拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

クリスマス・オラトリオの通唱会

2015-12-31 14:58:00 | 音楽
年末最大のイベント=クリスマス・オラトリオ(バッハ)の通唱会に参加。古楽器が揃ったオケの伴奏で全6部を歌える貴重な体験。いつ聴いても第1部のイントロはわくわくする。ティンパニの強打の後、32分音符で下降するヴァイオリンと同時に上昇するトランペット!ヴォーカルスコアではどちらか(だいたいは弦)に絞るしかないところだ。通唱会ではアルトを歌わせてもらえるのもありがたい(あちこちに首(足?)をつっこんでるが、人手不足でテナーを歌って(わせられて)るところが多い。)。しかもバロックピッチ(A=415)なもんだから上のレがらーくらく。考えてみれば、この曲を全部歌うのは初めてだ。大昔、合唱指揮で有名な某先生んとこの練習にきばって通いだしたのだが、スケジュールが合わず、じきに行かなくなった(そのときはバスだった)。去年、第1部の第1曲を教会で歌わせてもらったときはテナーだった。で今回アルトで全曲。ようやく昔買った楽譜が役に立つ‥はずが、結局使ったのはネットでとったもの。だって某出版社の(歌詞が変わってるところがあった)は英語併記で見にくいんだもん。いやほんとに楽しゅうござんした。参加させてもらって感謝、感謝。

「マツリダシュッツ」「マツリダベトベン」(架空の馬名)

2015-12-30 10:32:05 | 日記
(承前)かように馬の名前はうんちくが詰まっていて面白い。一昔前に「マツリダゴッホ」ってぇのがいたと思ったら、最近は「マツリダバッハ」がいる。「マツリダ」に何でもかんでも付けていいというものではないだろうから「ゴッホ」と「バッハ」の共通項を考えてみるに、小さいツが同じ母音に挟まれている。じゃあ、「マツリダシュッツ」はどうだ?うーん、シュッツは一般には知られてないから馬主さんは嫌がるか。いや、もしかして、もうあったりして。で、検索。ない(「シュッツ」というドイツ人の騎手はいたけど)。いっそ、法則性を崩して「マツリダベトベン」なんてどう?語呂はいい。アナウンサーが連呼しやすい。「ベトベンきたっ、ベトベンきたっ、マツリダベトベン一着でゴールイン!」(この括弧内の文章を見て、アナウンサーの絶叫が頭に浮かんだ人は競馬ファン!)

エピファネイア(キリスト教、バッハ、馬、シェークスピア)

2015-12-30 10:00:14 | 音楽
バッハのクリスマス・オラトリオの歌詞を読んでたら、第6部は、英語で「epiphany」とある。三博士が幼いイエスを礼拝した日で、1月6日だそうだ。日本語では「公現日」又は「顕現日」、ドイツ語では「Epiphanie」、ラテン語では「epiphania」、そしてギリシャ語では「Epiphaneia」(エピファネイア)……ん?エピファネイア?ジェンティルドンナのジャパンカップ三連覇を阻んだ馬じゃん(そのお返しをその年の有馬記念で果たした)。馬主さんの信仰心から命名された?いや、シェークスピアの戯曲「十二夜」(=公現日)にまつわる命名だそうだ。

一人称

2015-12-29 19:16:41 | 言葉
テレビで、リポーターが、小さい子供に「ぼく」と呼びかけていた。考えて見たら「ぼく」は一人称だ。一人称が二人称になるんだなー。ほかにもあった。「てめー」って「手前」。手の前にあるのは自分。寅さんも「手前、生国と発しまするは葛飾柴又」と言う(私は、若い頃、葛飾区柴又に住んだことがある)。今、「自分」と言ったがこれが逆に二人称になったるする(ややこしい)。人称の転換は一人称と二人称の間だけではない。三人称が二人称になることがある。相手方に「かれしー」と呼びかけることがあるし、ドイツ語でもマルシャリンは若いつばめ(つばめが若いのは当然か。年寄りだったら「パパ」だ)に対して「er」で呼びかけてる。それから、相手方の自分に対する呼称が一人称になることもある。私の母は、自分の子供と話すとき自分のことを「おかあさん」と言う。うちの母だけかと思ったら、ドラマでも母親役が自分のことを「おかあちゃん」と言ってる。学校の先生も自分のことを「先生はね」と言う。私は、母のこの言葉遣いがいやで、自分のことは「私」と言えよ、とか思ってる……が、自らもやってた。猫に対して自分のことを「にいちゃん」と言ってた。

加藤茶の心境(BWV100)

2015-12-28 18:19:28 | 音楽
今月のカンタータの会の曲はBWV100。久しぶりに男が一人。心境=メンバーの二人が欠けた時期のドリフの加藤茶=「久々に忙しかった」。さて、このカンタータ、珍しくレチタティーヴォがない。歌詞をすべてあるコラールからとったため。つまり、そのコラールの1番、2番……をそのまま各節の歌詞にして、レチタティーヴォ用の歌詞を入れなかったため。レチタティーヴォ大好きな私としては、若干寂しい気もするが、合唱のほか、アルトとテナーとバスのソロ・パートを歌ったんだから「Genug,damit genug~もう十分(こうもり)」

