拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

後輩と言ったらバチがあたる

2014-01-31 11:03:29 | インポート
割烹着で実験をするリケジョが世紀の大発見をしたんだそうな。私、この方と大学が同じ。でも学部が違うし、歳は25歳離れてるし、どこにも接点はない。こういう方を後輩と言っていいのだろうか?(後輩の威を借る私)福岡の人は、福岡というだけで、タモリさん(大学の先輩)に「おれ、先輩」と言って肩をくんでくるそうだ。その流儀でいけば、件のリケジョを後輩と言ってもいいかな?(いいとも~)いや、いや、いけない。ばちがあたる。ちなみに、安倍さんの前の総理大臣は、私の一個上で、同じ学部。これはかなり近い。こちらは先輩と言っても小バチくらいですむ?それから、数年前に声楽コンクールで優勝しただれとかさんは、私の大学んときの合唱団のOGだそうだ。後輩……もう、やめとこ。だれとかさん、って言ってるくらいだし(名前も知らない)。

物は壊れる

2014-01-31 09:40:52 | インポート
3年目の石油ファンヒーターが、エラーでしょっちゅう止まる。理由は、一年前の灯油を使ったことらしい(ネット情報)。え~?春に残った灯油、どうしたらいいのさ~。とりあえず、暖房をどうにかしなきゃ。久しぶりにエアコンつけたら、ガ~~~っ、ごごごごごっ、とすごい音がする。消費税が上がる前にエアコンを買い換えるべきかな~。かなり省エネになったというけど、まとまった金額でしょ、元がとれるのかな~。とか思案してたら、仕事用のビデオカメラ(講義の撮影に使う)、3年間の酷使の末に動かなくなった。一刻の猶予もない。通販で即注文。次の日にくる。編集ソフトも新しいやつを即マスター。それから、自慢のCD,DVD収納タワーが崩壊の危機。組み立てるとき、ピン一個を付け忘れた。たくさんあるうちの一個だけだから問題ない、と思ったら、大間違い。物は壊れるな~。

ドレスデンのクロイツ・コーア

2014-01-30 09:24:25 | インポート
ドレスデンのクロイツ・コーアのCD十枚組(2800円。1枚あたり280円。別に書かなくても分かる計算)、シャイトとシャインにそれぞれ1枚まるまる割り当てられてる。同じドイツ三大Sでも、シュッツほどCDは多くないから貴重。もちろん、シュッツも入ってますが、ダヴィデ詩篇曲集は抜粋。全曲は他の演奏家のCDがある……が、クロイツ・コーアの演奏はすごい。で、一部重なるからもったいない、と躊躇しつつもクロイツ・コーアの全曲CDを買う。そしたら、3分の2はフレーミヒ指揮だった。残りがマウアースベルガーで、それがさっきの抜粋曲目だった。そっか、単に枚数節約で抜粋にしたんじゃなかったんだね。

ルネサンス後期の半音階

2014-01-29 10:20:39 | インポート
夫婦げんか中の両親に自分たちの仲睦まじさを見せつけて仲直りをさせようと、喜代美が焼き鯖を草々の口元に「あ~ん」。で、過ってほっぺたに(ダチョウ倶楽部か)。ひゃー、ひゃっ、ひゃっ、ひゃっ。腹がよじれる。免疫が上がる!免疫といえば、こんな曲を書いたから免疫が下がって病気になったかもしれないのがレオ・ハスラー(ルネサンス後期)。「Ad dominum」は半音階のオンパレード(いやいや、とても面白いです)。同時代で活動場所も近かったラッソ(ラッスス)も半音階で有名。ルネサンス後期、半音階がブームだったのかな。半音階とくれば、同時代のジェズァルド(これが真打ちか)。浮気妻とその浮気相手をベッドで殺したんだって。その行状と半音階が妙にマッチして「狂気の」のジェズァルドと言われます。

ライアンで連想する人名(馬名)

