拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

メイド・イン・チャイナ(スェーデン仕様)

2015-06-30 23:09:22 | グルメ

あんなに言うことを聞かなかった鉄子(鉄のフライパン)がほんとにいい子になって(伴宙太のよう)、お好み焼きも広島風が日常になった。薄くひいた生地に載せるキャベツと焼きそばに厚みがあるので、真ん中にくぼみを付けやすい。そこに卵を入れて、その上に豚肉を載せる(写真を撮った後、卵の上にも豚肉を載せる。)。それより今日撮りたかったのはお皿。こないだIKEAで299円で買った皿はシンプルそのものだが厚みがあってなんだか気に入ってる。安いのはメイド・イン・チャイナだからか?が、デザインと品質はスェーデン、とある。

頭声と胸声のパッサッジョ

2015-06-30 10:03:40 | 音楽
ある本に、ベッリーニの時代、テナーの超高音はファルセットが普通だった、ファルセットと実声をなめらかにつなげて歌うことが「技」だった、とある。これは、「半分ファルセット」の私にとってためになる話だ。今後テナーを歌うときの修行材料はこれにしよう。現代のテナーでそういう人は見かけない。実声で最高音まで出す人がもてはやされる。例えば「清教徒」の超高音。マテウッツィの実声FはCDで聴ける。アルベロの実声Fは生で聴いた(たまげた)。パヴァロッティのFはFァルセット(直前の高音を実声ではりまくってるからファルセットとの連続性はない)。このことで、良きにつけ悪きにつけ思い出すのはアグネス・バルツァ(ギリシャ(今世界が注目)のメゾ・ソプラノ)。この方、一時世界一高額のギャラをとってた名歌手だが上の声(頭声)と下の声(胸声)が完全に分離してた。まるで、男のファルセットと実声の違いのよう。つなぎ目(パッサッジョ)は二点レあたりのようで。それでも下から昇っていくときはかなり上まで胸声で、上から降りてくるときはかなり下まで頭声で出してた。パッサッジョのあたりって歌いにくい。この大歌手も一時不調の時期があって、初めてバルツァを聴いたときがその時期で、二点レから始まるハバネラ(カルメン)の音程がメロメロになった(因みに、このとき、素晴らしく歌ったホセ・カレーラスにブーイングが飛び、メロメロのバルツァにはブラヴァーの嵐だった。)。カラヤンのカルメンを降板したのもこの頃だった。そういうことからしてもテバルディはすごい。上から下までむらなく出る。さて、最後は私らしく締めよう。写真週刊誌F(今はない方)に、バルツァの歌ってる最中の「ぽろり写真」が載ったことがある。この雑誌は毎週一つはクラシック・ネタを掲載してて、「カラヤンの全裸写真」を掲載したこともあった。ちなみに、メルケル首相の「着替え写真」を掲載したのは英大衆紙だった。

映画「猿の惑星」と日系人強制収容

2015-06-29 10:54:41 | 日記
週末は「猿の惑星」の旧シリーズとティム・バートン監督のリメイクをまとめて観た。旧シリーズでジーラ(雌猿)をすごいメイクで演じてるのはキム・ハンター。それに対し、バートン監督の方の雌猿は、おなじみヘレナ・ボナム・カーター(監督の奥さん)。亭主の作品ですごいメイクをするのは毎度のこと。バートン監督は、毎度、お姑さん(カーターのお母さん)から「娘に変なメイクをするな」と怒られるんだそうだ。さて。第3作(新・猿の惑星)で、人が猿に「Have you a name?」と質問してた。へーえ。「Do you……?」じゃないんだ。こんなドイツ語みたいな語順もあるんだ。なーんてのんきな気分で観てられなかったのが第5作(最後の猿の惑星)。原題は「Battle for the Planet of the Apes」、つまり猿と人間の戦いがテーマ。劇中、猿に攻撃をしかける人間が憎々しげに「apes」と言うとき、pとsをことさら強く発音してた。合唱団の発音みたいだ。これ、日本人を蔑むときに使うあの言葉を連想させる。というか、もともと「apes」にもそういう意味があるそうだ。一方、攻撃されたゴリラは、猿たちと仲良く暮らしていた人間を檻の中に閉じ込める。これって、大戦中にアメリカが日系人にしたことと同じじゃないか。と思っていろいろ読んでたら、大戦中、日系人は愛国心チェックと言うのをやらされて、その中の二つの質問に「No,no」と言うと迫害された、というのがあった。えっ?映画でも「No」は人間が猿を迫害してた時代の象徴的な言葉で使用不可だった。えらくつながる。この第5作が公開されたのは1973年。他方、フォード大統領が、強制収容を「間違いだった」と認めたのは1976年。レーガン大統領が謝罪したのは1988年だった。

購買成果(三郷の旅(完))

