(ピアノ伴奏もこの方)が曲を付けたもの。最近、童話にはまっている私は興味津々。日本語というのもよい。ドイツオペラをより楽しもうと思ってドイツ語を勉強したのだが、やはり外国語、いまだに分からないことだらけ、そこへいくと日本語は母国語だし(とか言って、こちらも怪しかったりして。例えば、今回、動物がたくさん出てくる歌で山内さんが力強く「ししっ」と歌ったとき、私、しし?ライオン?「白いししレオ」って言うし、でも、日本の野山にライオンはいないしなぁ。そしたら猪のことであった)。さらに、新美南吉は愛知県の人。山内さんにとっては同郷の人ということで思い入れがおありのよう。その歌を聴けばひまわりのような山内さんの笑顔のルーツを感じられるかもしれないという期待もあった。はたして、実に感銘を受けたコンサートであった。詩と曲と山内さんの歌があいまって、情景が目に浮かぶよう。音楽が小刻みになるとハチが飛んでくる。ゆっくりになると牛と百姓が歩いてくる。牛が出てくるシーンで私の脳裏をよぎったのは55年前の故郷の道。よく牛の落とし物が道の真ん真ん中に点々と並んでいた。それにしても、毎回面白いテーマを選んでコンサートをしてくれる山内さんは実に精力的。私の自慢=山内さんと干支が同じこと。これからもコンサート期待してますからね!因んだ話その1。実は、「ごんぎつねで有名な新美南吉」と書いたのは山内さんからの請け売りで、新美南吉って名前は知らなかったし、「ごんぎつね」だって中身を忘れていた。で、帰りの地下鉄の中ですぐさまキンドルにダウンロードして読んだ。その2。コンサート中、山内さんが寺嶋さんにインタビューする場面があって、早口で質問を投げかけて笑いをとる山内さんは黒柳徹子さんのようであった(房子の部屋)!

そだねー(祝・金メダルと銅メダル!)

2018-02-25 10:32:42 | 日記
カーリング女子の銅メダル決定戦を見てたら画面にニュース速報。え?今まだ試合中なのに、これもしかしてVTR?と思ったら、スケートのマススタートでの高木ナナ選手の金メダルの一報だった。急遽、それをやってるチャンネルに変える。全員が一斉にスタート、一人だけ飛び出して他を引き離す馬じゃなくて選手がいるあたり、競馬と同じ。こういう馬じゃなくて選手はじきに失速するというのも競馬と同じ。案の定、後続がいっきにスパートして「あがり勝負」になる。まるで競馬。熾烈な二着争いを尻目にインからナナ選手が差しきって文句なく優勝したこのレースはまさにジェンティルドンナが有終の美を飾った有馬記念の再現を見ているようであった。で、すぐさまチャンネルをカーリングに戻す。私のような者のテレビを通しての応援だって集まれば大きな気となって現地に届くであろう(か?)。相変わらず、笑顔に満ちた日本チーム。試合中の作戦会議でよく聞こえたのが「そだね」。なんとかかんとか、「そだね」、なんとかかんとか、「そだね」。最高のコミュニケーション・ツールだと思った。そして勝負を決めるイギリス選手の最後の一投。はじかれた日本のストーンが真ん中に。劇的な絵柄。え?勝ったの?勝ったのだ。人のことのなのになんでこんなに嬉しいのかと思うくらい感動した。因みに、日本チームの最後の一投を投げた後の藤沢選手の「ヤーーーップ」はいつもより高かった(FがGまで上がっていた)。やはり気合いが入っていたのだろう。

バルセロナ五輪のガラ・コンサート

2018-02-24 12:20:36 | 音楽
元フィギュア選手が言っていた。外国では「ないものをあるように演技しろ」と指導されるという。なるほど、だから、実際いろいろ経験してそうなコストナー選手でなくても、15歳でも18歳でもあの演技ができるのか、とガッテン。18歳のメドベージェワがアンナ・カレーニナを演じたからって、実際に不倫する必要はないわけだ。元選手といえば、荒川静香さんと村主章枝さんがあちこちのテレビで引っ張りだこ。1歳違いで同じ大学の同じ学部に属していたライバル同士。メダルということでいえば荒川選手が実績を残したが今後はどうか(同期だったヴィルシーナはジェンティルドンナに実績の面では遠く及ばなかったが、仔同士の戦いは今年から始まる)。さらに、元選手といえば、ジョニー・ウィアー。なんかのコメントをしてる姿を見たが、そうか、もう「元」選手なんだ。この人、8年前だったか、絶対もてそうな風貌とともに、HEXEのような(恐ろしげな)女性コーチにがんがんにはっぱをかけられてるシーンが印象的だった。まるで、調子が悪いからキャンセルしたいとカバリエに申し入れたが「あなたは歌えます」と一蹴されたカレーラスのようであった(日本ではカレーラスが人気だが、母国スペインではカバリエは人間国宝のような人。だからさからえないらしい。だが、やけくそで歌ったカレーラスの歌はなかなかの名演だったらしい)。そういえば、バルセロナ五輪のときのガラ・コンサートには、このカバリエ、カレーラスに加えて、ドミンゴ、こないだ記事にしたベルガンサ等々、綺羅星のごとき名歌手がそろい踏み。この時期、イタリア・オペラはスペイン勢が支えていた。テナーのアリアを数人で歌い継ぐ様子は去年のバッハ・セミナーのソロを思い出させる。ここにパヴァロッティがいればまるっきり三大テナーだが、パヴァロッティはイタリア人だから参加せず。パヴァさんが参加したのはトリノ五輪。このときは口ぱくだった。いや、別に珍しいことではなく、ロンドン五輪のポール・マッカートニーも口パクの予定だった。だが、突然気が変わってホントに歌っちゃったんで、冒頭、ポールの声が二つ聞こえたのだった。