シルヴァーじゃなくてゴールドシップの引退式

2015-12-28 13:18:19 | 日記
競馬に興味のない某さんがNHKで有馬記念のニュースを観たらしく、「シルヴァーなんとかっている?」と尋ねる。これは興味深い連想だ。ゴールド→芦毛の白い馬体→シルヴァー!そのゴールドシップ、引退レースは負けたが引退式は一等賞。ずっと世話をしてきた厩務員さんの号泣で涙を誘ったと思ったら、インタビューに応える騎手が笑わせる(「思い出のシーンは宝塚記念のゲート(出なかった)」「なんで僕のときだけかかるんやろう」等々)。観衆もしっかり参加して、騎手の一人に「へたくそー」の野次(スカラ座の聴衆みたいだ)。とどめは記念撮影。馬のために開けたスペースにゴールドシップがいやがって入らない(ゲート入りをきらうシーンが蘇る)。ほんとに面白うございました。去年のジェンティルドンナの引退式が実にスムーズに進行したのとは大違い。「ありがとう」の垂れ幕を見てたら、日本でのグルベローヴァの最後の公演のときを思い出した(舞台に「エディタさん、ありがとう」の横断幕がかかった)。

マリアライトを応援(カラスと似てる(?)ので)

2015-12-27 16:04:06 | 日記
有馬記念、注目のゴールドシップ(このレースで引退)はしんがりから向こう正面で大まくりを見せて湧かせたが、最後は馬群に沈んだ。一昨年のオルフェーブル、昨年のジェンティルドンナに続いて3年連続ラストランの有馬記念で有終の美を飾る、とはいかなかった。私はファンではなかった(なんかいつもえばってそうな顔をしてたので)が、何かしでかす面白い馬だった。今回私が応援したのは、まったく無印のマリアライト(思わず「マリア・ライト」と中点をうちそうになった。)。理由=マリア・カラスと名前が似てるから。え?「マリア」のほかは似てないって?トータルの字数が同じじゃん。いえ、たしかに似てないけど、牝馬でほかに面白い名前がなかったんだもん。いや、しかし、この馬、魅せてくれた。4角まで先頭争い。最後4着につけた。牝馬の中では人気だったルージュバックよりずっと前。レース後、蝦名ジョッキーも、来年が楽しみと言ってた。

三浦大根は高級品?

2015-12-27 11:54:05 | 日記
私にとっては影の薄くなった近くのディスカウント店(安くない)、チラシの「卵1パック99円」にひかれて久しぶりに行ってみたら、500円以上の買い物をした人限定だって。ここで、500円分そろえたりしたら、なんのために99円の卵を買いにきたのか分からなくなる。だもんで、手ぶらで帰参。ところで、その店で、「大根1本598円」の値札が。ほら高い……それにしても高すぎる、と思ってよくみたら「三浦大根」だった。三浦大根って高級食材だったのかねー。他に、紫色の「金時人参」もあった。この店、安売りの消耗戦からは一線を画し、差別化を図る狙いか。ここで、こんな高いもの買ってたら、なんのために99円の卵を買いにきたのか分からなくなる。だもんで、手ぶらで帰参。

電気毛布(いい意味で期待を裏切る)

2015-12-26 12:34:22 | 日記

暖房を付けだしてから初めての電気代の請求書が来た。前の月より4000円アップ。うーむ、春先に買い換えたエアコンの省エネ効果はたしかにあるが、もっと安くならないものか。エアコンだと足下が寒いので足下用の暖房を使っている。二重の暖房、これにメスをいれよう。まず、リビング。こっちはこたつの中にもぐって(猫になって)エアコンをなるべく付けない。問題は仕事部屋だ。こたつは置けない(テーブル用のこたつもあるそうだがうちは無理)。今、カーボンヒーターを足下に置いてある。速効で暖かくなり、電気代も1時間6円程度というすぐれものだが、エアコンとダブル使用だと6円もばかにならない。ということで、ネット通販で電気敷毛布(1500円也!)を購入。これを膝掛けに使おう。ネットのコメント欄には、針金感があってごつごつするだの、スイッチオンで暖かくなるまで1時間はかかるだの(そのことは取説にも書いてある)、マイナスポイントも多かったが、「この値段では上出来」という評が多かったので決心。そしたらあなた、どっこもごつごつしてない。(私にとっては)ふっかふか。それにオンにしてすぐ暖かくなった。こういうものだ。期待が高いと裏切られるが(トラーディトール(レ)……アイーダより)、期待してないと、いい意味で裏切られる。こういう裏切りなら大歓迎。ところで、後から計算してみたら、4000円増えたといっても、1時間あたり8円程度。なんだ、そんなにかかってないじゃん……