2015-06-28 17:08:20 | 日記

で、えらく広い店の中はルートが決まってて、歩けども歩けどもなかなかニシンが出てこない。最後のレジでは大皿1枚(299円!)のみの会計。そしたらレジの外に「ビストロ」というとこがあって、そこにあるある。購買成果=ニシンの酢漬けを4種類、スェーデンのビールを3種類、ランプフィッシュの卵(キャビアの代用品)、そしてホットドッグ用のソーセージとバンズ。大漁であった(悦)。帰りは迷わず1時間。宝塚記念でゴールドシップが「やらかした」シーンに間に合った。

到着(三郷旅その3)

2015-06-28 16:56:48 | 日記

で、二時間くらいかかってようやく目指すIKEA新三郷店に到着。でかい。レジもヨーロッパ風(ベルトコンベアーに商品を並べる。)。中川に別れを告げた後は高速の下を走ったんだけど、随分土地の造成工事をしてる。あんな砂の上に重機が乗っかってて大丈夫なんだろか(写真2枚目)。カラフルなのが並んでるのも目についた(3枚目)。

中川を渡るつくばエクスプレス(三郷旅その1)

2015-06-28 16:42:05 | 日記

今日は天気もいいので、IKEA新三郷店にニシンの酢漬けの買い出しを決行。ちゃりで片道一時間を予定(が、道に迷ったり写真を撮ってたりして片道2時間かかった。)。途中まで中川沿いを走ってたら、中川を渡るつくばエクスプレスの鉄橋に遭遇。よし、電車が通るまでまとう。が、なかなか来ない。今や横浜線の方がすぐ来る。ようやく来た。

「アシ」で食べる?

2015-06-27 08:48:05 | 言葉
今朝のマレで、外国人が「これ足で食べるの?」と言った気がして。え~?体が柔らかいなー……のはずはなく。これは「箸」ですね。この外国人は、フランス人(又はイタリア人)なんだろう。Hを発音しないから「ハシ」が「アシ」になる。外国人だけではない(発音が不思議なのは)。マレが「これ土器?」と言った気がして。いや「土器」のはずはなく。「どう?」→「どうけ?」→「どき?」ということのようだ。さて。さんざっぱら回りをまきこんだあげく、結局マレの彼氏は圭太となった。みんな(視聴者)の見てる前でチューをした、しかも二回も(苦)。朝ドラでは異例だ(朝ドラのヒロインのチューは大体全回通して一回。しかも死角になって見えないのが普通)。一子とゴン太は当て馬だった。今あぶれてる子たちをピックアップしよう。一子、陶子(なんだかんだいっていい人じゃんけ)、ミナミちゃん、ゴン太、しゃべらないミュージシャン、高畑淳子さんの息子さん……勝手にくっつけて遊ぼう!馬と言えば、私が大好きなジェンティルドンナ、こんなに実績があるのにいまいちファンじゃない競馬ファンの言い分は「名前が悪い」んだと。へーえ。私なんか、名前だけでファンになったんだけど。たしかに意味が分からないと長くて訳のわからない名前かもしれない。そう言えば、子どもの頃、「フィオルディリージ」(コシ・ファン・トゥッテのヒロイン。Fior・di・ligi=貞節の花)について、なんでこんな変チクリンな名前なんだろう、と思ったものだ。

パプリカ

2015-06-27 08:38:12 | グルメ

ためしてガッテンでやってたことを真似て、パプリカを1時間オーブンで焼いて真っ黒にして(写真1枚目)、で、皮を剥こうと思ったらうまく剥けなかった。しかたがないんでスプーンで実を皮からこそぎ落として食べた。甘いのはたしかだった。この日は、最近定番になった広島風お好み焼き+ブロッコリーのスプラッシュ(+チェコのビール。2枚目)。お好み焼きは鉄子で焼いた。ちょっと崩れたが、人に出すものではないからいい。最近、フライパンは鉄子だけ。他のフライパンたちが怒ってるよ、きっと。因みに、香辛料として瓶に入ってるパプリカって、野菜のパプリカを粉にしたものだったんだね。考えてみれば当然だが、両者、頭の中でつながってなかった。