2014-01-28 10:01:18 | インポート
ライアンで思い浮かべる名前。映画ファンなら「メグ・ライアン」「プライヴェート・ライアン」。大リーグファンなら「ノーラン・ライアン」(豪腕ピッチャー)。オペラファンなら「ランス・ライアン」(おととい記事にした)。競馬ファンなら「メジロライアン」。オグリキャップのラストランで、みんなが復活の走りに息をのんでるとき、一人、「ライアンっ」「ライアンっ」と連呼した競馬評論家(故人)がいた。さて、人名のライアンの綴りは「Ryan」。ガオーのライオン(lion)の発音も「ライアン」。iPadの音声入力を英語モードにして、発音チェック。おっ、しっかり「Ryan」「lion」と変換されたぞ。以前、外国人とドイツ語でしゃべってて、「第九はLondonの委嘱によって作曲された」と言ったら、え?どこだって?と言われたのがトラウマになってる。そういやー、なんかのハリウッド映画の日本語吹き替えを観てて、子供達の探検の話で、みんなが「罠」と言ってるとき、日系の子が「わら」と言ってつっこまれるシーンがあった。原語は知らない。推測するに、「trap」を「tlap」と言ったんじゃなかろか。

ヴァルキューレは単数だった。めいけんはラッシーではなかった。

2014-01-27 10:11:07 | インポート
昨年のバイロイトのリング、演出が物議をかもしたそうで、ほぼ毎回、殺意させ感じさせるブーイング。でも、それを消すくらいのブラヴォーがとぶのは演奏の力。特に、ヴァルキューレの第1幕はブラヴォー一色だった。そのヴァルキューレ(Die Walküre)、私、複数だとばっかり思ってた。Walkurが単数で、複数でWalküreだと漠然と思ってた。Kur(治療)ってぇのがあるし。すると戦場看護師みたいなイメージになるでしょ。ところが、Walküreは単数。複数はWalküren!調べたら、küren(選び出す)という動詞があった。あー、こっちですよ。ヴァルキューレの仕事って、戦士を選別して使えそうなのをヴァルハラに連れて行くことだった(Kurだとしても、複数は-enだから、おかしいと思わなきゃいかんかった)。すると、リングの「Die Walküre」は一人のヴァルキューレ=ブリュンヒルデのことだったんですねー。私、別にWalküreは複数だと言いふらしたことはないから、わざわざ自分の無知を喧伝する必要はないけれど、ネタになることなら、身を削っても使う。ついでに、私のワグネリアン度を疑わせる話もう一つ。解説の人が粗筋をしゃべってて、「めいけん……」と言いかけて、私、一瞬、ラッシーだと思った。めいけん=名剣=ノートゥングですよね、まったくもう。

恐るべし、キリル・ペトレンコ(昨年のバイロイト音楽祭)

2014-01-26 15:03:51 | インポート
昨年の暮れのFMでやったバイロイト音楽祭の録音を今頃聴く。まだまし。一昨年の紅白はまだ見てない。先週の新婚さんいらっしゃいも見てない。で、リングなんだけど、おどろいた!なんてきれいな演奏だろう!指揮のキリル・ペトレンコ恐るべし(去年は、名前のうちキとペしか知らなかった)。ヴァルキューレの第1幕の二重唱や、ブリュンヒルデの自己犠牲がこんなに叙情的に演奏されたのを聴いたことがあったろうか。ジークリンデを歌ったアニア・カンペ(ドイツ語のWikiではドイツ人歌手。英語のWikiでは、ドイツで生まれたイタリア人歌手、とある)、今後要チェック。キャサリーン・フォスター(歌手になる前は看護師さんだった)も、ブリュンヒルデをリートのように歌った。また、そういった繊細な歌にぴたっと合わせたペトレンコ。それでいて、鳴らすところは十分に鳴らす。普段聴こえなかった音も聴こえたぞ。神々の黄昏の大団円で壮麗な音響の中で、一瞬鳥のさえずりのような音。スコアを見たらオーボエがソラシラ(ラとシは♭)と吹いてた。この部分にかぶさるハーゲンの歌(Zurück vom Ring)は、ここで歌ってるはず、と思って聴くと聞こえる。ジークムントのボータはいつもどおり高音楽々。売り出し中のヘルデン・テナーのランス・ライアンは、伸ばすとき、わんわんと波打つ(古楽の指揮者は来ないでと言いそう)。多分、立派な声なんだろうな、こういう声は生で聴かないと真価は分からない。