行商のおばあさんにはかなわない

2015-12-26 10:46:37 | 日記

昨日の大根は17円!ほかにキャベツ48円、白菜(特大サイズ)138円等々を買い込んでリュックに詰める。ぱんぱん。かなり重い。が、後で計ったら10kgだった。なんだ、千葉の行商のおばあさんがかついでた野菜かごは45kgだっていうから全然かなわない(京成電車の行商専用車両は数年前に廃止されたそうだ)。それでも、酔っ払っておぼつかない足腰でこれを背負うのは危険。こないだも、どこかで尻餅をついたらしく、いまだに尾てい骨が痛い(「らしく」って、覚えてないのか?ない(ん)。否定疑問への肯定は否定形)。

パーヴォ・ヤルヴィが「アサイチ」に登場(他に「徹ぽよ」の話とか)

2015-12-25 11:34:34 | 音楽
テレビネタ3題。その1。「アサイチ」のゲストは上沼恵美子さん。「20年前、紅白の司会で東京に来たとき数人の歌手(誰なんだろう)にいびられた」等々の爆笑トークの後、いきなりコーナーが変わって「第九」の話。ゲストがパーヴォ・ヤルヴィ!(間違って、ヤーヴォ・パルヴィと打とうとした)N響の指揮者になる契約の中に、NHKの番組に「出ろ」と言われたら出なければいけないという条項があるのだろうか。第九の中では第三楽章が一番好きだそうだ(私は全楽章が好きだが(と言ってるが)、iPadで聴くのは最近もっぱら第三楽章)。そんな風に音楽の話もしたのだが、そこは「アサイチ」、ヤルヴィさんは「もてる」という話題も。で、上沼恵美子さんをどう思うかと聞かれて、「パフォーマー。しゃべってることは皆目分からないが、みんな笑ってるし、僕も笑った」だって。言葉が分からなくても面白いものは面白い、そんなもんかもね。「その1」で随分尺を使ってしまった。その2。昨日の「アサイチ」(こればっか)で、昔代官の屋敷だった家を訪ねるシーンのBGMが水戸黄門(TBS)だった。それも、有名な主題歌とかではなく、劇中、怪しい展開になるとき流れる音楽、そして印籠を出すときの「じゃ~~~~ん」。水戸黄門はもうやってないけど、その劇中音楽がこうやって他の番組で使われるのはうれしい。その3。「徹子の部屋」に高校生のニコルが登場。徹子さんを「徹ぽよ」と呼んで「初キスはいつ?」ときくなど字にするととんでもない感じだが、17歳と80うん歳の会話はガールズトークのようでとっても楽しかった。ニコルって子、ぶっとんでる(ように見える)けどA型?と思った。当たってた。

シュトレン~おろしや~あっ、楽だ

2015-12-24 14:32:05 | 言葉

一つくらいクリスマスっぽいことをしよう、と近くのパン屋さんでシュトレン(ハーフサイズ)を購入。お紅茶でいただこう……なんて急に言葉遣いが変になる。おフランス、おドイツ、おロシアとかなんでも「お」を付けりゃあいいってもんじゃない、と思ったら「おろしや」って言うよな。昔の日本人はロシアを「おろしや」と言ったそうだ。ラ行の発音が難しいので「ア行」を加えたという話があるが、ほんとだろうか。すると、ラクダは「あらくだ」(ラクダに荷物を背負わせて「あっ、楽だ」とか。カー(辛みが苦手な鳥が鳴いた))。つまらないことを言ってるもんだから、シュトレンをナイフで切り損ねてこたつ布団にぶんまいてしまった。いかん、ここには猫が来る。猫に砂糖は毒だ。あわてて掃除機に吸わせる。

ドミンゴのジャンニ・スキッキ

2015-12-24 12:49:54 | 音楽
BSでドミンゴのジャンニ・スキッキを視聴。いつも言ってるのだが、私はドミンゴのバリトンはスリルがなくてあまり好きではないのだ。が、世間的にはドミンゴ人気は相変わらず圧倒的。舞台に登場しただけで拍手が起きてた(サンフランシスコのオペラハウス)。そう言えば、初めてドミンゴのオペラを生で観たときも(仮面舞踏会)、登場するなり拍手が起きたっけ。そのとき、ドミンゴはまだテナーだった。私がジャンニ・スキッキの映像を初めて観たのはスカラ座の公演だった……と言うと、最近の人は2008年のものを思い浮かべるようだが、「昭和の人」の私が言ってるのは1983年の公演。タイトル・ロールはポンスだった。ところでジャンニ・スキッキには「ドシラソドシラソラーシードー」というメロディーが頻繁に出てくる。どっかで聞いたことがあるよな、と思ったら、ゼッフィレッリの映画「ロミオとジュリエット」の中の挿入歌だった(作曲=ニーノ・ロータ)。「What is a youth?」で始まる歌の締めの部分「so does the fairest maid」に付いてるメロディーが「(ミ)ドーシラソドシラソドシラーソーラー」。