沢尻エリカ説と辺見マリ説/シンドラーのリスト/声の高さでは藤沢選手の勝ち

2018-02-24 09:13:11 | 日記
金メダルのザギトワ選手が誰かに似てるという話については、沢尻エリカ説と辺見マリ説がしのぎを削る。どの選手の演技も見応えがあったが、私が注目したのはニコラ・ショット選手(ドイツ)。音楽に「シンドラーのリスト」(ジョン・ウィリアムズ)を使っていた。パールマンのヴァイオリンが染み入るよう。この曲は、ソチ五輪でもリプニツカヤ選手が使っていた。「シンドラーのリスト」は、ナチス党員でありながらユダヤ人の国外脱出を手助けしたシンドラーの物語。そのテーマ曲をドイツ人が選んだ。どういう気持ちだったんだろう(ちょっと考えすぎ?)。今回、男子も含めて、フィギュアで使われたジョン・ウィリアムズの音楽は私が見ただけでも三つ。この作曲家はもはやレジェンド。昨夜は、カーリング女子の日本チームが惜しくも韓国チームに負けてしまったが、メガネ先輩と藤沢選手、声の高さでは藤沢選手の勝ち。どの選手の声もよく通っていて気持ちがいい。これもカーリングに必要な資質だろうか。長いリンクのあっちとこっちで作戦を話し合うからね。

♪エスッ、エスッ(エロイカ)

2018-02-23 10:01:03 | 音楽
ブログに『「ドレミファ」だと分かりにくいから「cdef……」又は「ハニホヘ……」で書いてくれ』とのご要望をいただいた。私のブログのようなものをご愛読下さっている奇特な方(幸あれ)のご要望だから是非お応えしよう、ご要望のようにしよう……と思ったのだが。ふむ。例えば、カリッシミのイェフテでイェフテの娘が嘆くシーン、私は「ファソラソファミレドシードレミ、ド、シーラ」と書いたのだが、これをドイツ語の音名にすると「fgagfedch-cde,c,h-a」。なになに?フガークフェトゥヒ?なんかのアドレス?って感じで具合が悪い。伸ばす棒もまるでハイフン。それでは「ハニホヘ……」で書くとどうなる?「ヘトイトヘホニハローハニホ、ハ、ローイ」。思いのほか面白い。音取り練習を「ハニホ」でする合唱団もあるというから、そういう所で歌ってる人ならアリだろう。だが、私は混乱。だって「ハ」と言ったとき、ドイツ語の音名のcなのかhなのか分からなくなる。ということで、申し訳ないが、これまでどうり「ドレミファ」にするけれど、せめて音名(固定ド)か階名(移動ド)かを付記するのでそれで勘弁して下され。因みに、「ドレミファ」はイタリア語では音名である。ついでにいろいろ考えてみると、表記にかなり苦労するものもある。例えば、ベートーヴェンの英雄の冒頭。「ドッ、ドッ」とはしたくない。あの音はやはりEsであることを示したい。じゃあどう書く?「ミノフラット、ミノフラット」。かなりの早口言葉だ(私は実際こういう風に歌うことがある)。「エスッ、エスッ」。滋養強壮剤のようでもある。それじゃぁ、これは?「ジャン、ジャン」。焼肉のたれのようだが、一番感じが出る。これに「♭三つ」と付記すれば音も分かる。ってな感じで臨機応変にやっていこう。おまけの話。二つのジャンの間に四分休符が二つあることはどうやって表す?「ジャン休休ジャン休休」。カレンダーのようだ。これを大相撲の星取り表風にすると「ジャンややジャンやや」。因みに、カラヤンの演奏はほとんど休符を感じさせない。