中高年の婚活ブーム

2015-06-26 09:49:06 | 日記
昨日のマレ、ゴン太に気持ち変わってない?と聞かれて「変わっとらんよ」(うそつけ!)、一子に「マレが圭太と付き合えばいいじゃん」と言われて「ほーしたいよ」(ほーらみい!)、それを聞いてたミナミちゃんが「だったら何でお兄ちゃんと付き合うの?」(そうそう、おじさん(私)もそうおもっとった)。それが今日。フミさんが、そんなん「普通」というのを聞き、そう言えばそうだった。よくある話だ。いつから朝ドラのヒロインに清廉潔白を求めていたんだろう(オープニングの服が白いからだ)。糸子(カーネーション)はこんなもんじゃなかった。よし、これからは「性格の悪い女の子が回りをまきこんで自分だけいい思いをする話」として見よう。ところで、フミさんが「そういう話は60になれば笑い話」と言ってた。じゃ、60代のそういう話は?今、多いでんしょ?中高年の婚活が流行ってるそうだし。岸恵子さんが書いた69の女性と58の男の恋物語がヒットしてるそうだし。「クローズアップ現代」でも、「斎藤茂吉の時代なら秘めるしかなかった『愛の情熱』が今では常識」「一昔前なら『いい歳をしてみっともない』と後ろ指をさされたものが様変わり」と言ってたし(この表現に笑った。放送作家さんすごい!国谷さんも心なしかニコニコしてた)。こうした潮流は「新婚さんいらっしゃい」を見てたら分かる。50代なんてもう普通(こないだは、新郎が32で新婦が52だった。)。80代の新郎と70代の新婦ってぇのもあった。あるときなど、新郎がしゃべってる間に入れ歯が飛び出した。50代の男の未婚率は20%(!)。この「未婚率」には「生き別れ」「死に別れ」も入るんだろうか。ドイツでは、結婚経験なし=ledig、生き別れ=geschieden、死に別れ=verwitwedと区別される。日本でもそうして。geschiedenにはgeschiedenの誇りがあるんだから。因みに、私は婚活などしません。お金がかかりそうなことは"Nein,Danke"です。

降下するエクスタシー

2015-06-25 17:49:00 | 音楽
そのイァーゴ(ヤゴではない。因みに「空の大怪獣ラドン」に出てくる虫のおばけはヤゴである。)の歌、私の脳裏にはティト・ゴッビの歌で染みついている。オテロと二人きりの場面、イァーゴは、カッシオが寝言でこんなことを言ってたとオテロにちくる。その寝言がこれ(実はイァーゴの作り話。なお、デズデモナはオテロの妻):"Desdemona soave!(優しいデズデモナ!) Il nostro amor s'asconda.(僕たちの愛は隠しておこうね)Cauti vegliamo!(用心しようね) L'estasi del ciel tutto m'innonda.(天上のエクスタシーが総身を満たす)"うぐ~、最後のところ(L'estasi(エクスタシー)……)の色っぽいこと。しかもこれに付けられた音! レー……から半音ずつ下がってくる(写真の楽譜の4小節目の途中から)。これが、若い頃「ブンタカタッタ」ってなアリアを書いてた人と同じヴェルディか?(いや、ブンタカタッタは、それはそれでいいんだけど)下降するエクスタシー、そういえば、バラの騎士の前奏曲は、エクスタシー(こっちのエクスタシーは、もちっと直接的)の直後、やはり半音で下降したっけ。因みに、ゴッビは、「デズデーモナ、ソアヴェ」以下、超へろへろ声で歌う(もちろんわざと)。私、某会のソロ・コーナーでゴッビを真似して超へろへろで歌った(わざとじゃなくても超へろへろ!えへん!)。歴史的(この会の)に受けなかった。

♪デズデーモナ、ソアーヴェー

2015-06-25 10:03:26 | グルメ

いただき物のニシンの酢漬けを食す。まろやか!旨い!1時間チャリをこげば売ってる店にたどりつけるらしい。そのくらいだったらいつも合唱の練習んときこいでる。行こう。そのほか、ベランダで穫れたミニトマト、ニョッキ(大葉を混ぜてみた)、ラディッシュのピクルス(自分で漬けた)、ブロッコリーにカイワレを和えたもの(こうすると、スルフォラファンの吸収が良いそうだ)。で、ワインはなにを合わせようかな、行きつけのヴァンダンジュで相談したら、いくつか候補があがる中、「soave」!たちまち頭の中で「デズデーモナ、ソアーヴェー」(イァーゴ(トンボの幼虫ではない)の歌)。決まり。

映画「赤線地帯」

2015-06-24 21:28:09 | 日記
溝口健二監督の映画「赤線地帯」をBSで観る。1956年に公開された作品で、売春防止法施行(私が生まれた年=1958年)前の「特殊飲食店」で働く人たちを描いたもの。冒頭から「ぴよ~~~ん、ぴよ~~~ん」って感じの現代音楽が鳴り響く。音楽担当は誰かと思ったら黛俊郎さんだった。この映画で娼婦を演じてる女優さんたちはみんな当時の大スターだそうで。例えば、小暮美千代さん、知ってる。子どもの頃、ドラマ(題名は忘れた)でこの方を見た。既に大奥様風情だった。口元のほくろで覚えてる。それから、若尾文子さん。有名建築家の奥様で最近までよくテレビでお顔を拝見した。ありゃ、この丸顔の妖艶な感じの方は誰だ?京マチ子さん!この方が。へー。色っぽい。黒澤明監督の「羅生門」に出てらした?あれ白塗りで顔がよく分からないし。因みに、その「羅生門」、芥川龍之介の「羅生門」より「藪の中」を思わせる筋だった。