レコードは絶滅してなかった

2014-01-26 09:34:43 | インポート
2,30年前、中古レコード店通いが趣味だった。箱の中のレコードを持ち上げタイトルを確認し、瞬時にいる、いらないを判断して元に戻して次にいく、この一連の動作を高速で行う=特殊技能でした。最近、また中古屋通いをしてるんだけど、なんと、中古LPがわんさとある(絶滅してない)。で、おじさんたちが特殊技能を発揮してた。今回の収穫は、パレストリーナのミサ曲集。な、なんとCD5枚組で900円!安いのは演奏のせい?とーんでもない、歌ってるのはプロ・カンティオーネ・アンティクァ!私が学校の合唱団で古楽を歌ってたときは、プロカンは超ビッグネーム。その地位をタリス・スコラーズに奪われてこの値段なのかなー。そのタリス・スコラーズのパンジェ・リングァ(ジョスカン・デプレ)のCDも500円。音楽を聴く人が恵まれてる時代になりました。

ザ・タイガース(初期メンバーで復活)

2014-01-25 09:21:07 | インポート
ザ・タイガースの復活コンサートをBSで観る。脱退したトッポ(加橋かつみ)も、先生になったピー(瞳みのる)も出てる。私(当時小学生)はトッポが好きだった。その声、あらためて聴く、高くてきれいですねー。それから、トッポと入替にタイガースに入った岸部四郎が車いすで登場してイエスタデイを歌う。おろっ、このかたの声も高い。聴衆は私よりちょっと上のお姉様がほとんど。ジュリーが、「きみだけーにー」と指さすと、「あたしだけ」と思った(かどうか)お姉様たちがキャー。50年前と同じだ。「シーシーシー」と「廃墟の鳩」(後者はトッポのソロ。とってもきれい)が聴けなかったのが残念。トッポが歌う「花の首飾り」の歌詞、「お会いの印」だと思ってたのは、「Oh,愛の印」だった(小学生なもんで)。つまらないこと=なんで、タイガー「ズ」でないんだろう?そういやー、持株会社も、なんで○○ホールディング「ズ」でないんだろう?

目の付け所が違うでしょ(しゃぶしゃぶ)

2014-01-24 10:42:19 | インポート
「N響 しゃぶしゃぶ」で検索すると、私のブログがトップでヒット。N響事件で「しゃぶしゃぶ」にとびついたのは私のほかわずかだったということか。「目の付け所が違うでしょ」というCMがありました。さて、小澤征爾さんは、N響と決別した後、日本の某フィルの指揮者になられましたが、同フィルの経営がやばくなったとき、当時の昭和天皇に「助けて下さい」と直訴してました(ニュースで見た)。これはノー・プロブレムです。「何人も、損害の救済(中略)その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない」ですから(憲法16条。ただし、手続的には、天皇に対する請願書は、内閣に提出すべきでした(請願法3条1項)。)。これに対する昭和天皇の反応は、「それは大変だね」。これは、せいいっぱいの反応ですね。「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない」ですから(憲法4条1項)。そういやー、最近、天皇に直訴した国会議員がいた。これは話は別です。国会議員だったら国会でがんばるのが仕事だろう。それをしないで人に頼んでどうすんのさ。まさか、法律を作る国会議員が憲法や法律を知らないはずはないよねー。ただね、不敬罪(今はない)だ、みたいに大騒ぎするほどのことでもないと思う。

N響事件

2014-01-23 15:54:19 | インポート
小澤征爾さんの自伝が日経に連載中。カラヤンの話、バーンスタインの話ときて、出ました、N響事件。今回の記事で初めて知ったこと=N響のえらい人たちがしゃぶしゃぶ屋(ノーパン……ではないですね。この時代)でボイコットの相談をした、ということ。ま、それぞれ部外者にはうかがい知れぬ事情がおありなのでしょうが、でも、N響の人たちって超お上手なんでしょ?だったら指揮者が多少未熟でも弾けるんじゃないですかね。ベルリン・フィルは、指揮者がダメだと思ったら勝手にどんどん弾いちゃうんですってよ。なにもしゃぶしゃぶ屋で(こだわってる)徒党を組まなくてもいいのに。小澤さん、日本では「自分も若かった」と控えめですが、海外ドキュメンタリーではかなりぶちまけてらした。今度の連載はそんな感じになってます。ところで、小澤さん、ご実家がとっても貧乏だったとお書きになってる。それでも親御さんが音楽教育にご熱心であらせられた。子どもには「うちは貧乏」と言って出費をけちっときながら卵はいつもヨード卵光だったどっかの家とはえらい違いだ(最近判明した。子どもの教育より自分の胃袋)。