ドヴォジャーク

2018-02-22 21:52:53 | 音楽
シャレで「ゴジラでフィギュア」って書いたんじゃないんだから。ちゃんと想像してみた。ゴジラのテーマの「♪バーーーーーーン」ってトロンボーンが長く延ばすところは助走。その後、半音で「ババババ」って上がるところでジャンプ。そして後半は「♪タリラ、タリラ、タリラリラリラリラ」に併せてステップ。その女子フィギュア。ザギトアって選手、まだ15歳。私がイチ押しのイタリアのコストナー選手の年齢の半分もない。なのに、リンクでの貫禄はなんなのだろう。人生経験なんかそんなにないだろうに何でも知ってますって風情。おじさんもあれにはだまされそう。リンクを降りると年齢通りの子供なのにな。実人生でホントになんでも経験してそうなのがコストナー(イタリア人だからコストネルが近い呼び方か?)。なんてってたって、札つきの彼氏がいた(彼氏はドーピングにひっかかった)。ご本人も、その彼氏のドーピングの検査回避を助けたとして出場停止処分をくらっている。さて、さっきやってたノルディック複合団体で、アナウンサーがチェコの選手を「ドヴォジャーク選手」と呼んでいた。ははーん。これはドヴォルザークだな。ドヴォルザークって名前は母国語ではそういう発音ではなくて「ドヴォルシャック」「ドヴォルジャック」「ドヴァジャーク」が近いっていうもんな。でも、NHKは、五輪選手のことを「ドヴォジャーク」と言うんだったら、「新世界」の作曲者のこともこれからは「ドヴォジャーク」って言うのだろうか。スポーツ部と芸術部は部署が違うから分かりませんとか役所みたいなこと言ったりして。

フィギュアをゴジラで踊ったら

2018-02-22 15:08:31 | 音楽
オランダがスケートに強い理由を聞いてなるほどと思った。国中にたくさんある運河が冬になると凍って、そこで人々が日常的に滑るのだそうだ。スケートが生活に密着してたらそりゃ強いわな。そんなオランダにパシュートで勝った日本。誰かが芝居に例えて、名優をポンと連れてきていきなりやる芝居より、チームで稽古を積んだ芝居の方がよいと言っていたが、この例えもなるほど。ウィーンで見た「こうもり」(Jシュトラウス)も、ビッグネームが登場した国立歌劇場よりもフォルクス・オーパーの方がよかったっけ。で、オリンピックでは、昨日から女子フィギュアが始まった。オランダがスケートならロシアはチャイコフスキーってとこか(お国自慢)。ロシアの選手のうち二人がショート・プログラムの音楽にスワン・レイクを採用。そういえば、浅田真央選手はラフマニノフの音楽を使っていたが、ロシア人コーチの趣味なのだろう。で、日本の宮原選手はというと、日本人らしく「さゆり」の音楽……ん?さゆりの音楽って聞くと、真っ先に思い浮かぶのが「♪ほしよりひそかにー」……古すぎ?小さい時この歌が異様に好きだった。もう少し新しいところで「♪ふんふんふんふん、鹿のふん」。って、そもそも「さゆり」違い。映画「SAYURI」のことだ。ってことはジョン・ウィリアムズ!告白します。私、ジョン・ウィリアムズのファンだと公言しながらこの映画見てません(大汗)。あわててビデオを引っ張り出してスタンバイ。夜見るはずだったのにカーリングとパシュートで見る暇がなかった。因みに、宮原選手のフリーの音楽は蝶々夫人だって。ふむ。ショートもフリーも日本がらみ。でも、いずれも作曲者は日本人ではない。誰かゴジラ(伊福部昭)で踊らないかな。

団体パシュートは面白い(祝・金メダル)

2018-02-22 10:30:14 | 日記
女子のカーリングを見てたらニュース速報。女子団体パシュート金!え?今やってたの?ライブで見たかった。でも、ライブだったらはらはらしたろうな。途中でリードされてたから(パシュートは、あっちとこっちのスタート位置のラインをどっちが先に通過したかでどっちで勝ってるかが分かる)。もうだめだと思ったろうか(トリスタンが「Verloren!」と叫んだように)。そういえば、8年前(だったっけ)、決勝で日本がドイツとあたったときは(日本時間で日曜日の朝だったという記憶)、逆に途中まで日本がリードしていた。最後抜かれたんだった。当時の映像をみると今みたいにシンクロしてない。今のチームって動作がぴたっと合ってて驚異的だ。今朝は女子ビッグエアをやってる。この競技、長い滑空時間の間にスノボーの裏が見える。絵だか模様だかが描いてあるぞ。字だ。BURTONと読める。ググったら有名なスノボーメーカーらしい。知らないものは知らないからなー。学生のとき、後輩の女子が自分が着てるコートを「バーバリーですよ」と、知らないなんてこの世の者とは思えないという顔をしていたが、私は知らなかった。

