拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ゴジラは喰わねど高楊枝

2023-11-12 16:57:55 | グルメ

お魚もそうだけど、ゴボウも、あたし、過去、今ほど食べたことない。なんでも高いなか、近くのスーパーで、いつも一袋99円で、セールのときは88円で売ってるせいなんだけど、切ると良い香りがしてね。こういうのが好きになるなんて、あたしも少しは大人になったのかしらね。で、ラーメンに入れたり、味噌汁に入れたりするのが多いんだけど、こないだは肉巻きにしてみました。こりこりして食感も良かった。

こないだ、ゴジラの最新作を見に行った話を書いたんだけど、そのとき書き忘れたこと。良かったからプログラムを買おうと思ったんですけどね、過去に買ったプログラムを処分しようかと思ってるときに新しく買ってどうするの?と思ってやめた。映画の情報は、今、ネットで見れますものね(「見れます」と書いたら案の定、パソコンが「ら抜き」だって注意してきた。でも、「見られる」より「見れる」の方が語呂がいいもん。

あと、最初にゴジラが登場するあたりの話が(以下、ネタバレ注意)、戦争中で放射能を浴びる前ってことで、「ゴジラVSキングギドラ」と似てると思った。

「ゴジラVS」って言えば、動画配信サービスがあたしにハリウッド製作のゴジラ・シリーズを勧めてくる。全部、見たんだけど、忘れてるところもあるんで、「ゴジラ キング・オブ・モンスター」を観た。渡辺謙演じる芹沢博士が自ら犠牲になってゴジラを覚醒させるシーンで、渡辺謙がゴジラに向かって日本語で「さらば、友よ」って言うときスクリーンには英語の字幕が出て(いつもと逆)、それが「Good bye,old friend」で、あら、「友」が「old friend」になってる。友達って旧友ばかりとは限らないのに。意訳ね。どこの国でも字幕って意訳なのね、と思った。

この作品は、本家のゴジラ(和製ゴジラ)へのオマージュであふれてる。「芹沢博士」って名前はオリジナル第1作のキーパーソンの名前だし。エンドロールの最後に、昭和のゴジラをずっと着ぐるみに入って演じてた中島春雄さんへの追悼メッセージが出たし。それに、ところどころに日本のゴジラの音楽が使われた。伊福部昭のゴジラのテーマ、それに古関裕而の「モスラの唄」も。どっちもちゃんとエンドロールでクレジットされていた。因みに、あたし、ずーっと「モスラの唄」も伊福部昭の作曲だと思ってた。その歌詞は、なんちゃって言葉だと思ってたら、ちゃんとしたインドネシア語だってことも最近知った。

続いて、動画配信で「ゴジラVSコング」も観た。これも映画館で観てるんだけど、メカゴジラを操る日本人を観て、あっ、鎌倉殿だ!って思ったのは今回初めて。映画館で公開されたのは「鎌倉殿の13人」の前でしたもんね。

小栗旬と言えば、「キサラギ」って映画を映画館で観て、謎解きがあって、面白かったわよ。例によって放送を録画したDVDがあるからまた見てみよう。

ハリウッドのゴジラ・シリーズの中に紛れるように「髑髏等の巨神」(キング・コングの映画)があって、あたしこれ観てなかったんだけど、前述の「ゴジラ対コング」の前日譚だったのね。遅ればせながら、動画配信で観ました。

あらためて、ハリウッドのゴジラを観て、第1作よりもだいぶ日本のゴジラに近づいたと思ったけど、やっぱり動きが速い。だから、他のモンスターとの戦いがプロレスみたい。特に、相手がコングだと、コングが人型(ひとがた)でゴジラが小顔だから、この両者の戦いって、ウルトラマンとレッドキングの戦いみたい、と思った。

そのハリウッドの第1作のゴジラがお魚好きで(最近のあたしみたい)、これが幻滅の材料の一つなんだけど(後年の日本製作の「ゴジラ・ファイナルウォーズ」でそのことが茶化されていた)、でも、考えてみれば、海の動物が魚を食べるのはごく普通のことよね。海にいて魚を食べなければ食べるものがないものね。武士は食わねど高楊枝、って、ゴジラは武士じゃないし。だからって、ゴジラがプランクトンや海藻を食べてたらもっと幻滅するわね。海藻は身体にとってもいいんですけどね……って、それは人間の話ね。ゴジラに限らず、ハリウッドの映画では怪獣もちゃんとご飯(お米のことじゃないわよ)を食べる。例えば、キング・コングも巨大タコの足を食べてた(観てて、タコを食べたくなった)。日本の怪獣もね、第1作のゴジラはちゃんとご飯を食べてた(一晩で牛12頭と豚8頭とか。OSO18よりも大食漢。身体の大きさが全然違う)。その後から武士になっちゃって、ご飯を食べなくなった。ときどき食べる怪獣が出てきたと思ったら、ご飯は牛や豚じゃないの。人なの。ギャオスとかガイラとか。いやあね。