マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

今を生きる命・・・『百合の花』 そして 『御心ならば、わたしを清くすることがおできになります。』

2021-02-14 10:00:00 | 自然・花々・樹木・ガーデニング・畑
2月14日。日曜日。晴れ。

部屋中に薫る。

                 『百合の花』
    
         一昨日以来、我が家の居間に芳醇な薫りがただよう。

       一茎に『五つの花』をつける百合に、いとおしさを覚えます。
      全部の蕾がやがて開いて、更なる香りを放ち、そして枯れていく。

       終わりのある命ゆえに、今を生きる『命』の価値が高まる。
   私も、百合に倣って、今を生きる『命』に忠実でありつづけたいものです。
       
          今日は、百合に教えられて・・・
      人生のあるべき姿を考えさせられました。 感謝!感謝!


そして。

今日は2月14日。年間第六主日。

『今日の入祭唱』

   『神よ、あなたはわたしの大岩、 わたしの砦。
  御名にふさわしく、わたしを守り導いてください。』

       詩編 31章4節



『今日の福音 イエスの御言葉』

        『そのとき、 重い皮膚病を患っている人が、
         イエスのところに来てひざまずいて願い、
 
   「御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」 と言った。

       イエスが深く憐れんで、手を差し伸べてその人に触れ、
         「よろしい。清くなれ」  と言われると、
        たちまち重い皮膚病は去り、その人は清くなった。


イエスはすぐにその人を立ち去らせようとし、
   厳しく注意して、言われた。
       「だれにも、何も話さないように気をつけなさい。
ただ、行って祭司に体を見せ、モーセが定めたものを清めのために献げて、人々に証明しなさい。」

しかし、彼はそこを立ち去ると、 大いにこの出来事を人々に告げ、 言い広め始めた。
それで、
   イエスはもはや公然と町に入ることができず、町の外の人のいない所におられた。
     それでも、人々は四方からイエスのところに集まって来た。』
          マルコ福音書 1章40-45節


     当時の社会では、「重い皮膚病」の方は、
  お人にうつると考えられ、 人々の生活の場から隔離され住んでいました。
完治したときは、司祭に体を見せに行き、『完治証明』されると、一般社会に戻れました。

今日、私はこんな風に考えました。

      「重い皮膚病」の方は、
   家族とも友人とも離され、 すべてものを取り上げられ、
      ただ一人で隔離される状態になって、 何を考えたのでしょうか?

    ただ一つのこと・・・神から与えられた『命』の大切さではないでしょうか。

       今までは当たり前と思っていた『命』が、
ただ一つ自分に残こされた唯一のもの、得がたいもの、であることが分かったのではないでしょうか。
    『命』の価値が、最上のものとして、高まったのではないでしょうか。

そして・・・

     『命の価値』に気づいた「重い皮膚病」の方は、
      『命』を救う方であると信じるイエス様に、
    律法を無視して近寄り、 ひざまずいたのです。 願い出たのです。
       イエス様に『希望』を託したのです。
    『御心ならば、わたしを清くすることがおできになります』 と。

すると・・・
      イエス様は、 病人さんをとがめることもなく、
        病人さんの『希望』と『信仰』を知って・・・
『深く憐れんで、手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」 と言われ』
      重い皮膚病を取り去り、その人を清くなさったのです。


       「重い皮膚病」の方は、
何もかも失うことにより・・・
   自分の人生に何が一番大切か、ということに気づいたのです。
     より良い人生を歩むことになったのです。


それは・・・

    病人さんの悲しみと苦しみが 、病人さんの心を清めたのではないでしょうか。
         自分の『命』の価値を減するどころか、
  与えられた『命』と『人生』 に忠実であり続けようと気づいたのです。
    『人生の最上のもの』:人生の最後に残るもの:『命と信仰』
                                 に気づいたのではないでしょうか。


使徒パウロは言いました。
     『苦難をも誇りとします。わたしたちは知っているのです。
    苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。
       希望はわたしたちを欺くことがありません。』

         ローマの信徒への手紙 5章3-5節
   又。
      『信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。』
         コリントの信徒への手紙Ⅰ 13章13節
  

私たちも、
若き者も老いた者も、
健康者も病人さんも、
互いの『命』を大切にするために、
イエス様に倣って、互いに助け合いたいものですね。
助け合いこそが幸せではないでしょうか。


『今日の祈願』

  『いつくしみ豊かな神よ、 救いの喜びに満たされて祈ります。
      聖霊に促されて遣わされるわたしたちが、
  神の言葉を伝える者として力強く歩むことができますように。』



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13日深夜の福島、宮城両県で最大震度6強の地震の発生。
宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川の9県に被害は及んだとのことです。
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