「黒い三連星」ってなに?/「日本は礼節の国」byベルガンサ

2018-02-21 08:58:45 | 日記
ノルディック複合で渡部選手を追い抜いていったドイツの三人組はネットでは「黒い三連星」と呼ばれていたそうだ。なにそれ?ガンダムに出てくる?50代だったら誰でも知ってる?知らないっ。だいたい、ガンダムっていつ放送されたのさ?1979年?じゃあ分からないわ。室内合唱団で歌を歌って高田馬場のSって激安飲み屋で飲んでばっかりいた頃で、テレビは見てなかったし。で、その「黒い三連星」だが、これはずるい。だいたい団体で強みを発揮するのは日本の専売特許のはず。それを、一人一人がでかいドイツ人がするなんて。スズメバチが隊列を組んでミツバチを襲うようなものだ(実際に集団戦を挑むのはミツバチ。するとスズメバチに勝てることがあるらしい。そういう童話もあったよな。なんだっけ)。でも渡部選手は言い訳をしない。ひたすらフェアなプレーに徹していた。羽生選手や小平選手の勝った後の「礼節」も世界中で称賛されている。かつて、メゾの名花、テレサ・ベルガンサが「これからは若手の指導をしたい。どこでと言えば、それは礼節の国、日本だ」と言っていて、えー?、礼節の国なんて買いかぶりなんじゃないの?ルネ・コロだってオヤジ狩りに遭ってるし。と思ったが、自分を基準にしてはいけないわけで、やはり日本人には礼節をわきまえた人が多いのかもしれない。で、その後ずっと気になっているのだけれど、ベルガンサは、ほんとに日本で教えたのだろうか?

クァVSケロ(カエルの啼き声)

2018-02-20 09:03:34 | 言葉
相変わらずグリム童話を読んでたら、「かえるの王様又は鉄のハインリヒ」で、カエルが「Quak」と言っている。「Quak」は初めてみる単語だが、さすがにこれは辞書をひくまでもない。カエルが「クヴァ(ク)」ならそれは啼き声に決まってる(表音文字は素直に発音して意味を感じ取ればよい。日本語のような表意文字とは違う。因みに、「メッセージ」という映画に出てくるエイリアンが使っているのは表意文字であった。この映画のヒロインのエイミー・アダムズは結構好きな女優さん。若手では、ジェニファー・ローレンスもかなり気になる……とか遠回しに言ってるが、要は私の好みである。長い括弧終わり。脱線しても元の話に戻れればぼけてない証拠)。それでも一応辞書をひいてみた。どういう風に訳されてるのかと思って。「ガアガア」だって。日本語でカエルの鳴き声といえば「ケロ」だろうに(おしんも語尾にケロを付けた)。ど根性ガエルの主題歌にも「ケロッ、ケロッ、ケロッとは啼かないで」とある。待てよ。「♪かえるのうたが、きこえてくるよ」の次は「クワッ、クワッ、クワッ、クワッ」だ!日本にもカエルの鳴き声を「Qua(k)」で表す文化が存在した!さて、この「カエルの王様……」だがこういう話。どっかの王女様が遊んでいた玉を池に落としてしまい、カエルに「友達になる」と約束して落とした玉を拾ってもらったのに、どうせついてこれないだろうとタカをくくってカエルを置きっぱなしにして帰ってしまう(嘘つき)。ところがカエルは王宮までおいかけてきてつきまとう。すると激怒した王女様はカエルをつかんで思いっきり壁に投げつける(性格悪すぎ)。そのとき魔法がとけてカエルは王子様に戻るのだが、こんな性格の悪い王女様なのに、王子様は王女様と結婚する。なぜだ?王女様はたいそうきれいだったというが、それだけで(きれいな人と営みができるというだけで)人は結婚するものか?そこが若さというものなのかもしれない(若い雄猫も、ニャジラに求婚せざるをえず、飛びついては片手でふっとばされる)。おまけの話その1。この物語、人間に戻った王子様を迎えに来た家来の一人が「鉄のハインリヒだった」というのだが、この「鉄のハインリヒ」にはなんの説明もないのだが、この人はそんな有名人なのかい?その2。カエルが王女様を追って宮殿に這って入る様子が「plitsch platsch, plitsch platsch」と描かれている。「プリッチュ、プラッチュ」=「ぺたぺた」というわけだ。その3。50年前、テレビで「ケロヨン」というカエル(着ぐるみ)が大人気だった。ケロヨンは「さよなら」の代わりに「バハーハーイ」と言ってこれが子供達の間で大はやりだった。